大河ドラマ『鎌倉殿の13人 第19話』では、静(石橋静河)が登場しますが、のちに源頼朝を激怒させる歌を披露するので、その内容や怒らせた理由を紹介します。
大河ドラマ『鎌倉殿の13人 第19話』のキャスト
鎌倉殿の13人の登場人物や俳優さんたちは、以下の通りです。
北条家
- 北条義時(演:小栗旬)源頼朝を匿う事に頭を悩ませてしまう
- 北条時政(演:坂東彌十郎)北条義時の父で、平家を警戒する人物
- 北条政子(演:小池栄子)北条義時の姉で、源頼朝に片思いしてしまう
- 北条宗時(演:片岡愛之助)北条義時の兄で、源頼朝を匿った張本人
- 北条実衣(演:宮澤エマ)北条義時の妹で、姉の恋心に感づく
- りく(演:宮沢りえ)北条時政の妻
- 牧宗親(演:山崎一)りくの兄
源氏勢力
- 源頼朝(演:大泉洋)源氏の後継だが、今は流罪を受けてしまう日々
- 大姫(演:落井実結子)源頼朝と北条政子の娘
- 万寿(演:丸山蒼來)源頼朝と北条政子の息子
- 源義経(演:菅田将暉)頼朝の弟で、奥州でかくまわれる身
- 静(演:石橋静河)源義経から愛された女性
- 源範頼(演:迫田孝也)源義経の兄で温厚な性格
- 梶原景時(演:中村獅童)源頼朝を助けてしまう武士
- 和田義盛(演:横田栄司)猪突猛進の所がある武士
- 木曽義仲(演:青木崇高)木曽で機をうかがう武士
- 木曽義高(演:市川染五郎)木曽義仲の息子
- 武田信義(演:八嶋智人)源頼朝に睨まれる源氏の武将
- 大江広元(演:栗原英雄)源頼朝の側近
- 阿野全成(演:新納慎也)源頼朝の異母弟で、北条実衣の夫
- 巴御前(演:秋元才加)木曽義仲の愛妾
- 源行家(演:杉本哲太)源頼朝の叔父
- 源頼政(演:品川徹)今まで平家側についていた源氏の武士
- 義円(演:成河)源頼朝の弟で僧侶になっていた人物
- 亀(演:江口のりこ)源頼朝の愛妾
伊東家
その他
平氏勢力
藤原家
朝廷
大河ドラマ『鎌倉殿の13人 第19話』のストーリー
北条義時は、大江広元に「何とかして、鎌倉殿と義経殿の仲をよくしたいのですが」と相談したら「法王様に義経殿を受領に任命してもらうのです。受領ともなれば、検非違使と兼任できないので、京都にとどまる必要がありません」
「それはよい考えです!」
朝廷では、頼朝からの願いに「のぼせあがっていますな、頼朝は」と憤慨する公家もいましたが、後白河法皇は「よいわ、受領に任命しておけ」と言い渡します。
公家たちは「それでは、受領という事なので、検非違使は解任という事で」と進言したら「いや、兼任でよい」と言い渡して、あくまでも義経を頼朝に会わせず、二人を争わせようとしてしまうのです。
北条義時たちは、なんとか兄弟同士で争わないようにと考えて、北条政子を説得して、源頼朝に「父上(源義朝)の葬儀に来るようにと言いましょう」と進言します。
ところが、後白河法皇は仮病を装って、義経を鎌倉へ行かせないようにしてしまいます。しかも、義経の女たちの争いが災いして、愛妻が義経に近づく女を排除しようと企み、僧兵に襲わせようとします。
源行家は「これは、頼朝の仕業に違いない。後白河法皇に頼朝追討の宣旨を貰うべきだ」と勧めてしまい、義経は『血を分けた兄弟なのに』と断腸の思いでしたが、後白河法皇より頼朝追討の宣旨を貰いました。
源頼朝が自ら大軍を率いて京へ出撃しますが、源義経には兵500しか集まらず、姿をくらませてしまいます。後白河法皇は驚き、頼朝追討の宣旨を取り下げて、義経追討の宣旨を出してしまうのです。
源頼朝はこれを逆手に取り、全国に地頭を置かせてもらう事を要求して、後白河法皇は自滅していく事になりますが、今後はどうなっていくのでしょうか?
『静(石橋静河)が源頼朝を激怒させる歌』
源義経は、兵が集まらず逃亡の旅に出かける事になりますが、愛する女性 静は源頼朝に捕まってしまいます。
静は、舞の名手と言われていたので、多くの御家人たちの前で踊る事になりますが、そこで『しずやしず しずのおだまき 繰り返し むかしを今になすよしもがな』と歌ってしまいます。
これを現代語に置き換えると『静よ静よと繰り返し、私の名前を呼んで下さった、あの昔のように、懐かしい判官様(源義経)の時めく世に、今一度したい』という意味になります。
源頼朝にとっては、これから源氏の勝利を祝おうとした時だったので、反逆者の義経を慕う歌を披露したのは『ワシの前で、義経を慕う歌とは!』と激怒してしまいます。
しかし、北条政子から『私も同じ女として、頼朝殿が挙兵した時から付き従ってきたので、静の気持ちはよく分かります」とさとしたと言われて、一説には「私も同じ立場であれば、そうしたでしょう」とも言われています。
さすがに、度量の狭い男と言われた源頼朝であっても、北条政子にそこまで言われては、罰する事もできず、静を許す事にしました。北条政子は日本三大悪女と言われながら、忌み嫌われないのは、こういった事があるからなのでしょう。
大河ドラマ『鎌倉殿の13人 第19話』の見所とまとめ
第19話では、義経を襲った出来事が、女同士の争いとして扱われていましたね。しかし、これにより頼朝と義経の争いは、もう避けられないものとなってしまいました。
奥州の藤原秀衡は坂東に攻め込まなかった訳ですが、後々の事を考えたら、勝負してみる時だったかもしれません。
この後は、静がどうなっていくのか?見守りたいですね。