藤原定子の辞世の句の意味を紹介!大河ドラマ『光る君へ 第28話』

引用:https://artexhibition.jp/topics/news/20231124-AEJ1713544/

大河ドラマ『光る君へ 第28話』では、藤原定子が亡くなってしまいますが、辞世の句を残していました。

そこで、藤原定子が残した辞世の句の意味について、詳しく紹介するので参考にしてみて下さい。

大河ドラマ『光る君へ 第28話』のキャスト

光る君へ 第話は、2024年1月7日から放送開始されました。

脚本&演出

登場人物&俳優

紫式部の一族や身近な者たち

藤原家

朝廷

越前国の人々
  • 周明(演:松下洸平)宋人
  • 源光雅(演:玉置孝匡藤原為時に賄賂を出そうとする人物
  • 朱仁聡(演:浩歌)日本の朝廷を重んじる宋人
  • 三国若麻呂(演:安井順平)宋人を紹介する温厚な人物
  • 野国勝(演:徳井優)朱仁聡を捕らえるように命じる役人

その他

大河ドラマ『光る君へ 第28話』のストーリー

引用:https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/episode/te/177L13KKQX/

藤原道長は、何とか娘の彰子を妃にしたいと考えて、藤原詮子に「一帝二后にしたいと考えております」と伝えます。

「良いんじゃないかしら?」「誠にございますか?」「ええ、あなたが決めたのですから」

「それでは、女院さまから、文を渡してもらえませぬか?」「いいわよ、ただ…私の文ぐらいで、帝が動けばいいけど」

藤原道長は、女院の文であれば動くと思っていましたが、一条天皇は「二人を妃にするなど考えられぬ」と声を荒げます。

一条天皇は、それでも、藤原彰子のもとを訪ねて「私が笛を吹くゆえ、聞いて欲しい」と伝えて、笛を吹き始めました。

しかし、藤原彰子は目線をそらしてしまうので「私のほうを見てくれぬか?」と言います。

「恐れながら、笛は聞くものです」「……これは、やられたな。左大臣はそなたを中宮にしたいと言うが、そなたは中宮になりたいか?」

「仰せのままに」「誰の仰せのままじゃ?」「……仰せのままに。」

禅問答のような会話に、藤原彰子に仕える者でさえ、表情を浮かべて、ため息が出る思いでした。

それでも、一条天皇は「彰子は己というものがない。まるで、昔、母の言いなりになっていた私のようじゃ」

「あれなら、妃にしても良いと思う」

その言葉を聞いて、藤原行成は安堵して、藤原道長に報告すると「感謝する。そなたは、いつも私を支えてくれる」と喜ばれます。

ついに、一条天皇は二人の妃を迎え入れる事になりますが、 藤原定子が病で亡くなってしまいました。

藤原伊周は「すべて、あいつのせいじゃ!あいつの大事なものを全て奪ってやる」と、藤原道長に対して、復讐する事を誓うのです。

藤原定子の辞世の句の意味を紹介』

藤原定子は、3つの辞世の句を残していました。

夜もすがら

契りしことを

忘れずは

恋ひむ涙の

色ぞゆかしき

意味:一晩中、契りを交わしたことをお忘れでないなら、私の死んだ後、あなたは泣いてくれるでしょう。その涙の色が知りたい。

上の句は、一条天皇に送った歌である事は明白ですね。

知る人も

なき別れ路に

今はとて

心ぼそくも

急ぎたつかな

意味:誰一人知る人もいない死出の旅に出るのは急な事で心細い

愛する人たちと別れてしまい、寂しい思いを込めた句ですね。

煙とも

雲ともならぬ

身なれども

草葉の露も

草葉の露を

それとながめよ

意味:煙とも雲ともならない我が身ですが、草の葉の露を我が身と思って下さい

参照元https://www.yoritomo-japan.com/etc/murasaki-sikibu/uta/teisi-jisei.html

少し、豊臣秀吉の辞世の句を彷彿させるものがあるので、豊臣秀吉は、この句を参考にしたのかもしれません。

大河ドラマ『光る君へ 第28話』の見所とまとめ

第28話では、藤原道長が、娘を中宮にしたいと考えていましたが、当の本人は禅問答のような会話をしてしまいます。

しかし、それが逆効果となり、一条天皇が哀れんで、二人の妃をもつ事を決めるので、人生とは分からないものです。

藤原定子が、ついに亡くなってしまいますが、藤原伊周は相変わらずだなと思う内容でしたね。