土屋千佳（鈴木杏）が世界一で汚い子供だと思った理由！ドラマ『空白を満たしなさい第4話』

引用：https://www.nhk.jp/p/ts/P89L596WL7/episode/te/B76P44WX63/

ドラマ『空白を満たしなさい第4話』では、土屋千佳（鈴木杏）が自分を世界一、汚い子供だと思ってしまうので、その理由について解説します。

空白を満たしなさいは、2022年6月25日から放送開始されました。

土屋徹生は、手を握ろうとしたら、佐伯は手を振りほどいて、屋上から飛び降りてしまいました。

佐伯は一命だけはとりとめますが、警察から事情聴取受ける事になって、妻の千佳に電話をしたら「なんで、あの人（佐伯が）いたの？」「招待されていないのに、来てたみたいだ」。

「そう、でも徹っちゃんが無事で良かった」と、妻は安心します。

ところが、土屋徹生は死んだ日の事を思い出して、上司の安西に「僕は、仕事の日時を間違えてしまって、1ヶ月先にメモしていたんです」と打ち明けて「誰でも、そのぐらいの失敗はある」と慰められました。

土屋徹生は「それでも、飛び降りた瞬間の時まで記憶が蘇らないので、屋上へ行ってみたいんです」と頼み込んで、上司はその願いを叶えるために、二人で屋上へ向かいます。

屋上へ着いたら、土屋徹生は幻覚が見えてしまって「こっちへ来るな！こんなのは俺じゃない」とわめきだしてしまい、上司から「しっかりしろ！土屋」とさとされます。

土屋徹生は、いてもたってもいられず、ついに佐伯の家を訪ねてしまい「なんですか？私を笑いに来たんですか？」「いや、そんな事はない」

佐伯は、部屋中に飾ってあったゴッホの絵を指差して「ゴッホはね、多くの自画像を描いていますが、全て違う。周りの自画像たちによって殺されたんですよ」と熱く語り、土屋徹生は呆然となり、その言葉に耳を傾けるしかありませんでした。

しかし、土屋徹生は違う自分の手によって、自殺してしまったんだと思い、自宅に戻り、妻に「自殺してゴメン」と泣きながら謝ってしまうのです！

土屋千佳（鈴木杏）は、夫が自殺した事に向き合ってくれて、ようやく夫婦の絆も確かなものになり、息子も夫をお父さんと呼んでくれるようになりました。

ところが、土屋千佳は、自分の少女時代らしき子供を幻覚で見えてしまって、服には『世界一、汚い子供』と書かれていたのです。

土屋千佳の過去については、あまり明らかになっていませんが、恐らく少女時代に、クラスメートをいじめてしまい、自殺させてしまったのではないでしょうか？

それを思い出したのは、夫が自殺から生き返ってきて、夫も立ち直り、少し安心した所で、夫の自殺がリンクしてしまい、少女時代に犯した過ちを思い出してしまったのかもしれません。

これは完全な推測ですが、そうでもなければ、世界一、汚い子供などという強烈な言葉が出てこないでしょう。

土屋徹生が、自殺にようやく向き合えるようになったのに、今度は土屋千佳が過去に悩まされるようになるので、最後まで気が抜けないドラマ です。

それにしても、佐伯が『違う自分によって苦しめられる』という考えはよく理解できます。

『自分は、もっとやれるはずだ、本当の自分はこんな人生じゃない』と思ってしまい、絶望してしまう事があるのは、本当に理解できますね。

しかも、佐伯が車に乗り込んでいない事が発覚して、あれは土屋徹生の幻覚である事が分かり、本当に疲れ切っていたんだなぁと思ってしまいました。