映画『もしも徳川家康が 総理大臣になったら』では、歴史上の偉人たちが復活して、1年限定の偉人内閣を発足します。
そんな映画『もしも徳川家康が 総理大臣になったら』の7つの名言について、詳しく紹介しましょう。
- 映画『もしも徳川家康が 総理大臣になったら』のキャスト
- 映画『もしも徳川家康が 総理大臣になったら』のストーリー
- 映画『もしも徳川家康が 総理大臣になったら』の7つの名言
- 『もしも徳川家康が 総理大臣になったら』と他の映画を比較
- 映画『もしも徳川家康が 総理大臣になったら』のまとめ
映画『もしも徳川家康が 総理大臣になったら』のキャスト
日本の歴史コメディ映画『もしも徳川家康が 総理大臣になったら』は、2024年7月26日に公開されました。
監督&脚本&原作
- 監督:武内英樹
- 脚本:徳永友一
- 原作:眞邊明人
登場人物&俳優
- 西村理沙(演:浜辺美波)偉人内閣を取材する新人記者
- 徳川家康-内閣総理大臣(演:野村萬斎)江戸幕府を開いた英雄
- 織田信長-経済産業大臣(演:GACKT)戦国時代で領土を拡張した第六天魔王
- 豊臣秀吉-財務大臣(演:竹中直人)農民出身から関白までのぼりつめた人物
- 坂本龍馬-内閣官房長官(演:赤楚衛二)薩長同盟に導いた志士
- 徳川吉宗-農林水産大臣(演:髙嶋政宏)改革で、幕府の財政を立て直した将軍
- 徳川綱吉-厚生労働大臣(演:池田鉄洋)武断政治から文治政治に転換した将軍
- 北条政子-総務大臣(演:江口のりこ)皇軍を相手に一歩も退かなかった尼将軍
- 足利義満-外務大臣(演:小手伸也)南北朝を終わらせて、明との貿易を促進
- 聖徳太子-法務大臣(演:長井短)日本で初めて法を作り上げた太子
- 石田三成-財務副大臣(演:音尾琢真)豊臣政権を支えた官僚
- 土方歳三-警備隊(演:山本耕史)京を火の海から救った新撰組の副長
- 紫式部-文部科学大臣(演:観月ありさ)日本で初の長編小説を作った文化人
- 御子柴学(演:酒向芳)日本党幹事長
- 森本慶一(演:梶原善)テレビ局政治部部長
- 吉田拓也(演:足立英)財務省官僚)
- 島川徹(演:小籔千豊)テレビ番組のMC
映画『もしも徳川家康が 総理大臣になったら』のストーリー
2000年代、世界的にコロナが大流行してしまい、日本政府は後手を踏んでしまい、マスクが不足する事態に追い込まれます。
やがて、国会内にまでクラスターが発生してしまい、内閣総理大臣が病死してしまい、国は大混乱に陥ってしまいました。
日本党の幹事長・御子柴学は、化学の力を利用して、日本の偉人たちを復活させて、1年間だけの限定内閣を発足させます。
これが『偉人内閣』であり、内閣総理大臣には260年以上もの平和を築き上げた徳川家康が選ばれます。
TV局の記者・西村理沙は『私は世界史を専攻していたから、日本の偉人なんて、分からない』と、取材を嫌がってしまいます。
しかし、上司の森本慶一から「スクープを取れたら、お前がやりたがっていた女子アナにさせてやるから」と言われて、取材しようとします。
「あの、坂本龍馬さん」「なんぜよ?」
取材しようと思っても、何を言えば良いのか分からず「…そのぜよとは、どういう意味なのでしょうか?」
坂本龍馬は「ぜよは、ぜよぜよ」と答えるしかなかったのですが、これがネットでトレンド入りして、上司から「良かったな」と褒められます。
『こんな事で注目されても嬉しくない』と思ってしまいますが、偉人内閣はロックダウンを敢行して、国民一人一人に50万円も給付しました。
今までの内閣では考えられないスピードで、制作を実行していき、世界でここまでコロナを抑えられたのは日本だけでした。
しかも、経済産業大臣・織田信長は「令和版・楽市楽座により、法人税を下げて、外国資本を呼び込む」と言い放ちます。
徳川家康は安寧(平和)を大事にしていたので、そんな事をしたら、外国といさかいを起こすと考えて、反対でした。
国民は「徳川家康のような外国に気を使う政治では、今までの日本と変わらない」と不満を抱き始めます。
そんな矢先、織田信長が何者かに抹殺されてしまい、犯人は徳川家康ではないか?という声が高まってしまいます。
はたして、偉人内閣はどうなってしまうのでしょうか?
映画『もしも徳川家康が 総理大臣になったら』の7つの名言
もしも徳川家康が 総理大臣になったらの7つの名言は、以下の通りです。
鳴かぬなら殺してしまえホトトギス
織田信長が「鳴かぬなら殺してしまえホトトギス」と言った事がありますが、これは逆らう者は、殺す事もいとわない性格をよく表していますね。
鳴かぬなら鳴かせてみせようほととぎす
豊臣秀吉の名言は「鳴かぬなら鳴かせてみせようホトトギス」ですが、これは織田信長よりは、穏やかに物事を進めた偉業をさしています。
かつて、織田信長は領土を拡張するためには、侵略して滅ぼしていきましたが、豊臣秀吉はある程度の領土は認めて降伏させていきました。
これにより、少ない戦で、天下統一を果たす事ができたのです。
鳴かぬなら鳴くまで待とうホトトギス
徳川家康の名言『鳴かぬなら鳴くまで待とうホトトギス』は、関ヶ原で勝っても、すぐには豊臣を滅ぼさなかった事をよく表しています。
さらに言えば、我慢に我慢を重ねて、いよいよという所まで行動を起こさない忍耐強い性格も表した名言と言えますね。
是非に及ばず
織田信長が「是非に及ばず」と言っていましたが、これは現代風に言えば「仕方ない」または「上等だ」という意味に近いです。
かつて、本能寺の変で、明智光秀が謀反を起こした事を知った時に、織田信長が「是非に及ばす」と言ったのは、あまりにも有名な話です。
目を覚ませぇぇ
織田信長が「目を覚ませえぇ」と言って、これが名言として注目を集めて、トレンド入りしました。
これは、国会で居眠りをする議員が多い事を批判するものであり、多くの国民から共演を得たのでしょう。
不安とは何もせぬ者の病
偉人内閣の政策があまりにも、大胆なものであり、マスコミは「国民は不安を抱いています」と質問します。
しかし、偉人内閣は「不安とは、何もせぬ者の病」と一蹴(いっしゅう)してしまいました。
安寧とは簡単に手に入らん
徳川家康は、西村理沙に「安寧とは、簡単に手に入らん」と言って、安寧(平和)がいかに大切で、難しいかを力説しました。
実際に、徳川家康は、幼少の頃に人質に出されて、父は家臣に殺され、妻や子は同盟者から殺害されるように命じられます。
それでも我慢を続けていたら、今度は農民出身の豊臣秀吉の軍門に降り、慣れ親しんだ両国から関東へ左遷されました。
どんな屈辱も耐えに耐えて、ようやく260年以上の平和を築いた人物だからこそ、この名言には重みがありましたね。
『もしも徳川家康が 総理大臣になったら』と他の映画を比較
日本で偉人内閣が復活したら、どうなるのか?そういった映画によく似た映画が『帰ってきたヒトラー』です。
世界を破滅に導く独裁者という一面はありますが、大不況のドイツを経済大国に導いた側面もあります。
www.akira-movies-drama.comそんなヒトラーが、ドイツに蘇ったら、どうなるのか?それをブラックコメディで描かれているので、歴史好きにはたまらない作品になっています。
映画『もしも徳川家康が 総理大臣になったら』のまとめ
もしも徳川家康が 総理大臣になったらを見た感想について、詳しく解説します。
映画『もしも徳川家康が 総理大臣になったら』のオススメ層
日本史の有名な人物が多く登場するので、日本史好きの人には、是非ともオススメしたい映画ですね。
ただし、西村理沙のように、世界史のほうが詳しい人には、あまり馴染みがないので、微妙な映画です。
- 日本史が好きな方:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
- 世界史が好きな方:⭐️
- キッズ:⭐️⭐️⭐️⭐️
- 若年層:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
- 中年層:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
- シニア層:⭐️⭐️⭐️⭐️
映画『もしも徳川家康が 総理大臣になったら』の残念な所
大河ドラマや、テレビ番組を意識した所が多く登場して『これは、許可を取っているのか?』と心配になる場面が多くありました。
特に、北条政子の『政子の部屋』は、どう考えても、徹子の部屋を意識しているのは間違いありません。
大河ドラマの『どうする家康』や『光る君へ』の言葉も出てくるので、そういったものが気になる方は要注意ですね。
映画『もしも徳川家康が 総理大臣になったら』の見所
偉人たちが就くポストが、それぞれ合っているのが、なかなか面白くて、歴史好きにとっては、なかなか面白い映画でしたね。
織田信長が暗殺されますが、その首謀者は、明智光秀をそそのかした人物とマッチするので、よく考えられていました。
あまりにも、アホっぽい感じのするストーリーですが、それがこの映画の見所でもあるので、家族で一緒に笑える映画ですね。