映画『フラッグ・デイ 父を想う日』では、ジェニファーが父親のジョンを救う方法について解説するので、参考にしてみて下さい。
- 映画『フラッグ・デイ 父を想う日』のキャスト
- 映画『フラッグ・デイ 父を想う日』のストーリー
- 『ジェニファーが父親のジョンを救う方法』
- 『フラッグ・デイ 父を想う日』と他の映画を比較
- 映画『フラッグ・デイ 父を想う日』のまとめ
映画『フラッグ・デイ 父を想う日』のキャスト
アメリカ合衆国のドラマ映画『フラッグ・デイ 父を想う日』は、日本では2022年12月23日に公開されました。
監督&脚本
登場人物&俳優
- ジェニファー・ヴォーゲル(演:ディラン・ペン)父親を愛そうとする女性
- ジョン・ヴォーゲル(演:ショーン・ペン)妻子に見栄を張りたがる父親
- ニック・ヴォーゲル(演:ホッパー・ペン)ジェニファーの弟
- ベック(演:ジョシュ・ブローリン)ジェニファーの叔父
映画『フラッグ・デイ 父を想う日』のストーリー
ジェニファーにとって、父親は特別な世界を用意してくれる大事な人であり、愛する人でした。
父のジョンは、妻子のためと思って、農場を買い取り、多くの資材を購入していきますが、返せない借金が増えていき、次第に妻とケンカをするようになり、家を飛び出してしまいます。
ジェニファーは、父親の事が忘れられず、弟のニックと共に、家を飛び出して父親のもとへ行ってしまいます。
ジョンは、すでに違う愛人と一緒に住んでいましたが、二人を歓迎してくれて、水辺に出かけて、間近で花火を見せてくれて、思わず歓声をあげて喜びました。
しかし、父親は見知らぬ男たちに囲まれながらも「心配するな、仕事仲間の人たちだ、家に戻ってなさい」と言うので、戻ってみると、あとからやってきた父親は顔に怪我を負っていたのです。
ジョンは、しぶしぶ子供たちを農場へ返してしまいますが、叔父のニックが尽力してくれて、新たな家に新生活を始める事になります。
しかし、母親が新たに一緒に住み始めた男は、最低な父親であり、ジェニファーが寝ている時に、襲いかかろうとしたのです。異変に気付いた母親は「ここは娘の部屋よ、間違えているわ」と男を非難しようともしなかったのです。
ジェニファーは、自分を守ろうとしない母親を軽蔑して、再び父親のもとへ行こうとしますが、相変わらず父親は無理に見栄を張ってしまい、ついに喧嘩別れしてしまいます。
それから、ジェニファーはジャーナリストとして活躍するようになりますが、父親が前代未聞の贋札(ニセ札)事件を起こしてしまい、衝撃の結末を迎えてしまうのです!
『ジェニファーが父親のジョンを救う方法』
父親のジョンは、子供たちに良い格好をしようとして、自分には未分不相応な事をしようとして、何度も生活が破産してしまいました。
やがて、娘に高級車を送ろうとして、ついには贋札事件まで起こしてしまい、警察に追われて大いなる悲劇が待ち受けていました。
こうなってくると、ジェニファーに父親を救う方法がなかったかのように見えますが、一つだけ方法があったように思えます。
それは、早めのうちに母親と分かりあって、父親にあまり会おうとしない事でした。ジョンは、子供の前で良い格好をしようとして、破滅したので、会おうとしなければ、まだジョンは破滅する可能性が低かったハズです。
しかし、それをしてしまえば、愛する父親と会えなくなるので、どんな方法であっても、辛い選択だったでしょう。
『フラッグ・デイ 父を想う日』と他の映画を比較
ジェニファーは、父親に特別な事を求めていなかったのに、見栄っ張りなジョンが破滅していき、かなり悲しいストーリーでした。
それに引き換え、映画『ステップ』では、シングルファザーの武田健一(演:山田孝之)が、男手一つで娘を何とか育てようとします。
しかし、思うようにいかず苦闘する日々でしたが、保育士のケロ先生(演:伊藤沙莉)や、義父の村松明(演:國村隼)に支えられて、その優しさに感動しながら、ささやかな幸せを必死に守ろうとします。
その姿を見ていたら、父親はあまり無理をせずに、最低限の幸せを守れたら、良いのではないか?と思える映画であり、その姿をジョンにも見て欲しいと思える映画ですね。
映画『フラッグ・デイ 父を想う日』のまとめ
フラッグ・デイ 父を想う日を見た感想について、詳しく解説します。
映画『フラッグ・デイ 父を想う日』のオススメ層
娘が父親を想う映画のように見えて、実はロクデナシの父親に、家族のために何をするべきか?それを問いかける映画のように見えました。
そのため、これは娘が見るべき映画ではなくて、想うようにいかず苦悩する父親が見るべき映画と言えるでしょう。
- 父親:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
- 母親:⭐️⭐️⭐️⭐️
- 娘:⭐️⭐️⭐️⭐️
- 息子:⭐️⭐️⭐️
- キッズ:⭐️⭐️
- 若年層:⭐️⭐️⭐️⭐️
- 中年層:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
- シニア層:⭐️⭐️⭐️
映画『フラッグ・デイ 父を想う日』の残念な所
ジェニファーは、過去の甘くて幸せ記憶を忘れられず、父親に会おうとしますが、父親のジョンは子供の前で見栄を張りたがる男であり、人生の歯車がドンドンと狂っていきます。
もう少し上手く出来なかったのか?と想う映画でしたが、娘を思う気持ちに偽りは無かったように思えます。
義父の最低な行為や、娘を守ろうとしない母親を思えば、ジョンは過ちを犯しつつも娘にかける情熱は本物のように思えました。
映画『フラッグ・デイ 父を想う日』の見所
ジェニファーが、ロクデナシの父親を断ち切れずに、苦悩して、最後には父親を突き放してしまいます。
しかし、父親を想う娘の気持ちと、娘を思う父親の気持ちが悲しくも交錯(こうさく)する姿は、悲しくもありかけがえのないものに思えました。
ちなみに、フラッグ・デイはアメリカ国旗制定記念日の事であり、ジョンは国旗記念日の生まれで、この日に生まれた人間はロクでもないという言葉が出てきたのも、なかなか悲しかったですね。