ドラマ『大奥(2023年) 第8話』で、小川笙船(片桐はいり)の意見が取り上げられますが、それは史実とは違うので詳しく紹介します。
- ドラマ『大奥(2023年) 第8話』のキャスト
- ドラマ『大奥(2023年) 第8話』のストーリー
- 『小川笙船(片桐はいり)の意見の取り上げられ方は史実と違う』
- ドラマ『大奥(2023年) 第8話』の見所とまとめ
ドラマ『大奥(2023年) 第8話』のキャスト
大奥(2023年)は、2023年1月10日から放送開始されました。
脚本&演出&原作
登場人物&俳優
- 徳川吉宗(演:冨永愛)紀州藩から将軍にまで上り詰めた人物
- 水野祐之進(演:中島裕翔)貧しい旗本に生まれ育つ男
- 杉下(演:風間俊介)大奥で10年以上も働いてきた人物
- 加納久通(演:貫地谷しほり)徳川吉宗の幼馴染
- 藤波(演:片岡愛之助)大奥取締役を務める人物
- 信(演:白石聖)水野祐之進の幼馴染で、薬種問屋『田嶋屋』の跡取り娘
- 松島(演:橋本淳)御中臈のひとり
- 柏木(演:井上祐貴)御中臈のひとり
- 水野の母(演:大西智子)水野祐之進の息子
- 副島(演:植木祥平)水野祐之進をからかう人物
- 垣添(演:山時聡真)水野祐之進に服について尋ねる人物
- 御錠口(演:大越晴護)錠口の解錠を行う人物
- 大岡忠相(演:MEGUMI)徳川吉宗の側近
- 小川笙船(演:片桐はいり)徳川吉宗について不満を漏らす医者
ドラマ『大奥(2023年) 第8話』のストーリー
徳川吉宗が将軍になり、米が金と同じような価値になっている事から、値段が安くなっている米の値段、つまり米価を少しでも上げようと苦心します。
しかし、多くの家臣たちは『武士が、商人みたいな事が出来るか』と思い、誰もが米価をあげる事に力を入れようとしません。
困り果てたある日、大岡忠相に意見を聞いてみると「幕府が、米を買い取れば、出回る米が少なくなり、そうすれば米価が高くなります。その時に幕府が米を売って調整をすればいかがでしょう?」
その進言に、徳川吉宗は顔色を変えると、大岡忠相は「これはあくまでも、素人の考えです」と言ますが、その献策を気に入り、重役に抜擢しました。
徳川吉宗は、その後も幕政改革に乗り出して、民の意見を多く取り上げられるようにと考えて『目安箱』を設置して、そこに入れられた紙に書かれた意見も聞こうとします。
多くの民は、熱烈に徳川吉宗を支持していきますが、医者の小川笙船は貧しい患者たちを見渡しながら「徳川吉宗には期待していたのに、倹約、倹約と。そんな事は貧乏人に出来る訳がない」と吐き捨ててしまいます。
しかし、そのすぐ近くに徳川吉宗がいて、ある手紙を渡して「そなたの言う事はもっともじゃ」と言うので『こんな所に、本物がいるとは』と恐れ入ってしまうのです。
徳川吉宗は、小川笙船を罰しようとせず、小石川に多くの薬草を育てて、金を取らずに、多くの民を救おうとします。世に名高い『小石川養成所』です。
小川笙船は「このご恩は決して忘れませぬ」とお礼を言いますが、徳川吉宗は、赤面疱瘡の患者が増えていく事を知ってしまいます。
家臣から「猿のキモが、赤面疱瘡に効くようです」と進言されていましたが、はたして、その献策を用いるのでしょうか?
『小川笙船(片桐はいり)の意見の取り上げられ方は史実と違う』
小川笙船(片桐はいり)は、近くに徳川吉宗がいるとは知らずに、貧乏人が重病に苦しんでいるのに『そんな時に、何が倹約だ!』と思い、不平不満を漏らしてしまいます。
それを聞いた徳川吉宗が、貧しい人々を救うために、小石川養成所を設置する事になりました。
しかし、史実は違っていて、小川笙船が目安箱に意見書を入れて、徳川吉宗が、その意見を採用して、小石川養成所を設置する事になったのです。
ドラマ『大奥(2023年) 第8話』の見所とまとめ
第8話では、小川笙船(片桐はいり)の意見が取り上げられて、それは史実とは違いますが、ドラマなので、そのぐらいはアレンジはあっても良いかなとは思いました。
徳川吉宗は倹約ばかり考えて、経済を悪化させた事は事実ですが、色々な業績を考えたら、今の政治家よりは、よっぽど国や民の事を考えていたなぁと感慨深くなりましたね。