映画『ミニオンズ フィーバー』では、ナックルズはグルーに優しかったのに、なぜか自分の部下にだけは厳しかったので、その理由について解説しましょう。
- 映画『ミニオンズ フィーバー』のキャスト
- 映画『ミニオンズ フィーバー』のストーリー
- 『ナックルズが部下にだけ厳しかった理由』
- 『ミニオンズ』シリーズの豆知識・ストーリー
- 『ミニオンズ フィーバー』と他の映画を比較
- 映画『ミニオンズ フィーバー』のまとめ
映画『ミニオンズ フィーバー』のキャスト
アメリカ合衆国のユニバーサル・ピクチャーの3Dアニメ映画『ミニオンズ フィーバー』は、2022年7月15日に公開されました。
監督&脚本
- 監督:カイル・バルダ
- 脚本:ブライアン・リンチ&マシュー・フォーゲル
登場人物&声優
- グルー(声:笑福亭鶴瓶)悪党を夢みる少年
- ケビン(声:ピエール・コフィン)グルーに寄り添うミニオン
- スチュアート(声:ピエール・コフィン)ケビンの仲間
- ボブ(声:ピエール・コフィン)ケビンに従うミニオン
- オットー(声:ピエール・コフィン)大事な宝石を渡してしまうミニオン
- ベル・ボトム(声:尾野真千)ナックルズを裏切る女悪党
- マスター・チャウ(声:渡辺直美)カンフーの達人
- ジャン・クロード(声:大塚明夫)ロブスターの爪で襲いかかる男悪党
- ヌン・チャック(声:田中真弓)修道女であっても、悪に身を染める人物
- スべンジャンス(声:速水奨)ローラースケートのチャンピオン
- ストロング(声:立木文彦)鉄の拳で襲いかかる男悪党
- ネファリオ博士(声:土田大)のちに、グルーの助手を務める人物
- マレーナ(声:京田尚子)グルーを叱りつける母親
- ワイルド・ナックルズ(声:市村正親)グルーに尊敬される男悪党
- バイカー: (声:宮野真守)オットーを助ける男性
映画『ミニオンズ フィーバー』のストーリー
ナックルズは、アジアの奥地まで侵入していき、探し求めていた緑色の宝石を手に入れましたが、宝石を取られた事に気付いた生物たちが大群で襲いかかってきたのです。
ナックルズは仲間に助けを求めて、空飛ぶ車に逃げ込もうとしますが、ボトムに裏切られて宝石だけ取られて放り投げられてしまいます。
ボトムたちは、強引な方法でリーダーを追い出して、少なくなった一人を補充しようとしたら、以前から悪党になりたがっていたグルーが志願しにやってきます。
しかし、ボトムは「あたな、お子ちゃまでしょう?学校にでも行って勉強してきなさい」と全くに相手にしません。
頭にきたグルーは、わずかな隙をついて、緑色の宝石を盗んで逃げ出していきます。ボトムたちは『あのガキ!』と怒りまくってしまい、執拗に追いかけていきました。
グルーは、オットーに宝石を託して「これ持って、家に戻りや」と言って、離れ離れになって姿をくらまします。しかし、オットーは可愛いヌイグルミを持っていた少年を見かけてしまい、大事な宝石とヌイグルミを交換してしまいます。
自宅に戻ったグルーは、オットーが大事な宝石を手放した事を知って「お前ら、全員クビや!」と激怒して、宝石を取り返そうとします。
しかし、ナックルズがグルーを拉致してしまい、ミニオンズに「今すぐ、宝石を持ってこい、さもなくば、こいつの命はないぞ」と脅迫してしまうのです。
ミニオンズはあわてて、宝石を取り戻そうとしますが、ナックルズは自分を慕ってくれるグルーに、少しずつ心を開いて、一緒に悪党のチームを結成しました。しかし、ボトムたちがグルーを拉致してしまって、時計台に磔(はりつけ)にしてしまいます。
ナックルズやミニオンたちは、グルーを助けようとしますが、はたして上手くいくのでしょうか?
『ナックルズが部下にだけ厳しかった理由』
ナックルズは、部下には「宝石を取り戻したら給料をやる」と言って、あまり労いの言葉をかけてあげませんでした。
部下たちは、あまりにも冷たい態度に「もう、あんたにはついていけない」と立ち去っていきました。
それに比べて、ナックルズはグルーに、だんだんと優しくなっていき、悪党としての仕事方法を教えたり、ラストシーンでは時計台から救出しようとしたりします。
この違いは何か?それは、部下とはお金でしか関係を築けなかったのに対して、グルーは本心から自分を慕ってくれたので、お金がなくても気持ちで通じ合っていた事が関係しています。
さらに、印象的とも言えるシーンが、ナックルズがワニに食べられそうになった時に、グルーが手をさしのべて、すくい上げてくれた事です。
今まで仲間と思っていたボトムが、ロープを途中で離して、自分を放り投げたのに、グルーは逆にすくいあげてくれたと思って、部下よりも優しく接しようとしたと考えられます。
『ミニオンズ』シリーズの豆知識・ストーリー
www.akira-movies-drama.com上の内部リンクをタップ(クリック )したら、ミニオンズシリーズの全作品の豆知識・キャスト・ストーリーなどを見られるので、良かったら参考にしてみて下さい。
『ミニオンズ フィーバー』と他の映画を比較
映画『貞子3D2』では、安藤 楓子(演:瀧本美織)が、幼い頃に、母親が浴槽で手首を切って自殺した所を見てしまって、なんとか浴槽から引き上げようとしますが、少女だったので、大人の女性を引き上げられる力を持っていませんでした。
やがて、大人になった安藤 楓子は、姪の安藤 凪(声:平澤宏々路)が貞子に引きずられて、井戸に引き摺り込まれていくので『今度こそ、救い出して見せる』と思い、安藤 凪を見事に引き上げていきます。
そのシーンは、グルーがナックルズを助けようとする所と似ているものがあり、感慨深いものがあります。
映画『ミニオンズ フィーバー』のまとめ
ミニオンズ フィーバーを見た感想について、詳しく解説します。
映画『ミニオンズ フィーバー』のオススメ層
3Dアニメの映画なので、やはりキッズ向けの映画だなぁと思ってしまう映画でした。大人の場合だと、よほどアニメ好きの方でなければ、少し刺激の少ない作品と思ってしまうかもしれません。
- キッズ:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
- 若年層:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
- 中年層:⭐️⭐️⭐️⭐️
- シニア層:⭐️⭐️⭐️
映画『ミニオンズ フィーバー』の残念な所
グルーは、憧れの悪党チームに入りたかっただけなのに、強欲なボトムが邪険に扱ってしまうので、凄く残念な女悪党でしたね。
あれほど性格が悪いので、ナックルズとも上手くいかず、なにかと救いようのないキャラクターでしたが、そういう人物がいるからこそ、白熱していくのかなとも思う映画です。
映画『ミニオンズ フィーバー』の見所
ナックルズが仲間に裏切られて、部下にも立ち去れてしまいますが、それでもグルーに慕われた所は、少し癒される映画だなぁと思いました。
途中で、ナックルズは家を破壊されてしまい、グルーに立ち去るように言い放ってしまいますが、グルーを突き合わせていたら、この少年にまで辛い思いをさせてしまうと思ったのでしょう。
何やら、ナックルズとグルーは本当の家族のようにも見えて、ほっこりとする感じだったので、続編でもナックルズには出て欲しい感じですね。