映画『ラーゲリより愛を込めて』では、山本顕一の孫娘(演:田辺桃子)が、祖父のスピーチに感動するので、その理由について詳しく紹介します。
映画『ラーゲリより愛を込めて』のキャスト
日本の歴史映画『ラーゲリより愛を込めて』は、2022年12月9日に公開されました。
監督&脚本
登場人物&俳優
- 山本幡男(演:二宮和也)妻と別れて収容所へ送られる男性
- 山本モジミ(演:北川景子)山本幡男の妻
- 松田研三(演:松坂桃李)戦場から逃げ出した青年
- 新谷健雄(演:中島健人)学習に貪欲な人物
- 相沢光男(演:桐谷健太)山本幡男たちを一等兵と見下す人物
- 原幸彦(演:安田顕)山本幡男の元上官
- 山本顕一(演:寺尾聰)幡男とモジミの息子
- 山本顕一の孫娘(演:田辺桃子)2022年に結婚式を挙げる花嫁
主題歌
映画『ラーゲリより愛を込めて』の主題歌は、Mrs. GREEN APPLEの『Soranji』です。
映画『ラーゲリより愛を込めて』のストーリー
1945年、山本顕一は、家族と一緒に満州のハルビンにいましたが、ソ連が突如として『日ソ不可侵条約』を破って軍事侵攻してきて、父親は深傷を負ってしまいますが、妻に「お前は子供を連れて、日本へ戻るんだ!」
母親は、胸が張り裂ける思いでしたが「いつか日本で落ち合おう」と約束してくれたので、山本顕一たちを連れて帰国してしまいます。
しかし、いつまで経っても父親は戻ってこなくて、ソ連に抑留されて、病院で息を引き取ってしまうのです。
父親の仲間たちは、遺書を暗記して、それを伝えに山本家まで訪れて、父親の遺書の内容を教えてくれました。
山本顕一の父親は、抑留されていたラーゲリでも、冬の季節を過ぎたら、空が青くて広かった事に感動した事がありましたが、喉のガンで家族と再会できない事を覚悟して、遺書を仲間たちに託したのです。
それから、長い年月が経ち、山本顕一は孫娘(演:田辺桃子)の結婚式でスピーチをして「今日は空が青く、良い門出の日です」と短いスピーチをしました。
しかし、その言葉だけでも、孫娘は目頭熱くする想いで、祖父をジッと見つめてしまいます。
なぜなら、結婚式と青い空は、山本家の歴史から切っても切れないものだったからです。はたして、孫娘は、幸せな結婚生活を送れるのでしょうか?
『田辺桃子が祖父のスピーチに感動した訳』
www.instagram.com花嫁(演:田辺桃子)は、祖父が結婚式で「青い空が広がっていて、良い門出の日です」とスピーチをしたら、思わず感動してしまいます。
なぜ、こんな短いスピーチで感動したのかと言えば、かつて山本幡男が、ラーゲリで苦しい想いをしながら、青くて広い空に感動した事を知っていたからではないでしょうか?
祖父が、山本幡男がラーゲリの空で感動した話を直接聞けたシーンはありませんでしたが、遺書の内容を伝えに来た人物が、それを詳細に伝えた可能性は極めて高いです。
それを思うと、人を感動させるスピーチというのは、長さではなくて中身だと痛感させられる映画でもありました。
田辺桃子の『ラーゲリより愛を込めて』の注意点
映画『ラーゲリより愛を込めて』では、田辺桃子さんが登場するのは、ラストシーンだけなので、思わず見過ごしてしまう可能性が高いです。
そのため、田辺桃子さん見たさに、映画『ラーゲリより愛を込めて』を見る時には、ラストシーンの結婚式を見過ごさないように注意しましょう。