映画『蛇の道』では、新島小夜子(演:柴咲コウ)が、アルベールの復讐に手を貸そうとします。
そんな映画『蛇の道』の3つの名言について、詳しく紹介するので、参考にしてみて下さい。
映画『蛇の道』のキャスト
日本・フランス・ベルギー・ルクセンブルクの映画『蛇の道』は、日本では2024年6月14日に公開されました。
監督&脚本&制作
登場人物&俳優
- 新島小夜子(演:柴咲コウ)男の復讐に手を貸す精神科医
- アルベール・バリュレ(演:ダミアン・ボナール)娘の仇を討とうとする男性
- 新島宗一郎(演:青木崇高)新島小夜子の夫
- 吉村(演:西島秀俊)新島小夜子の患者
映画『蛇の道』のストーリー
アルベールには、可愛い娘がいましたが、セナールの森で変わり果てた姿で発見されてしまいました。
16ヶ所も刺された跡があり、2本の手の指を骨折していて、臓器が摘出されていたのです。
何とか娘の仇を討とうと思い立つと、日本人女性の新島小夜子が手を貸してくれる事になり、容疑者の一人をスタンガンで気絶させます。
二人は、寝袋のような物に、容疑者を入れて、ある建物の中へ拉致して、手足を拘束しました。
アルベールの娘を殺した事を追求しますが、男は認めようとしないので、トイレにもいかさず、ご飯をわざと床にばらまいてしまいます。
男は犬のような格好で、落ちた食べ物を餌のように食う羽目になってしまい、ついに「ゲランが怪しいんじゃないか?」と訴えます。
アルベールはゲランを恐ろしい奴と知っていたので、ひるんでしまいますが、新島小夜子は構う事もなく、今度はゲランを拉致してしまうのです。
しかし、ゲランも少女を殺害した覚えがないので、二人は口裏を合わせて「クリスチャンという男が怪しい」と言い始めます。
新島小夜子は、ピストルを床に置いて、二人を同士討ちさせて、ゲランだけが生き残りますが、そのゲランも処刑します。
クリスチャンも同じように拉致すると、また違う人物が怪しいという話になってしまいました。
はたして、今度こそ、娘を殺害した犯人で間違いはないのでしょうか?
映画『蛇の道』の3つの名言
蛇の道の名言は、以下の通りです。
蛇か、その目つき
新島小夜子は、アルベールの復讐に手を貸すために、拉致してきた人物には、情け容赦ない女性でした。
ゲランは、そんな新島小夜子に「蛇か、その目つき?」と吐き捨てるほどの嫌悪感を抱きます。
恐らく、蛇の道とは、この新島小夜子の生き方について名付けられたものでしょう。
もう時間の問題よ
アルベールは、容疑者を拉致監禁しますが、一刻も早く、娘の仇を討ちたくて、ウズウズしてしまいます。
新島小夜子は、アルベールに「もう時間の問題よ」と冷たくさとしてしまいます。
本当に苦しいのは終わらない事
新島小夜子は、アルベールに「本当に苦しいのは終わらない事よ」と言い切りました。
確かに、終わりが見えるものであれば、ゴールに近づいてきたら、希望が持てるものです。
しかし、終わりの見えないものは、絶望に陥りやすいものです。
『蛇の道』と他の映画を比較
柴咲コウさんは、映画『月の満ち欠け』にも出演していますが、ここでは打って変わって、心やさしき母親の役を演じていました。
性格の違う役を演じていましたが、大事な人が亡くなってしまった事に変わりはありません。
二つの映画は、どちらとも大事な家族のために行動を起こしているので、それを見比べてみるのも悪くはないでしょう。
映画『蛇の道』のまとめ
蛇の道を見た感想について、詳しく解説します。
映画『蛇の道』のオススメ層
大事な家族の仇を討とうとしますが、家族愛というよりは、復讐に燃える人間の本能を描いた作品です。
しかも、残酷な拷問を行うので、出血するシーンはあまり出てこないとは言え、あまりにも若い方にはオススメできません。
- キッズ:⭐️
- 若年層:⭐️⭐️⭐️
- 中年層:⭐️⭐️⭐️⭐️
- シニア層:⭐️⭐️⭐️
- ファミリー層:⭐️⭐️
映画『蛇の道』の残念な所
アルベールは、多くの人々を拉致していきますが、この男もあまり褒められた事をしていませんでした。
ただ「動画配信の手伝いをしていただけ」と言っていましたが、新島小夜子がそこまで詳しく調べていた所が出ていません。
新島小夜子が、どうやって臓器密売した財団を調べていったのか?そのやり方をもう少し見たかったですね。
映画『蛇の道』の見所
新島小夜子が医者であるにも関わらず、家族でもないアルベールの復讐に、なぜ、そこまで手を貸すのか?
そのモヤモヤや、謎に満ちたストーリーが惹きつけられるものがありました。
しかも、二人が拉致してきた人物は誰もが「俺じゃない」と否定するので『もし違っていたら、どうするつもりなのか?』と思ってしまいます。
そういった疑問が少しずつ解消していく所が、この映画の最大の見所でしょう。