フィヨルニルと決闘した地獄の門は実在する?映画『ノースマン 導かれし復讐者』

映画『ノースマン 導かれし復讐者』では、 アムレート王子とフィヨルニルが地獄の門で決闘しますが、実は地獄の門は実在するので詳しく紹介します。

映画『ノースマン 導かれし復讐者』のキャスト

ノースマン 導かれし復讐者の映画『』は、2023年1月20日に公開されました。

監督&脚本

  • 監督:ロバート・エガース
  • 脚本:ショーン&ロバート・エガース
  • 原作:サクソ・グラマティクス

登場人物&俳優

映画『ノースマン 導かれし復讐者』のストーリー

895年、大鴉王の異名を持つホーヴェンディル王は、戦から帰還して、アムレート王子やグートルン王妃が出迎えます。

城では、盛大な宴会が開かれて、翌日になり、ホーヴェンディル王とアムレート王子は、外へ出かけていくと、遠くから放たれた数本の矢が、ホーヴェンディル王に命中!

「アムレート、早く逃げろ」と言って、すぐに、王子は物陰に隠れますが、そこに現れた人物が仮面を取ると、それは何と!国王の弟であるフィヨルニルだったのです。

「敵が弟と知って、驚いたか?」と言って、国王の首をはねて、部下たちに「王子を見つけ出して、殺せ」と命じてしまい、アムレート王子は急いで、城へ逃げ込もうとします。

そこでは、すでにフィヨルニルの部下たちが襲撃して、母は連れ去られてしまう所を見てしまいます。

アムレート王子は大海原まで行き、小さい体で、小舟をこぎだし「父の仇を討つ!母を救い出す」と叫びながら、ロシアまで逃避行の旅に出て行きました。

それから数年経ち、アムレートは勇猛な戦士に成長して、父の仇を討つためにも、母を救うためにも、アイスランドへ向かう小舟に乗り込み、そこに奴隷にされたオルガと出会います。

アムレートは、フィヨルニルの所まで行き、オルガと協力しあいながら、伝説の剣『ドラウグルの剣』を手に入れて、まずはフィヨルニルの息子を殺害しました。

しかし、母は父親を罵倒して、フィヨルニルと素晴らしいと言ってしまい、母親を殺害して、オルガと一緒に逃亡してしまいます。

オルガが、自分の子供を妊娠している事を打ち明けると『このまま、フィヨルニルを生かしておいたら、俺の妻や子供たちを狙うかもしれない』と思い、一人だけ戻っていき、地獄の門でフィヨルニルと決闘する事になるのです!

『フィヨルニルと決闘した地獄の門は実在する』

アムレート王子とフィヨルニルたちが、燃え盛る地獄の門で決闘しますが、実は、現代では地獄の門が実在します。

ただし、地獄の門は、アイスランドではなくて、トルクメニスタンにあります。

かつてはソ連の領土だった所であり、天然ガスの発掘調査中に事故が起きてしまい、大きなクレーター(穴)が空いてしまって、大量の有毒ガスが放出されていきました。

このままではマズイと思い、当時の政府が火を放って食い止めようとしたら、あまりにも多くのガスの量から、半世紀以上も経つのに、未だに燃え続けています。

『ノースマン 導かれし復讐者』と他の映画を比較

映画『女王トミュリス 史上最強の戦士』も、大事な家族を殺害された王族が、復讐するためにも、国家を守るためにも、強大だったペルシア帝国に戦いを挑みます。

王族が復讐しようとする所は今作に似ている所ですが、大軍同士がぶつりかり合う戦闘シーンは今作にはないので、純粋な歴史映画を見たいのであれば、映画『女王トミュリス 史上最強の戦士』のほうが、オススメですね。

www.akira-movies-drama.com

映画『ノースマン 導かれし復讐者』のまとめ

引用:https://northman-movie.jp/

ノースマン 導かれし復讐者を見た感想について、詳しく解説します。

映画『ノースマン 導かれし復讐者』のオススメ層

欧州の歴史映画ですが、アムレートはハムレットの事であり、伝説の物語を描いた所があります。

それでも、欧州の歴史である事に変わりはないので、歴史映画に興味がある方には、オススメの映画ですね。ただし、残虐なシーンも多少あるので、キッズやファミリー層にはオススメできません。

  • 歴史に興味がある方:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
  • ファミリー層:⭐️⭐️
  • キッズ:⭐️
  • 若年層:⭐️⭐️⭐️⭐️
  • 中年層:⭐️⭐️⭐️⭐️
  • シニア層:⭐️⭐️⭐️

映画『ノースマン 導かれし復讐者』の残念な所

映画館で予告を見た時は面白そうに見えましたが、復讐するのが軍隊を使ったものではなく、ほぼ単独行動に近いものがあり、少し拍子抜けした所がありました。

しかも、前半は薄暗いシーンが多くて、予告で見て期待をふくらますのは、辞めたほうが良いでしょう。

映画『ノースマン 導かれし復讐者』の見所

中盤あたりから、少しずつ華やかで美しいシーンが多く登場して、その映像美は凄いものがあります。

まさに、伝説の物語を具現化した映画なので、伝説に興味がある方は満足できる可能性は高いですね。

しかも、オルガ役のアニャ・テイラー=ジョイさんが凄く美しい上に、迫力のある演技を見せてくれて、そのあたりも今作の大きな見所です。