クレイトスがアレキサンダーを激怒させた暴言を紹介!映画『アレキサンダー』

映画『アレキサンダー』では、クレイトスが盟友であり君主だったアレキサンダーを激怒させた暴言について紹介します。

映画『アレキサンダー』のキャスト

中東の歴史映画『アレキサンダー』は、アメリカ合衆国・フランス・ドイツ・オランダで制作されて、日本では2005年2月5日に公開されました。

監督&脚本

登場人物&俳優

映画『アレキサンダー』のストーリー

若き頃のアレキサンダーは、暴れ馬も見事に乗りこなせて、周りの者たち「おぉぉぉ」と思わず歓声をあげて、父王も「我がす息子よ」と喜びアレキサンダーを抱き上げました。

王は「アレキサンダー、女には気をつけろよ、男より危険だ」と忠告しますが、この言葉を聞かなかった事がアレキサンダーに大きな影を落とす事になるのです。

8年後、フィリポオスは暗殺されてしまい、アレキサンダーマケドニアの王として君臨。しかし、若きアレキサンダーを侮り、多くの者たちが反乱を起こして、ペルシアは反乱を支援します。

アレキサンダーは反乱を鎮圧して、4万の軍勢で、ペルシアの都近くまで迫りますが、敵軍は25万もの大軍勢。

4万の兵に向かい「ダレイオスは卑怯な方法で、我が父を暗殺し、奴隷を率いて戦おうとしている。自由と、そして栄光とギリシャのためだ、ゼウスよ守りたまえ」と叫び、世界史を変える激戦の火ぶたが切って落とされました。

マケドニア軍は、長い槍を構えて、ゆっくりと前進する中で、ペルシア軍は雨あられの弓矢をあびせて、ラクダにまたがる兵たちが突進!

激しい戦いの末に、ペルシア軍は敗走して、ついにペルシアも滅ぼして、アレキサンダーは、わずか25歳で世界の王となったのです。

アレキサンダーはインドにまで軍を進めますが、美しきアジア人の女性を妃にしてしまい、アジア人を対等に扱いました。

しかし、盟友のクレイトスは、この事に不満を持ち、酒宴の席で暴言を吐いてしまい、アレキサンダーは槍でクレイトスを突き刺してしまったのです。

その後も、アレキサンダーはインドまで遠征を続けてしまいますが、深手を負ってしまい、ついに帰国の途についてしまいます。

しかし、重い病にかかってしまい、重臣たちが「後継者は誰に?」と聞こうとしますが、アレキサンダーが領土を拡大した大帝国はどうなってしまうのでしょうか?

『クレイトスがアレキサンダーを激怒させた暴言』

クレイトスは、アレキサンダーの盟友でしたが、家臣として大王を支え続けた英雄でした。

しかし、アレキサンダーマケドニア人よりもアジア人の女性を妃にした上に、アジア人を対等に扱ってしまい、不満をためこんでいました。

クレイトスは、酒宴の席で、アレキサンダーに「アジアの金ピカの衣装よりマケドニアのボロに身を包んで死ぬ。腰抜けどものようにひれ伏したりしない」

あまりにも生意気な言動が続いてしまい、アレキサンダーは自分がヘラクレスと同等だと言うと「その若さでヘラレクスと同等だと?あなたも1人でアジアを制覇したか?」と反発されてしまいます。

しかも、クレイトスは「アジアへの進軍は父上の考えだった。父上の血筋に不満か?」「私を侮辱し父をバカに!覚えていろ」

「今は奴ら(アジア人)にキスか?おまけに野蛮な子なし女を妻にし王妃だと?」

アレキサンダーは身を震わせるほど頭に血がのぼりそうになり「出て行け、クレイトス。手遅れになる前に」と忠告しますが「もう神も恐れないか?」

「お前を軍から外す、出て行け!」「俺は用無しか?ガウガメラで命を救ってやらねければ、今頃、俺たちはサルと寝なくて済んだはずだ」

「衛兵、反逆罪で捕まえろ!」と叫び、押さえつけようとする家臣たちをはねのけて「ゼウスの名の下に、お前を裁いてやる!陰謀の根を断ち切る」

クレイトスは「陰謀だと?哀れなパルメにオンを、あんたは殺せと命じた。恥を知れ。偽善者め!暴君、何が王だ。あんたも、あんたの母親もくたばれ!」

数限りない暴言に、ついにアレキサンダーの堪忍袋の尾が切れて、劔でクレイトスの心臓を突き刺して、殺害してしまいました。

アレキサンダー』と他の映画を比較

中東の古代史を扱う映画で『女王トミュリス』というものもあって、トミュリスは女であるにも関わらず、父を殺害した裏切り者を討伐して、草原の女王として覇を唱えます。

しかし、ペルシア帝国は、そんなトミュリスを危険視して大軍を差し向けて、大きな戦いが行われます。

今作でも、そうでしたが、ペルシア帝国は多くの国々に恐れられていた事がよく分かるので、古代史に興味がある方には、ぜひとも両方の映画を見て欲しいですね。

映画『アレキサンダー』のまとめ

引用:https://www.amazon.co.jp/

アレキサンダーを見た感想について、詳しく解説します。

映画『アレキサンダー』のオススメ層

中東の戦いが行われていて、紀元前331年に世界最強のペルシア帝国を滅亡させる戦争が描かれるので、古代史に興味がある方には、ぜひオススメしたい映画です。

  • 古代史が好きな方:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
  • キッズ:⭐️⭐️
  • 若年層:⭐️⭐️⭐️⭐️
  • 中年層:⭐️⭐️⭐️⭐️
  • シニア層:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️

映画『アレキサンダー』の残念な所

日本人は、日本史や中国史には詳しくても、古代史に詳しい方は少ないでしょう。そんな方にとって、アレキサンダーを見ても、分からない出来事や、知らない人物ばかりで、頭が追いつかなくなるかもしれません。

それが、この映画の残念な所というか、注意点と言えるでしょう。

アレキサンダーは多くの戦に勝ち進んで、アフリカから中東、さらにはインドにまで進軍しますが、なぜ、そこまで強かったのか?それがよく伝わらない内容になっていたので、そこも残念な所でした。

クレイトスの暴言は、アジア人である私たちにとっては、許せない内容ですが、かなりの暴言を吐き捨ててしまったので、それなら王に処罰されても仕方ないなと思ってしまいましたね。

映画『アレキサンダー』の見所

アレキサンダーが、6倍以上ものペルシアと戦う前に、部下を鼓舞し、世界史を変える戦いが行われるシーンは、壮大なスケールで描かれていて、すごいの一言でした。

しかも、ラクダや像にまたがる兵士たちが突進するのは、東アジアの日本や中国では考えられない戦いであり、これも中東ならではの戦ですね。