引用:https://artexhibition.jp/topics/news/20231124-AEJ1713544/
大河ドラマ『光る君へ 第28話』では、藤原定子が亡くなってしまいますが、辞世の句を残していました。
そこで、藤原定子が残した辞世の句の意味について、詳しく紹介するので参考にしてみて下さい。
大河ドラマ『光る君へ 第28話』のキャスト
光る君へ 第話は、2024年1月7日から放送開始されました。
脚本&演出
登場人物&俳優
紫式部の一族や身近な者たち
- 紫式部-まひろ(演:吉高由里子)平安時代に活躍する歌人
- 藤原惟規(演:高杉真宙)紫式部の弟
- まひろ(演:落井実結子)のちの紫式部
- さわ(演:野村麻純)まひろを慕っている女性
- 藤原為時(演:岸谷五朗)紫式部の父
- ちやは(演:国仲涼子)紫式部の母
- 太郎(演:湯田幸希)まひろの弟
- はる(演:島田桃依)まひろの従者
- 熊丸(演:志村光貴)まひろ家の下男
- 藤原宣孝(演:佐々木蔵之介)紫式部の夫
- 乙丸(演:矢部太郎)紫式部の従者
- いと(演:信川清順)惟規の乳母
藤原家
- 三郎(演:木村皐誠)のちの藤原道長
- 藤原道長(演:柄本佑)平安時代に栄華を極める人物
- 源倫子(演:黒木華)宇多天皇の曽孫で、藤原道長の嫡妻
- 源明子(演:瀧内公美)皇子・源高明の娘で明子女王と称される人物
- 源俊賢(演:本田大輔)源明子の兄
- 藤原兼家(演:段田安則)藤原道長の父
- 時姫(演:三石琴乃)藤原兼家の正室
- 藤原頼忠(演:橋爪淳)関白
- 藤原詮子(演:吉田羊)藤原道長の姉
- 藤原道隆(演:井浦新)藤原道長の兄で、藤原兼家の長男
- 藤原伊周(演:三浦翔平)藤原道隆の嫡男
- 藤原道兼(演:玉置玲央)藤原兼家の次男で、まひろを殺害した人物
- 藤原寧子(演:財前直見)藤原兼家の妾で、藤原道綱の母
- 藤原道綱(演:上地雄輔)藤原道長の兄で、藤原道長の異母兄
- 高階貴子(演:板谷由夏)藤原道兼の妻
- 藤原隆家(演:竜星涼)藤原道隆の四男
- 藤原定子(演:高畑充希)藤原道隆の娘
朝廷
- 円融天皇(演:坂東巳之助)64代天皇
- 懐仁親王-東宮(演:石塚陸翔)藤原詮子の息子、のちの66代一条天皇
- 花山天皇(演:本郷奏多)少し奇抜な行動が多い皇族
- 一条天皇(演:塩野瑛久)藤原定子を溺愛する天皇
- 安倍晴明(演:ユースケ・サンタマリア)陰陽師
- 藤原斉信(演:金田哲)一条朝の四納言
- 藤原公任(演:町田啓太)一条朝の四納言
- 藤原実資(演:秋山竜次)藤原道長の先輩
- 藤原行成(演:渡辺大知)藤原道長と一条天皇の狭間で苦しむ人物
- 藤原彰子(演:見上愛)藤原道長の娘にして、一条天皇の妃
越前国の人々
- 周明(演:松下洸平)宋人
- 源光雅(演:玉置孝匡)藤原為時に賄賂を出そうとする人物
- 朱仁聡(演:浩歌)日本の朝廷を重んじる宋人
- 三国若麻呂(演:安井順平)宋人を紹介する温厚な人物
- 大野国勝(演:徳井優)朱仁聡を捕らえるように命じる役人
その他
大河ドラマ『光る君へ 第28話』のストーリー
引用:https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/episode/te/177L13KKQX/
藤原道長は、何とか娘の彰子を妃にしたいと考えて、藤原詮子に「一帝二后にしたいと考えております」と伝えます。
「良いんじゃないかしら?」「誠にございますか?」「ええ、あなたが決めたのですから」
「それでは、女院さまから、文を渡してもらえませぬか?」「いいわよ、ただ…私の文ぐらいで、帝が動けばいいけど」
藤原道長は、女院の文であれば動くと思っていましたが、一条天皇は「二人を妃にするなど考えられぬ」と声を荒げます。
一条天皇は、それでも、藤原彰子のもとを訪ねて「私が笛を吹くゆえ、聞いて欲しい」と伝えて、笛を吹き始めました。
しかし、藤原彰子は目線をそらしてしまうので「私のほうを見てくれぬか?」と言います。
「恐れながら、笛は聞くものです」「……これは、やられたな。左大臣はそなたを中宮にしたいと言うが、そなたは中宮になりたいか?」
「仰せのままに」「誰の仰せのままじゃ?」「……仰せのままに。」
禅問答のような会話に、藤原彰子に仕える者でさえ、表情を浮かべて、ため息が出る思いでした。
それでも、一条天皇は「彰子は己というものがない。まるで、昔、母の言いなりになっていた私のようじゃ」
「あれなら、妃にしても良いと思う」
その言葉を聞いて、藤原行成は安堵して、藤原道長に報告すると「感謝する。そなたは、いつも私を支えてくれる」と喜ばれます。
ついに、一条天皇は二人の妃を迎え入れる事になりますが、 藤原定子が病で亡くなってしまいました。
藤原伊周は「すべて、あいつのせいじゃ!あいつの大事なものを全て奪ってやる」と、藤原道長に対して、復讐する事を誓うのです。
『藤原定子の辞世の句の意味を紹介』
藤原定子は、3つの辞世の句を残していました。
夜もすがら
契りしことを
忘れずは
恋ひむ涙の
色ぞゆかしき
意味:一晩中、契りを交わしたことをお忘れでないなら、私の死んだ後、あなたは泣いてくれるでしょう。その涙の色が知りたい。
上の句は、一条天皇に送った歌である事は明白ですね。
知る人も
なき別れ路に
今はとて
心ぼそくも
急ぎたつかな
意味:誰一人知る人もいない死出の旅に出るのは急な事で心細い
愛する人たちと別れてしまい、寂しい思いを込めた句ですね。
煙とも
雲ともならぬ
身なれども
草葉の露も
草葉の露を
それとながめよ
意味:煙とも雲ともならない我が身ですが、草の葉の露を我が身と思って下さい
参照元:https://www.yoritomo-japan.com/etc/murasaki-sikibu/uta/teisi-jisei.html
少し、豊臣秀吉の辞世の句を彷彿させるものがあるので、豊臣秀吉は、この句を参考にしたのかもしれません。
大河ドラマ『光る君へ 第28話』の見所とまとめ
第28話では、藤原道長が、娘を中宮にしたいと考えていましたが、当の本人は禅問答のような会話をしてしまいます。
しかし、それが逆効果となり、一条天皇が哀れんで、二人の妃をもつ事を決めるので、人生とは分からないものです。