本歌取り(ほんかどり)の意味や3つのメリットを紹介!朝ドラマ『舞いあがれ! 第96話』

引用:https://www.nhk.or.jp/maiagare/

朝ドラマ『舞いあがれ! 第96話』でも、本歌取りの話題が出てくるので、本歌取りの意味や3つのメリットについて紹介します。

ドラマ『舞いあがれ! 第96話』のキャスト

舞いあがれ!は、2022年10月3日から放送開始されました。

演出

  • 演出:田中正&野田雄介&小谷高義&松木健祐 

登場人物&俳優

  • 岩倉舞(演:福原遥パイロットを目指す女性
  • 岩倉浩太(演:高橋克典)岩倉舞の父親で、町工場の経営者
  • 岩倉めぐみ(演:永作博美)岩倉舞の母親
  • 岩倉悠人(演:横山裕)岩倉舞の兄
  • 才津祥子(演:高畑淳子)岩倉舞の祖母
  • 梅津貴司(演:赤楚衛二)勝と雪乃の息子で、古本屋『デラシネ』を経営
  • 梅津貴司-幼少期(演:齋藤絢永)幼い頃の梅津貴司
  • 梅津勝(演:山口智充お好み焼き屋『うめづ』の主人
  • 梅津雪乃(演:くわばたりえお好み焼き屋『うめづ』の女将
  • 望月久留美(演:山下美月)岩倉舞の同級生
  • 望月久留美-幼少期(演:大野さき)幼い頃の望月久留美
  • 望月佳晴(演:松尾諭)望月久留美の父親
  • 柏木弘明(演:目黒蓮)航空一家で育ったエリート
  • 矢野倫子(演:山崎紘菜)商社で働いていた帰国子女
  • 中澤真一(演:濱正悟パイロットを夢見て仕事を辞める人物
  • 吉田大誠(演:醍醐虎汰朗)奨学金で学校に通う男性
  • 水島祐樹(演:佐野弘樹)水島ストアの社長の息子
  • 大河内守(演:吉川晃司)航空学校 帯広校の教官
  • 柏木弘明(演:目黒蓮)エリート男子でも性格が悪い人物
  • 都築英二(演:阿南健治)生徒を厳しくチェックする教官
  • 笠巻久之(演:古舘寛治)岩倉浩太の会社のベテラン社員
  • 結城章(演:葵揚)笠巻久之の後輩
  • 森重美知留(演:辻本みず希)才津祥子の家を訪れる女性
  • 森重朝陽(演:又野暁仁)森重美知留の息子
  • 山田(演:大浦千佳)以前まで嫌味を言っていた女性社員
  • 小森(演:吉井基師)退職勧奨を断り続ける男性社員
  • 荒金正人(演:鶴見辰吾)重工業会社『菱崎重⼯』の重役
  • 八神蓮太郎(演:中川大輔)望月久留美にプロポーズする医師
  • 八神圭子(演:羽野晶紀八神蓮太郎の母親
  • 浦一太(演:若林元太)熊谷百花に恋する男性
  • 熊谷百花(演:尾本祐菜)デパートで働いている女性
  • 秋月史子(演:八木莉可子)梅津貴司のファン
  • リュー北條(演:川島潤哉)梅津貴司を担当する編集担当者
  • 御園(演:山口紗弥加)新聞記者

ドラマ『舞いあがれ! 第96話』のストーリー

梅津貴司は、短歌が作れず、どうすれば良いのか途方に暮れて「分かりません」と頭を下げますが、リュー北條から「分かっているでしょ?これ本歌取りなの」と、梅津貴司が作った短歌に指をさします。

その指摘に動揺して、目が泳いでしまい「なんで、隠すの!そんな及び腰だから、僕が求める短歌を作れないの。そんな中途半端な気持ちで歌集は出せない、残念だけど」と立ち去ろうとします。

「怖いんです。自分の心をさらけ出すのが、昔から人とぶつかるのが怖くて」と泣きそうんは声になると「分かるよ、繊細な人間は、得てして臆病だから。けどさ、もったいないよね、せっかくのマグマにフタをしちゃって」

IWAKURAでは、ブログが出来た事について盛り上がりますが、岩倉舞は笠巻久之が引退する事を教えられて、落ち込んでしまうのです。

ところが、家に戻ると、秋月史子がやってきて、梅津貴司の短歌について「これ、本歌取りなんですよ。情熱的な恋の歌です。梅津先生のホンマの気持ち、聞きに行ったら、どうですか?」

岩倉舞は、その言葉を聞いて、戸惑ってしまいますが、リュー北條から「私は…私の歌を詠んで生きていきます」と宣言されて、立ち去って行きました。

背中を強く押されて、岩倉舞は、梅津貴司のもとを訪れて「会いたかった、好きって言いたかった。怖かった」

「僕も怖かった。舞ちゃんと恋人になりたいなんて欲張ったら、今の幸せが消えそうで。でも、ずっと好きだった」

梅津貴司は、そう言うと、静かに、そして力強く、岩倉舞を抱きしめるのです。

本歌取り(ほんかどり)の意味や3つのメリット』

本歌取り(ほんかどり)とは、有名な古歌(本歌)から、1句、または2句ぐらいを変えて作る事を言います。

この本歌取りをするメリットは少なくとも3つはあると考えられます。

1つは、短歌を作る力があがらず、有名な本歌に手を加えて作る事により、短歌を作る力をあげる方法ですね。

2つ目は、どうしても短歌を作らなくてはいけなくても、なかなか作れず、苦労している時でも、本歌取りであれば多くの短歌を作りやすいです。

最後の3つ目ですが、自分には伝えたい想いがあっても、それを知り合いや好きな人に伝えるのが恥ずかしいので、本歌取りと称して、想いを隠す方法もあります。

梅津貴司が、本歌取りを採用したのは、3つ目と言えますね。岩倉舞の事が好きでも、それを口に出す事はおろか、短歌にするのも恥ずかしくて怖いので、本歌取りで分かりづらいようにしたと言えるでしょう。

ドラマ『舞いあがれ! 第96話』の見所とまとめ

梅津貴司が、少しだけ勇気を出して、一縷(いちる)の望みをかけて作った、本歌取りが、実を結び、ついに岩倉舞と結ばれる事が出来ましたね。

画家が画力を高めるために、模写をしますが、短歌を作る人にとっては、その模写は本歌取りなのかもしれません。