羌象(山本千尋)たちの5つの名言を紹介!映画『キングダム2』

映画『キングダム2 遥かなる大地へ』では、羌象(山本千尋)たちの5つの名言が出てきたので、詳しく紹介しましょう。

映画『キングダム2 遥かなる大地へ』のキャスト

日本による中国の歴史映画『キングダム2 遥かなる大地へ』は、2022年7月15日に公開されました。

監督&脚本

登場人物&俳優

  • 信(演:山﨑賢人)天下の大将軍を夢見る少年
  • 嬴政(演:吉沢亮)中華を初めて統一しようとする秦王
  • 漂(演:吉沢亮)信の盟友で、志半ばで命を落とす
  • 河了貂(演:橋本環奈)かぶりものを付けた女性
  • 羌瘣(演:清野菜名)寡黙な人物で、魏との戦いに挑む
  • 壁(演:満島真之介)信の知り合いで、千人将の一人
  • 尾平(演:岡山天音)信の幼馴染で戦いには不慣れな少年
  • 尾到(演:三浦貴大)尾平の仲間
  • 澤圭(演:濱津隆之)穏やかな性格をした伍長
  • 羌象(演:山本千尋)妹を眠らせて死地へ赴く女性
  • 麃公(演:豊川悦司)秦の大将軍ですが、騎馬隊に謎の待機命令を下す
  • 縛虎申(演:渋川清彦)秦の猪武者であっても、熱い心を持つ千人将
  • 昌文君(演:髙嶋政宏)嬴政に従う文官
  • 肆氏(演:加藤雅也)成蟜派の人物だが、途中で嬴政に従う人物
  • 王騎(演:大沢たかお)秦の大将軍であり、信から尊敬される人物
  • 騰(演:要潤王毅の副官
  • 呂不韋(演:佐藤浩市)秦の丞相
  • 呉慶(演:小澤征)魏軍9万を率いる大将軍
  • 宮元(演:高橋努)魏の将軍として丘に陣取り、秦軍を苦しめる

主題歌

日本による中国の歴史映画『キングダム2 遥かなる大地へ』の主題歌は、Mr.Childrenの『生きろ』です。

映画『キングダム2 遥かなる大地へ』のストーリー

秦の宮殿で、他国の刺客が密かに侵入して、嬴政を暗殺しようとしますが、信の活躍により、何とか嬴政を守りきりました。

安堵するのも、束の間で、兵士が「申し上げます、魏軍が国境を超えて進軍してきました」と進言してきて、その数は何と9万!

嬴政は「大きな戦が始まる」と危機感を強めますが、信は「いよいよ、戦かぁ」と胸がおどる思いでした。

魏軍は、蛇甘平原で2つの丘を占領して、地の利は圧倒的に有利でした。秦の武将たちは「将軍、ここは兵士が集まるまで待ちましょう」と進言しますが、麃公は歩兵に進軍するように命じてしまいます。

信は仲間たちと共に奮闘して、魏軍の先鋒を撃退しますが、大きな土煙が起きて「なんだ、あれは?」と戸惑ってしまいます。そうしたら、魏軍自慢の戦車部隊が突撃してきますが、麃公はなぜか騎馬軍に待機命令を出してしまうのです。

部下たちは「麃公は何を考えているんだ?」といきりたちますが、その間に秦軍の歩兵は、ほぼ壊滅してしまいました。信たちは、手薄になった丘に攻撃をしかけていき、魏軍の守備兵を激しい戦いを繰り広げます。

麃公は、その知らせを聞いて「騎馬全軍命じる、今こそ突撃して、相手を食い止めながら、丘に攻撃をしかえよ」と命じて、多くの犠牲を出して、一つの丘を占領しました。

ところが、信は敵の生き残った守備兵と本隊のはさみうちにあい、絶体絶命の危機に陥ります。そこへ、憧れの王騎大将軍が、わずか500騎でかけつけて「童、信。あなた、ずっと死地にいるんですよぉ」と言ってきたのです。

王騎が駆けつけた事によって、今度こそ魏の本隊を打ち破れるのでしょうか?

『羌象(山本千尋)たちの5つの名言』

映画『キングダム2』で、羌象(山本千尋)たちによって5つの名言が出たので、詳しく紹介しましょう。

『無理じゃない、だって、お前はまだ生きてるじゃないか』

尾平(演:岡山天音)は、戦場で足を怪我してしまって「俺は、もう無理だ。お前は先に行け」と仲間を逃がそうとしますが、羌瘣(演:清野菜名)「無理じゃない、だって、お前は、まだ生きてるじゃないか!」と叱咤激励します。

人間死ぬまで終わりじゃないので、生きている間は決して諦めてはいけないという名言であり、多くの人が勇気付けられる言葉でしょう。

『勇猛さと無謀は違う』

縛虎申(演:渋川清彦)は、部下に辛くあたり、兵士を死地に送り込むような猪武者でしたが、それは戦場の過酷さをよく知っていたから、そうせざるを得なかった所がありました。

それは周りから理解されず、恨まれる事もしばしばありました。

しかし、丘を陣取り、命を引き換えに宮元を打ち取り重症に陥った時に、部下が「敵の守備兵が迫っています、ここは一旦、丘を降りましょう」と進言してきたら、信は「何を言ってんだ!縛虎申や多くの仲間が命がけで取った丘だぞ」と反発します。

そこで、縛虎申は「信と言ったな。勇猛さと無謀は違う。それをはき違えば早く死ぬ。この丘を取り、宮元を討ち取った事で戦局は変わったのだ」と静かにさとしました。

自分が死のうとしているのに、残った信が成長できるように、最後の力を振り絞って、さとしてあげるとは、縛虎申こそ将軍の中の将軍と言えるでしょう。

『時には本能が知能より勝る時があります』

王騎(演:大沢たかお)は、信に「呉慶は魏の策士であり、麃公は無謀な突撃をしたかに見えます。しかし、時には本能が知能より勝る時があります」と意味深な言葉を投げかけました。

その言葉通り、ずっと魏軍が優勢だったのに、麃公はここぞという所で軍を動かして、見事に魏軍を撹乱していったのです。

戦場では、知能が優れている将軍が勝つ事が多いものですが、時には本能で動いて優勢になる事もあるのでしょう。

『それが将軍というものです』

信は天下の大将軍を夢見ていましたが、感情ばかりが先行してしまうので、王騎から「呉慶と麃公の二人は、ずっと前から先の事を読んで軍を動かしていたのです。それが将軍というものです」と言われてしまい、信は『天下の大将軍を夢見るなら、もっと考えて行動するように』とさとされてしまうのです。

やはり、大将軍ともなれば、先々の事を考えて、時には非情な決断をしなくてはいけません。縛虎申にはその素質があり、信にはまだまだ不勉強な所があったのでしょう。

『これだから、やめられぬのだ戦は!』

呉慶は、本陣近くまで麃公に攻め込まれてしまい、部下から「ここは退避を!」と進言されますが「これだから、やめられぬのだ戦は!」と言い放ち、麃公と一騎打ちをしてしまいました。

知略を使い、策士として恐れられた人物であっても、やはり将軍として血がたぎる思いがあって、このような勇ましい事を言ったのでしょう。

『キングダム2 遥かなる大地へ』と前作を比較

前作『キングダム』では、なぜ信の盟友の漂(演:吉沢亮)が死んでしまったのか?それがよく分かる内容になっているので、キングダムファンにはオススメの作品です。

ただし、今作ほど迫力のある合戦シーンではないので、今作を見てから、前作を見たら、少し拍子抜けする所があるので、そこは要注意ですね。

www.akira-movies-drama.com

映画『キングダム2 遥かなる大地へ』のまとめ

引用:https://kingdom-the-movie.jp/

キングダム2 遥かなる大地へを見た感想について、詳しく解説します。

映画『キングダム2 遥かなる大地へ』のオススメ層

秦と魏が戦い合うシーンが出てきますし、あの有名な呂不韋も登場するので、中国の春秋戦国時代に興味がある方は、一度は見ておく事をオススメします。

そして、羌象(演:山本千尋)は、妹の羌瘣を守ろうとして、妹は姉の仇を討とうとするので、姉妹で見てみるのも悪くはありませんね。

  • 国史に興味がある方:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
  • 姉妹:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
  • キッズ:⭐️⭐️⭐️⭐️
  • 若年層:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
  • 中年層:⭐️⭐️⭐️⭐️
  • シニア層:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️

映画館の状況

邦画では珍しいほど大きなスケールの映画という事もあって、平日なのに映画館は満席寸前でした。

年齢層は年配の方から若年層まで多かったようですが、休日にもなれば、子供連れの家族も来るかもしれませんね。

映画『キングダム2 遥かなる大地へ』の残念な所

尾平たちは弱いくせに、信に偉そうな事を言っておいて、戦場になると腰がひけてしまい『なんだかなぁ』と思ってしまいました。

しかも、澤圭(演:濱津隆之)は、伍長なのに、かなり穏やかな性格をしているので『本当に、この軍隊は大丈夫か?』と思ってしまう展開で、途中までは少し期待していたものと違う内容でしたね。

映画『キングダム2 遥かなる大地へ』の見所

前半まで、冷酷と思われた縛虎申が、命がけで敵に突撃したり、心を閉ざしていた羌瘣が少しずつ過去の話を始めたりして、少し気持ちがホッコリとしました。

羌瘣は姉の仇を討つために、魏の国を行こうとして、戦場に出てきた訳ですが、そうなったのは悲しみの一族だったからです。

悲しみの一族は、真の女戦士を作るために、仲間たちを戦わせて、最後に残った者を外の世界へ送り出していました。

羌象(演:山本千尋)は、妹の羌瘣を眠らせて、自分だえが戦地に赴いて、命を落としてしまいましたが、その姉妹愛は、なかなか感じ入ってしまいましたね。