稲毛重成が罪をなすりつけられたのは過去に関係あり?大河ドラマ『鎌倉殿の13人 第36話』

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大河ドラマ『鎌倉殿の13人 第36話』では、稲毛重成が罪をなすりつけられてしまいますが、それは過去の所業が関係していたので詳しく解説します。

大河ドラマ『鎌倉殿の13人 第36話』のキャスト

鎌倉殿の13人の登場人物や俳優さんたちは、以下の通りです。

北条家

源氏勢力

その他

朝廷

大河ドラマ『鎌倉殿の13人 第36話』のストーリー

北条時政は、三浦義村和田義盛たちに「畠山重忠の一族を人質に取れば、畠山も従うだろう」と命じてしまいます。

しかし、三浦義村たちが畠山一族を説き伏せようとしたら、従おうとせず刀をむけてきたので、止むを得ず討ち取ってしまいました。

北条時政は「殺すなと言ったはずだ」と声を荒げますが、畠山重忠は高台に兵を進めてしまい、鎌倉と一戦を構える恐れが出てきたのです。

北条義時は苛立ちを隠せず、自ら総大将となり、畠山を一戦を交える事になりますが、密かに北条政子に「姉上、執権に逆らう事はできませんが、誤った事をする者が上に立つ、あってはならぬ事です」「何を考えているのです」

「今までと同じ事をするだけです」と静かに答えて、出陣していきました。

和田義盛は、北条義時に「畠山は、今は頭に血が上っているので、視界が狭まっている。奴が攻めてきた時、俺が横腹をつく」と進言します。

しかし、畠山重忠は、この策を見抜いていて、自軍が突撃していった時に、和田軍が横腹を突こうとしたら、事前に配置していた畠山の伏兵が後方から和田軍に襲いかかっていきました。

激しい戦いが続く中で、ついに畠山重忠は討ち取られてしまいましたが、多く御家人たちは、畠山に謀反を起こす気がなかったのに、執権のせいで命を落としたと思われて、その恨みは北条に向かい始めていきました。

北条義時は、父上に向かい「全ての罪を稲毛重成になすりつけて、批判の矢面に立ってもらいましょう」と進言して、執権の命により稲毛重成の首を斬ってしまいます。

これにより、御家人の心は、ますます北条時政から離れていき、北条義時は父上を権力の座から引き摺り下ろしてしまうのです!

『稲毛重成が罪をなすりつけられたのは過去に関係あり』

北条義時大江広元たちが計らって、稲毛重成に罪を押し付ける事にしますが、なぜ稲毛重成になったのでしょうか?

それは、恐らく過去の所業に大きな関係があったと思われます。

実は、稲毛重成は、当初、平家方の武将として、源頼朝と敵対した事がありました。かつて、比企家も源頼朝のために兵を挙げる事をしぶってしまい、これが北条に遅れを取った要因になりました。

稲毛重成は、北条家の婿でしたが、その妻に先立たれてしまい、北条にとっては切り捨てても痛くもかゆくもない存在になってしまったのも、稲毛重成の大きな不幸でした。

北条の婿だったゆえに、執権をそそのかして、畠山を退けた人物にしやすかったので、過去の所業や、色々な条件が重なってしまい、罪をなすりつけられてしまったのでしょう。

大河ドラマ『鎌倉殿の13人 第36話』の見所とまとめ

36話では、罪もない畠山が討たれてしまった上に、稲毛重成は罪をなすりつけられてしまい、もはやムチャクチャな所業であり、北条時政が没落していったのも納得できる内容でした。

大河ドラマは、強引に主役が全て正しい事を行なったように演出しがちですが、今回は北条義時のドス黒い手法が存分に描かれているので、好感の持てる演出ですね。