キャサリンが夫を殺害しても世界が終わらなかった要因!映画『TENET テネット』

映画『TENET テネット』では、キャサリンが夫を殺害したら、世界が終わるハズだったのに、消滅しなかったので、その要因について解説します。

映画『TENET テネット』のキャスト

アメリカ合衆国とイギリスによる合作のタイムスリップ映画『TENET テネット』は、日本では2020年9月18日に公開されました。

監督&脚本

登場人物&俳優

映画『TENET テネット』のストーリー

キエフ国立オペラ劇場で、武装グループが突入して行き、激しい戦いが繰り広げられる仲で、CIAの名もなき男は『今のうちにプルトニウム241』を回収しようと動き出しますが、そこで弾丸を逆光させる人物に援護されます。

しかし、敵に捕まってしまい拷問にあってしまうので、命を絶とうとしたら、なぜか見た事もない施設で目覚めてしまいました。『ここはどこだ?』と思っていたら、そこは第三次世界大戦を未然に防ぐための組織のアジトでした。

「なんだ?核戦争が起きるというのか?」と疑問をなげかけますが「それよりも深刻だ」と言われて、時間を逆光させる所を見させられます。

弾丸を調べてみたら、インドで作られた事が分かり、ムンバイまで行くと、ニールと合流して、世界を破滅させようとする敵を食い止めようとします。

しかし、セイターは時間を自在に操りプルトニウムを盗もうと動き出していて、名もなき男たちが止めようとしても、未来から過去に戻り、自分たちが何をしようとしているのかバレてしまうのです。

名もなき男たちは、今までと見た事がないプルトニウムを手にしますが、 セイターは、自分の言う通りにしてくれない妻のキャサリンを人質にして、名もなき男の任務を妨害しようとします。

はたして、名もなき男は、どのような方法でキャサリンを奪還して、世界を救えるのでしょうか?

『キャサリンが夫を殺害しても世界が終わらなかった要因』

セイターが死んでしまったら、アルゴリズムというものが発動されて、世界が終わってしまうので、名もなき男はキャサリンに「絶対にセイターを生かしておくように」と忠告していました。

ところが、セイターは夫の今までの暴力的で傲慢な態度が許せず、殺害してしまいます。それでも世界は終わらなかったのですが、これは名もなき男たちが事前にアルゴリズムを奪い取って、分解していたからです。

キャサリンが夫を殺害したのも、十分に時間を稼いだので、もう大丈夫だろうと思ったからでした。これは、名もなき男たちなら、ここまで時間を稼げば、目的を達成できたはずと信じていたから、出来た事でしょう。

『TENET テネット』と他の映画を比較

映画『時をかける少女』でも、テネットと同じように、芳山あかり(演:仲里依紗)が過去にタイムスリップしていき、妻のことづてを未来の父親に伝えようとします。

しかし、年数を少し間違えてしまい、困惑していたら、溝呂木涼太(演:中尾明慶)と知り合って『なんとか、未来の父親に会えるように協力して欲しい』と頼み込みます。

その目的は達成されますが、芳山あかりのせいで、大事な人が死のバスへ乗せてしまう事になるのです!

この映画は、のちに夫婦となる仲里依紗さんと中尾明慶さんたちが共演した映画であり、ファンにとっても二人にとっても宝物のような映画と言えるでしょう。

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映画『TENET テネット』のまとめ

引用:https://www.amazon.co.jp/

TENET テネットを見た感想について、詳しく解説します。

映画『TENET テネット』のオススメ層

本格的なSF映画なので、タイムスリップする作品が見たい方にはオススメですが、少し話が難しい所があるので、キッズよりも大人向けの映画と言えます。

ただし、流血シーンは少ないので、家族そろって見る事ができるでしょう(子供が小さすぎる場合には、キャサリンが暴力を振るわれる所は、少し刺激が強いので、そこは注意したほうが良いです)。

  • ファミリー層:⭐️⭐️⭐️⭐️
  • キッズ:⭐️⭐️
  • 若年層:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
  • 中年層:⭐️⭐️⭐️⭐️
  • シニア層:⭐️⭐️⭐️⭐️

映画『TENET テネット』の残念な所

話が難しいので、よく集中して見ておかないと『この映画は一体何なんだろう?』と思ってしまうので、何かをしながら映画を見たい方には注意したほうが良いですね。

そして、世界が破滅する割には、戦闘シーンがあまり迫力のあるものではなくて、銃の打ち合いやカーチェイスばかりだったので、そこはもう少し迫力のある戦闘シーンを見せて欲しかったです。

映画『TENET テネット』の見所

過去にタイムスリップする映画は多くありますが、未来へ行ったり、過去へ行ったりして、過去と未来の両方から挟撃するシーンもあって、今までにないSF映画で、見所の多い作品でした。

今回は、キャサリンがパズルのピースのような存在で、重要な人物でした。キャサリンを味方につけるべきかどうか?そこが勝負の分かれ目だったので、セイターはもう少し奥さんを大事にするべきでしたね。