映画『Dr.コトー診療所』では、原剛洋(富岡涼)が、五島健助からキツイ事を言われますが、このセリフには2つの意味があったので詳しく紹介します。
- 映画『Dr.コトー診療所』のキャスト
- 映画『Dr.コトー診療所』のストーリー
- 『原剛洋(富岡涼)が五島健助から言われた言葉の2つの意味』
- 『Dr.コトー診療所』と他の映画を比較
- 映画『Dr.コトー診療所』のまとめ
映画『Dr.コトー診療所』のキャスト
日本の医療映画『Dr.コトー診療所』は、2022年12月16日に公開されました。
監督&脚本
登場人物&俳優
- 五島健助(演:吉岡秀隆)島民からコトーと親しまれる医師
- 五島彩佳(演:柴咲コウ)五島健助の妻
- 原剛利(演:時任三郎)足を大怪我してしまう漁師
- 原剛洋(演:富岡涼)原剛利の息子で暗い過去を持つ
- 西山茉莉子(演:大塚寧々)スナックで働く女性
- 織田判斗(演:髙橋海人)志木那島診療所の研修医
- 西野那美(演:生田絵梨花)志木那島診療所の看護師
- 星野正一(演:小林薫)五島健助を医師として招いた人物
- 星野昌代(演:朝加真由美)星野正一の妻
- 安藤重雄(演:泉谷しげる)口の悪い元漁師
- 和田一範(演:筧利夫)村役場の職員
- 和田ミナ(演:蒼井優)和田一範の妻
- 坂野孝(演:大森南朋)村役場の職員
- 鳴海慧(演:堺雅人)コトーに治療を勧める医師
- 杉本竜一(演:神木隆之介)西山茉莉子の息子
- 安藤リカ(演:伊藤歩)安藤重雄の娘
主題歌
映画『Dr.コトー診療所』の主題歌は、中島みゆきさんの『銀の龍の背に乗って』になります。
映画『Dr.コトー診療所』のストーリー
西野那美は、志木那島に戻るためにフェリーへ乗り込みますが、そこである男が椅子に座っていましたが、いきなり足を伸ばしてきてしまい、足がひっかかって転んでしまいます。
「ちょっと!あんた今、わざと足をひっかけたでしょ?」と口論しますが、この男こそ、診療所で新たに働く研修医の織田判斗でした。
診療所では、島民からコトーと親しまれていた五島健助が、いつものように島民たちのために診察をしていき、妻の五島彩佳は出産間近だったのです。
島民たちは、織田判斗に簡単に心を許そうとしませんでしたが、原剛洋が戻ってきたので「お前こそ、診療所でコトーのあと継ぐ、島の誇りだ」と大喜びで、歓迎会を開いてあげました。
ところが、原剛洋は医療大学を卒業する事ができず退学してしまい、無許可で手術を手伝っていた疑いを持たれて、刑事たちが島までやってきたのです。
島民たちは「まさか、あの原剛洋が、そんな事を?」とパニックに陥りますが、そんな時に大規模な土砂災害が起きてしまいます。
五島健助は、島民たちのために診察しようとしますが、実は急性骨髄性白血病を患っていて、いつ倒れてもおかしくない状況でした。
他の医師が心配する中、その不安は的中してしまい、五島健助は倒れてしまったので、織田判斗は「コトー先生は病気を患っているんですよ!それなのに、こんなに身をすり減らしてしまって」と怒鳴ってしまいます。
五島健助は「皆んなを助けます」と言っておきながら倒れてしまいましたが、島民やコトーたちは、どうなってしまうのでしょうか?
『原剛洋(富岡涼)が五島健助から言われた言葉の2つの意味』
原剛洋(富岡涼)は、問題の多いクリニックで働いていた事もあり、刑事たちにマークされてしまいました。
しかし、事務で働いていただけであり、そんな時に、患者が重症に陥ってしまい、薬を取るように頼まれてしまいます。
原剛洋は、医師免許を持っていなかったので、結局、何も手伝う事ができず、患者の命を泣く泣く見捨ててしまいました。
原剛洋は、五島健助に「僕はどうしたら良かったのでしょうか?」と嘆くと「君が医師じゃないと人を救えないと思っているとしたら、良かったよ君が医師にならなくて」とキツイ言葉をぶつけられてしまうのです。
このキツイ言葉には、最低でも2つの意味があったと思われます。
1つ目は『人の命をそんな簡単に見捨てるようなら、医師が務まらない』という意味であり、かなり厳しめの叱責です。
2つ目は『君は、私や島民たちにとって大事な人だから、結果的に医師にならなかったとしても、犯罪をおかさなかったから良かった』と伝えたかったのでしょう。
『Dr.コトー診療所』と他の映画を比較
Dr.コトー診療所のように、島で厳しい医療行為をする映画があって、それが『劇場版 ラジエーションハウス』です。
どちらともドラマで大ヒットした作品ですが、ラジエーションハウスでは飲酒運転をしていた人物を先に治療してしまい、被害者が後回しにされてしまいました。
医療行為は、時に納得し得ない事もあるなぁと考えさせられる作品ですが、二つとも人の命を懸命に助けようとする作品なので、医療映画に興味がある方には、どちらともオススメの作品です。
映画『Dr.コトー診療所』のまとめ
Dr.コトー診療所を見た感想について、詳しく解説します。
映画『Dr.コトー診療所』のオススメ層
Dr.コトー診療所は、医師が来てくれそうにない島で、医療行為をする事がいかに難しいのか?それが痛感する内容になっているので、社会問題や医療について、興味がある方にはオススメの映画ですね。
さらに、医師とはどうあるべきか?医師でなければ人の命を救えないのか?それを問いかける内容にもなっているので、色々と意義のある映画になっていますね。
- 医療に興味がある方:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
- 社会問題に興味がある方:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
- キッズ:⭐️⭐️⭐️
- 若年層:⭐️⭐️⭐️⭐️
- 中年層:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
- シニア層:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
映画『Dr.コトー診療所』の残念な所
原剛洋(富岡涼)が、島民から期待されていたのに、かなり残念な結果が待っている内容でした。
それでも、何も悪い事をしていないのであれば、早めに警察に事情を説明しておけば良かったのにと思ってしまいます。
島民は、コトーを慕うのは良いのですが、あまりにも甘えすぎですね。ひどい島民だと、何度も注意されても薬を飲まずに、土砂災害があっても自宅が良いと言って、家に残り災害にあって、医師が大変な思いをしてしまいました。
しかも、研修医が来てくれたのに「コトーがいる時がいい」と帰ってしまう始末であり、織田判斗(演:髙橋海人)から「みなさんがコトー先生に甘えすぎたんじゃないですか?」と叱責されるのも当然ですね。
映画『Dr.コトー診療所』の見所
色々と残念な部分があっても、原剛洋(富岡涼)がダメなりに人を救おうとするシーンがあったので、そこは良かったですね。
医師を慕うのは良くても、それが結果的に医師に大きな負担になる事が分かるので、医師の少ない所で住んでいる方には、是非とも見て欲しい映画です。
もしも、気に入った医師だけに見て欲しいと思ったり、過度に甘えすぎていたりする場合には、それが負担になっていないか?少し考えて欲しいと思う映画でもあります。