映画『貞子DX』では、Kenshin(池内博之)が呪いを拡散してしまいますが、それにはドス黒い深い理由があったので詳しく紹介します。
映画『貞子DX』のキャスト
日本のホラー映画『貞子DX』は、2022年10月28日に公開されました。
監督&脚本
登場人物&俳優
- 一条文華(演:小芝風花)IQ200の女子大学生
- 前田王司(演:川村壱馬)占い師でナルシストな男
- 感電ロイド(演:黒羽麻璃央)顔出しNGでも一条文華を応援する人物
- 一条智恵子(演:西田尚美)一条文華の母親
- 一条双葉(演:八木優希)一条文華の妹
- Kenshin(演:池内博之)TV番組にも出演する人気霊媒師
- 天道琉真(演:渡辺裕之)Kenshinの父親
映画『貞子DX』のストーリー
一条文華は、IQ200もある女子大学生として、メディアからも注目されていました。そこで、あるTV番組で、人気霊媒師のKenshinと一緒に『この世に呪いは実在するのか?』と議論する事になります。
Kenshinは、この世には呪いが存在すると言い張りますが、一条文華は「この世では、科学で解明できないものはありません」と反論して、番組は白熱しました。
番組が終わり、Kenshinから「あなたに、この呪いのビデオテープを差し上げます。一歩踏み出して解明してみて下さい」と言われますが、ビデオテープを家に置きっ放しにしてしまいます。
しかし、妹の一条双葉は、コッソリと深夜に、ビデオデッキを押入れから出して、呪いのビデオテープを見てしまいました。
呪いのビデオテープを見たら、24時間以内に貞子によって呪い殺されると言われていましたが、一条双葉は白いワンピースを着た親戚のおじさんが少し遠くから、つけられるようになったのです。
しかも、知人にはその姿が見えなくて自分にしか見えないので『これはきっと呪いのビデオテープのせいだ』と思ってしまい、電話で「お姉ちゃん、助けて」とせがまれて「分かった、何とか呪いを解明してみる」
一条文華は、呪いを解明するために、顔出しNGのネットの友達 感電ロイドに協力を求めて一緒に呪いについて考えたら、複数の人と一緒に呪いのビデオテープを見た者だけが、命を落とさない事をつきとめます。
すぐに、母親のスマホに『妹と一緒に呪いのビデオテープを見たら助かる』と送信をしたら、妹は24時間過ぎても、死なずに済みました。
ところが、自分と一緒に呪いを見たKenshinが死んでしまったので、呪いから救われるには、複数人と一緒にビデオテープを見るだけでは不十分である事が判明してしまいます。
はたして、呪いから解放するには、どうしたら良いのでしょうか?
『Kenshin(池内博之)が呪いを拡散した深い理由』
一条文華(演:小芝風花)は、呪いの原因をつきとめようとしたら、呪いの発信源のお寺が、Kenshinの実家である事と、呪いを宣伝するページにあった模様がKenshinが使っていた宝剣にもあった事を突き止めます。
「あなたが、呪いを拡散させていたんですよね?なんで、こんな事をするんですか」と問い詰めると「需要と供給だよ、うちの親父はイカサマでお守りを作って金を稼いでいた」
Kenshinは、呪いを拡散させたら、自分に助けを求める声が多くなっていき、自分がテレビに呼ばれる回数が増えて、金稼ぎが出来ると踏んだのでしょう。
そこで、呪いを爆発的に増やすために、一条文華を利用して、呪いから助かるには複数人で見たほうが助かると勘違いさせようとしたと考えられます。
複数人で見たほうが呪いを見る人数は飛躍的に増えるので、Kenshinはそこまで計算して行動していたのでしょう。
『貞子DX』と他の映画を比較
今作は、怖さよりもミステリーを重視している作品だったので、リングファンや貞子ファンにとっては物足りない作品に映るでしょう。
それに引き換え、映画『貞子』では、池田エライザさんが弟を呪いから救うために、悪戦苦闘していき、そこにはコメディやミステリーの要素などなくて、純粋にホラーだけを追求した作品になっています。
そのため、リングらしい怖さを求めるのであれば、今作よりも『貞子』のほうがオススメです。
映画『貞子DX』のまとめ
貞子DXを見た感想について、詳しく解説します。
映画『貞子DX』のオススメ層
リングシリーズで人気?の貞子を取り上げた作品なので、リングや貞子が好きな方には、オススメの作品です。
しかし、怖さは今ひとつなので、純粋に怖いホラー映画が好きな方には、あまりオススメできません。
それでも、裏を返せば、あまり怖くなくて流血シーンも少ないので、家族そろって見られるホラー映画とも言えます。
- リングが好きな方:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
- 貞子が好きな方:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
- キッズ:⭐️⭐️⭐️⭐️
- 若年層:⭐️⭐️⭐️
- 中年層:⭐️⭐️⭐️
- シニア層:⭐️⭐️⭐️
映画『貞子DX』の残念な所
呪いのビデオテープを見たら、知っている人が貞子のような格好をして、一定の距離からつけてくるのですが、インパクトがあまりないので『これはちょっとなぁ』と思ってしまいました。
さらに、なぜ呪いが拡散されるのか?どうやったら呪い殺されずに済むのか?そればかりに力を入れられている作品なので、それよりも怖い所に力を入れて欲しいと思ってしまう作品でしたね。
映画『貞子DX』の見所
今までにない貞子の作品で、ミステリーの要素が強いので、ミステリーホラーが好きな方であれば、ある程度は満足できる作品ですね。
さらに、前田王司(演:川村壱馬)がナルシストで気取ってしまう上に、女性にいちゃつこうとしては一条文華から全否定されるので、コメディの要素が多いのも大きな見所です。
まぁ、私の目から見たら、うざいだけのキャラクターでしたが、コメディ好きの方たちの中には、好きになってしまう方もいるかもしれません。