武田勝頼(荒井敦史)は信虎に従ったら滅びなかった?映画『信虎』

映画『信虎』では、武田勝頼が父の遺言に従わず、信虎に従っていたら、滅びなかったのか?詳しく紹介します。

映画『信虎』のキャスト

日本の歴史映画『信虎』は、2021年11月12日に公開されました。

監督&脚本

  • 監督:金子修介&宮下玄覇
  • 脚本:宮下玄覇

登場人物&俳優

映画『信虎』のストーリー

武田信虎は、嫡男の進言から追放されてしまい、すでに歳(よわい)80にまでなっていましたが、武田信玄が上洛しようとして、織田・徳川の連合軍を打ち破った事を喜んでいました。

ところが、武田信玄が危篤で兵を引き上げさせた事を知って、いてもたってもいられなくなり、側近や娘たちと一緒になって、必死の思いで甲斐の国へ戻ります。

武田勝頼や、重臣たちに「すぐに織田と決戦するように」と説いても「信玄公の遺言により、3年は戦をしてはいけませぬ」と言われてしまい「三年も待っていたら、織田が天下を取るぞ」

しかし、武田は動こうとせず、その間に織田信長は公方(足利義昭)を京の都から追放して室町幕府を滅ぼして、朝廷を動かして年号を元亀から『天正』に改元させました。

武田信虎は「ワシでは、公方様を助ける事が出来なかったか」と嘆いてしまいますが、織田信長の快進撃は続き、越前の朝倉家・北近江の浅井家も滅ぼしました。

ワシが作った甲斐府中が、越前の一乗谷のように燃やさせてはならんと危機感を抱きますが、松永久秀も滅ぼされて、本願寺は織田と和睦をしてしまいます。

織田信長は「これで公方に味方する者はいなくなった。次は武田の小せがれの四郎(武田勝頼)の番じゃ」と嘲笑い、上杉謙信は「勝頼には軍略がないようじゃ、徳川と共に挟み撃ちにいたそう」と画策します。

武田信虎は、お家の行く末を案じながら、ついに大往生(安らかに死ぬ事)して、逝去してしまいました。

穴山梅雪は、武田から徳川に裏切り、織田・徳川連合軍が、ついに甲斐まで攻めてきて、武田信虎の娘も追い詰められていきます。はたして、武田家の者たちは、どうなってしまうのでしょうか?

武田勝頼荒井敦史)は信虎に従ったら滅びなかった?』

引用:https://nobutora.ayapro.ne.jp/about.php

武田勝頼荒井敦史)は、父の信玄の遺言に従い、3年は戦おうとしませんでした。

しかし、この間に、織田信長は周りの敵を次々に滅ぼしていき、信玄から死んでから2年ぐらい経ち、長篠の合戦で武田家は衰退の一途をたどってしまいます。

もしも、信虎の言葉に従って、織田信長の敵が多い中で、上洛しようとしたら、状況は一変していたでしょう。

滅びるかどうかという話では、やはり兵農分離をしていた織田軍は強力であり、武田は農作物の収穫時期には動きづらいので、その間に織田軍が快進撃を続けた可能性があります。

そのため、信虎の言葉に従ったら、織田軍を追い詰める事はできましたが、滅びる時期が遅れた程度だった可能性が高いですね。

『信虎』と他の映画を比較

映画『信虎』では、榎木孝明さんが上杉謙信役を演じていましたが、実は映画『天と地と』でも上杉謙信役を演じています。

天と地と』では、制作費50億円をかけて、合成を全く使わず、数万人ものエキストラが動員されており、その迫力は圧巻の一言です。

それに比べれば、やはり今作は迫力不足としか言いようがありません。

映画『信虎』のまとめ

引用:https://nobutora.ayapro.ne.jp/

信虎を見た感想について、詳しく解説します。

映画『信虎』のオススメ層

武田信虎を描いた映画なので、歴史好きの方には、オススメの作品ですね。80歳以上になっても、活躍していくので、シニア層にも、オススメです。

  • 歴史好きの方:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
  • 若年層:⭐️⭐️⭐️
  • キッズ:⭐️⭐️⭐️
  • 中年層:⭐️⭐️⭐️⭐️
  • シニア層:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️

映画『信虎』の残念な所

武田信虎が、若い時に信玄より信繁を溺愛して、親子で葛藤したシーンも見たかったのに、高齢になった所から始まるので、そこは残念な所ですね。

ただし、多くの歴史ファンたちは、武田信虎が追放されてからは、あまり知っていないので、そこに重点を置いたのは評価できる映画です。

映画『信虎』の見所

武田信虎が、必死の思いで甲斐まで行って、武田を救おうとする所は、なかなか見応えがありました。

さらに、谷村美月さんが公家風の化粧をした所も見られるので、そこも今作の大きな見所ですね。