引用:https://artexhibition.jp/topics/news/20231124-AEJ1713544/
大河ドラマ『光る君へ 第29話』では、藤原定子が嫌われていたのに、なぜか枕草子が流行していく話が紹介されていました。
なぜ、藤原定子のために作られた枕草子が流行したのか?その理由について紹介しましょう。
大河ドラマ『光る君へ 第29話』のキャスト
光る君へ 第話は、2024年1月7日から放送開始されました。
脚本&演出
登場人物&俳優
紫式部の一族や身近な者たち
- 紫式部-まひろ(演:吉高由里子)平安時代に活躍する歌人
- 藤原惟規(演:高杉真宙)紫式部の弟
- まひろ(演:落井実結子)のちの紫式部
- さわ(演:野村麻純)まひろを慕っている女性
- 藤原為時(演:岸谷五朗)紫式部の父
- ちやは(演:国仲涼子)紫式部の母
- 太郎(演:湯田幸希)まひろの弟
- はる(演:島田桃依)まひろの従者
- 熊丸(演:志村光貴)まひろ家の下男
- 藤原宣孝(演:佐々木蔵之介)紫式部の夫
- 乙丸(演:矢部太郎)紫式部の従者
- いと(演:信川清順)惟規の乳母
藤原家
- 三郎(演:木村皐誠)のちの藤原道長
- 藤原道長(演:柄本佑)平安時代に栄華を極める人物
- 源倫子(演:黒木華)宇多天皇の曽孫で、藤原道長の嫡妻
- 源明子(演:瀧内公美)皇子・源高明の娘で明子女王と称される人物
- 源俊賢(演:本田大輔)源明子の兄
- 藤原兼家(演:段田安則)藤原道長の父
- 時姫(演:三石琴乃)藤原兼家の正室
- 藤原頼忠(演:橋爪淳)関白
- 藤原詮子(演:吉田羊)藤原道長の姉
- 藤原道隆(演:井浦新)藤原道長の兄で、藤原兼家の長男
- 藤原伊周(演:三浦翔平)藤原道隆の嫡男
- 藤原道兼(演:玉置玲央)藤原兼家の次男で、まひろを殺害した人物
- 藤原寧子(演:財前直見)藤原兼家の妾で、藤原道綱の母
- 藤原道綱(演:上地雄輔)藤原道長の兄で、藤原道長の異母兄
- 高階貴子(演:板谷由夏)藤原道兼の妻
- 藤原隆家(演:竜星涼)藤原道隆の四男
- 藤原定子(演:高畑充希)藤原道隆の娘
朝廷
- 円融天皇(演:坂東巳之助)64代天皇
- 懐仁親王-東宮(演:石塚陸翔)藤原詮子の息子、のちの66代一条天皇
- 花山天皇(演:本郷奏多)少し奇抜な行動が多い皇族
- 安倍晴明(演:ユースケ・サンタマリア)陰陽師
- 藤原斉信(演:金田哲)一条朝の四納言
- 藤原公任(演:町田啓太)一条朝の四納言
- 藤原実資(演:秋山竜次)藤原道長の先輩
- 藤原行成(演:渡辺大知)藤原道長と一条天皇の狭間で苦しむ人物
- 藤原彰子(演:見上愛)藤原道長の娘にして、一条天皇の妃
越前国の人々
- 周明(演:松下洸平)宋人
- 源光雅(演:玉置孝匡)藤原為時に賄賂を出そうとする人物
- 朱仁聡(演:浩歌)日本の朝廷を重んじる宋人
- 三国若麻呂(演:安井順平)宋人を紹介する温厚な人物
- 大野国勝(演:徳井優)朱仁聡を捕らえるように命じる役人
その他
大河ドラマ『光る君へ 第29話』のストーリー
引用:https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/episode/te/G665R499JJ/
まひろの屋敷に、清少納言が訪れて、藤原定子を敬う物語を書いた事を教えてきました。
「私は、誰にでも影はあると考えています。それゆえ、定子さまの影も知りとうございます」
「定子さまに影などありませぬ!あっても、そのようなものは書きとうありません」
あまりの剣幕に、まひろは「申し訳ありませんでした」と、詫びました。
そのような事はあっても、まひろには愛する娘や夫がいましたが、その夫・藤原宣孝が急な病で逝去してしまったのです。
まひろは、あまりにも突然な事に呆然としてしまい、娘が「父上は?」と言ってきても、静かに抱きしめる事しか出来ませんでした。
その頃、藤原道長は、母から「藤原定子の息子を藤原彰子に養育させなさい」と言われますが「人質にございますか?」とつぶやいてしまいます。
そのやり方は、父と同じ道をたどる事であり「私は、父と同じ事をしたくはありませぬ」と拒絶しますが「あなたはもう、父を超えているのです!」
母から、きつく叱責されてしまい、帝に進言して、藤原彰子が、藤原貞子の皇子を庇護する事になりました。
やがて、藤原伊周はもとの位に復権する事ができて、帝に謁見すると、清少納言が藤原定子について書かれた書物を進呈します。
この書物は、のちに『枕草子(まくらのそうし)』と呼ばれるようになり、藤原道長を脅かすようになります。
はたして、朝廷の権力闘争は、どのような決着をするのでしょうか?
『藤原定子は嫌われたのに枕草子が流行した理由』
藤原定子は、一条天皇からの一心の愛を受けて、皇子まで産んだので、周りからの嫉妬や、いじめは相当なものでした。
それにも関わらず、藤原定子のために書かれた『枕草子』が流行したのは、影や凄惨(せいさん)なものが書かれていなかったからです。
清少納言は、美しい所だけを取り上げて書いたので、その内容が、後世まで長く愛される書物となって、流行した訳です。
大河ドラマ『光る君へ 第29話』の見所とまとめ
第29話では、まひろは「影のある部分も見たい」と言っていましたが、そのような物語であれば、流行しなかったでしょう。