熊谷航祐の足を海中で引っ張った黒い塊が何者か解説!映画『雨を告げる漂流団地』

映画『雨を告げる漂流団地』で、海中で、熊谷航祐の足を引っ張った黒い塊が何者か解説します。

映画『雨を告げる漂流団地』のキャスト

日本の2Dアニメ映画『雨を告げる漂流団地』は、世界同時で2022年9月16日に公開されました。

監督&脚本

  • 監督:石田祐康
  • 脚本:森ハヤシ&石田祐康&坂本美南香

登場人物&声優

映画『雨を告げる漂流団地』のストーリー

熊谷航祐は、以前まで鴨の宮団地で、家族と一緒に、兎内夏芽と住んでいました。ところが、そんな団地も、いよいよ解体作業の日が迫っていて、複雑な気持ちでいたのです。

学校に登校すると、明日から夏休みという事で、橘譲たちから「夏休みは自由研究のために、お化けが出る団地へ行こうぜ」と誘われますが「行かねぇよ」と断ってしまいます。

しかし、仲間の強引な誘いで、お化けが出ると言われていた鴨の宮団地に、潜入して行ったら、自分の祖父の部屋だった押入れに、兎内夏芽が眠っていて「なんで、お前がここにいるんだよ」と口論してしまいます。

羽馬令依菜は、熊谷航祐に好意を抱いていたのですが、団地に熊谷航祐たちがいる事を知って、安藤珠理と一緒に団地へ行ったら、いきなり大前が降り出して、あっという間に団地の周りは海に変貌してしまったのです!

これはどうなっているんだと愕然として、何か食料がないかと探し始めたら、のっぽという不思議な少年と遭遇(そうぐう)してしまい「うわわぁ、お化けだぁ。本当にいたんだ」と騒ぎ出してしまいます。

途中で、幽霊ではないと気づいて、みんなでカップ麺やお菓子などで飢えをしのいでいたら、次々にプール施設や遊園地などが海に流されてきて、鴨の宮団地に衝突していきました。

団地の中は浸水してきて、このままでは沈没する事は間違いありませんでした。

イカダを作って脱出しようとしますが、兎内夏芽は、のっぽだけが出て行こうとしないので、心配になって団地へ戻ってしまいます。

熊谷航祐は「夏芽ぇ!」と叫びますが、のっぽや兎内夏芽たちは、どうなってしまうのでしょうか?

『熊谷航祐の足を海中で引っ張った黒い塊が何者か解説』

熊谷航祐たちは、海の中に沈んでしまいますが、その時に、黒い塊が足を引っ張ろうとしますが、これは一体何者だったのでしょうか?

これは恐らくですが、成仏できなかった物の怨念ではないでしょうか?この映画では、団地や遊園地の魂が人間となって現れて行って、ラストシーンである場所に集まって、光り輝く世界の中で消えて行きました。

しかし、人間に忘れられた物や、捨て去られた物の中には、成仏できず、そんな人間を恨めしく思って、熊谷航祐を道連れにしたかった可能性があります。

『雨を告げる漂流団地』と他の映画を比較

団地が大雨によって、漂流する事になりますが、それに似ている映画が『バブル』です。

バブルは、多くの泡が降り注いでいき、東京は水浸しになってしまい、そんな中で、多くの若者たちが危険なゲームをしながら、たくましく生きようとしていました。

ヒビキ(声:志尊淳)は、謎の多い少女のウタ(声:りりあ)に惹かれて行きますが、思い出深い東京タワーに登ろうとしたら、バブルが増えていく一方で、危険が迫ってしまいます。

バブルは、美しい歌声やビジュアルが大きな見所になっていて、その美しさは漂流団地をしのぐものがありますね。

www.akira-movies-drama.com

映画『雨を告げる漂流団地』のまとめ

引用:https://www.hyoryu-danchi.com/

雨を告げる漂流団地を見た感想について、詳しく解説します。

映画『雨を告げる漂流団地』のオススメ層

昭和の時代に多く作られた団地で、少年や少女たちが不思議な少年な『のっぽ』に出会って、漂流される団地で何とか生きようとする映画なので、昭和を生きた方たちや、現代の子供たちでも楽しめる映画になっています。

そのため、家族そろって見る映画としては、オススメです。

  • ファミリー層:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
  • キッズ:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
  • 若年層:⭐️⭐️⭐️⭐️
  • 中年層:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
  • シニア層:⭐️⭐️⭐️

映画『雨を告げる漂流団地』の残念な所

謎の多い映画であり、なぜ、大雨により団地が漂流する事になったのか?その謎が解明されない中で、終わってしまったので、少しモヤモヤ感が残る映画でしたね。

その辺りは、少し残念な所なので、謎が残る映画があまり好きではない方には、要注意の作品です。

映画『雨を告げる漂流団地』の見所

資本主義によって、物がすぐに捨てられたり解体されたりするので、そういった物にも魂がある事を強く訴える作品なので、色々と感慨深くなる作品でした。

惜しい事は、なぜ夏休み前に公開しなかったのかですね。これがもしも、8月中に公開されていたら、多くの子供たちが夏休み中に素敵な思い出を作れたと思うので、9月になってから公開したのが謎です。