朝ドラ『虎に翼 第55話』で、多岐川幸四郎が死刑囚が処刑される所を見たら、重い量刑を言い渡す事ができなくなってしまいました。
実は、多岐川幸四郎のこの思いは、現代まで続いているので、その理由を詳しく紹介します。
ドラマ『虎に翼』のキャスト
虎に翼は、2024年4月1日から放送開始されました。
演出
- 梛川善郎
- 安藤大佑
- 橋本万葉
登場人物&俳優
- 猪爪寅子-佐田寅子(演:伊藤沙莉)三淵嘉子をモデルにした人物
- 猪爪はる(演:石田ゆり子)猪爪寅子の母親
- 猪爪直言(演:岡部たかし)猪爪寅子の父親
- 猪爪直道(演:上川周作)猪爪寅子の兄
- 猪爪直明(演:三山凌輝)猪爪寅子の弟
- 米谷花江(演:森田望智)猪爪寅子の同級生
- 佐田優三(演:仲野太賀)猪爪家に下宿する書生
- 山田よね(演:土居志央梨)男装をする女性
- 桜川涼子(演:桜井ユキ)華族のお嬢さま
- 大庭梅子(演:平岩紙)猪爪寅子の同級生で、汐見の妻
- 崔香淑(演:ハ・ヨンス)朝鮮からの留学生
- 轟太一(演:戸塚純貴)法学部で猪爪寅子と知り会う男子
- 花岡悟(演:岩田剛典)社交的な男性
- 小高奈津子(演:古畑奈和)花岡悟の婚約者
- 桂場等一郎(演:松山ケンイチ)司法の独立を重視する裁判官
- 穂高重親(演:小林薫)猪爪寅子の恩師
- 桜川寿子(演:筒井真理子)桜川涼子の母親
- 大庭梅子(演:平岩紙)猪爪寅子の同級生
- 大庭徹男(演:飯田基祐)大庭梅子の妻
- 大庭光三郎(石塚陸翔)大庭梅子の三男
- 桜川侑次郎(演:中村育二)桜川涼子の父親
- 笹山(演:田中要次)笹寿司の主人であり寿司職人
- 竹中次郎(演:高橋努)新聞記者
- 久保田聡子(演:小林涼子)猪爪寅子の先輩
- 中山千春(演:安藤輪子)久保田聡子と同じ女子学生
- 雲野六郎(演:塚地武雅)雲野法律事務所の代表
- 星航一(演:岡田将生)温和な性格をした裁判官
- 汐見圭(演:平埜生成)家庭裁判所の設立に尽力する人物
- 稲(演:田中真弓)米谷家で働く女中
- 久藤頼安(演:沢村一樹)猪爪寅子に協力的な人物
- 多岐川幸四郎(演:滝藤賢一)猪爪寅子の上司
- 横山太一郎(演:藤森慎吾)猪爪寅子に怒ってしまう見合い相手
- 桜川涼子(演:桜井ユキ)華族の令嬢
- 田中(演:栗原英雄)夫婦間の暴力を扱う法廷の裁判長
- 東田側の弁護士(演:長谷川忍)夫の弁護人
- 峰子側の弁護士(演:じろう)妻の弁護人
- 東田甚太(演:遠藤雄弥)妻に暴力を振るっていた男性
- 峰子(演:安川まり)離婚調停中に、夫に財産の返還を求める女性
- 花岡悟(演:岩田剛典)猪爪寅子たちに優しく接する男子
- 轟太一(演:戸塚純貴)猪爪寅こたちに敵意を見せる男子
- 小橋浩之(演:名村辰)女子たちに罵声を浴びせていた男子
- 稲垣雄二(演:松川尚瑠輝)小橋浩之と一緒に、女子をバカにしていた男子
- 雲野(演:塚地武雅)猪爪寅子を指導していく弁護士
- 小泉(演:福室莉音)佐田寅子の後輩
- 久藤頼安(演:沢村一樹)佐田寅子を高く評価する人物
- 神保衛彦(演:木場勝己)桂場の恩師で帝国大学教授
- 立花幸恵(演:伊勢志摩)婦人代議士
- ホーナー(演:ブレイク・クロフォード)優しく佐田寅子にく接するユダヤ人
- 多岐川幸四郎(演:滝藤賢一)花岡悟を侮辱する人物
- 汐見(演:平埜生成)多岐川幸四郎のもとで働く人物
ドラマ『虎に翼 第55話』のストーリー
引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/31b371bb17c41e85ec79dd40f49c8a6891ec4932
猪爪直明は「姉ちゃんのしている仕事は本当に立派だよ」と目をキラキラ輝かせます。
しかし、姉の佐田寅子は「これですよ」とゲンナリしてしまい、義姉や母たちは、頬を緩ませます。
佐田寅子は、弟の純粋さにかけてみようと思い、家庭裁判所を設立させるために、協力してもらおうと思い立ちました。
今まで、何度も対立する2つの組織を団結させようとしても上手くいかなかったのに、弟が説得したら、すんなりと団結できました。
大人たちは、猪爪直明の純粋さに根負けして「恥ずかしい、私たちが見本にならなくてはいけないのに」と反省してしまいました。
会議は終わると、小橋浩之から「いい作戦だったんじゃないか?弟の力を借りて手柄を立てる作戦」と指摘されてしまいます。
「私は、そんな」と必死に否定しましたが、これでようやく家庭裁判所の設立に、一気に前進していきました。
設立するのに必要な会場まで出来ますが、多岐川幸四郎がある絵をかけさせました。
その絵は、子供らしき手でチョコレートを掴むものが描かれていたのです。
周りの者たちは「多岐川さん、これは?」と聞くと「これは、花岡悟の物だ。いくら立派でも、生きていればこそだ」と訴えます。
「法なんて、簡単にひっくり返る。法は人を幸せにしなくてはいけない。この絵は、その戒めのためのものだ」
多岐川幸四郎は、酒に酔いつぶれて寝てしまうと、汐見が今までの事を話し始めます。
実は、多岐川幸四郎は、自分が死刑を言い渡した死刑囚が処刑される所に行った事があったのです。
それ以来、死刑を言い渡すのが怖くなり、逃げてしまいましたが、子供たちの姿を見たら、ようやく自分のやりがいを見つけたのです。
昭和24年1月1日、ようやく家庭裁判所が設立しましたが、この先、子供たちを救えるのでしょうか?
『多岐川幸四郎の死刑囚への思いは今も続いている理由』
現代の日本では、死刑囚を処刑するためには、法務大臣の許可が必要です。
ここでいつも問題になるのが、法務大臣が許可するかどうかです。
今までの法務大臣の中には「自分の考えでは、人の命を奪いたくない」と許可しなかった者もいて、非難の声があがりました。
多岐川幸四郎と同じ思いが、今でも法務大臣が同じ苦しみを味わっているという事ですね。
大抵の方であれば、死刑を言い渡すよりも、子供の力になりたいと思うものなので、この辺りは仕方のない所かもしれません。
ドラマ『虎に翼 第55話』の見所とまとめ
第55話では、ようやく家庭裁判所が設立されましたが、弟の活躍によって成功するとは意外でした。
しかし、佐田寅子にとっては、自分が全く上手くいかなかったので、微妙な心境になるのも無理もありません。
多岐川幸四郎の花岡悟への思いが、最初から聞けていれば、これほど佐田寅子と衝突しなかったかもしれませんね。