藤原定子は嫌われたのに枕草子が流行した理由!大河ドラマ『光る君へ 第29話』

引用:https://artexhibition.jp/topics/news/20231124-AEJ1713544/

大河ドラマ『光る君へ 第29話』では、藤原定子が嫌われていたのに、なぜか枕草子が流行していく話が紹介されていました。

なぜ、藤原定子のために作られた枕草子が流行したのか?その理由について紹介しましょう。

大河ドラマ『光る君へ 第29話』のキャスト

光る君へ 第話は、2024年1月7日から放送開始されました。

脚本&演出

登場人物&俳優

紫式部の一族や身近な者たち

藤原家

朝廷

越前国の人々
  • 周明(演:松下洸平)宋人
  • 源光雅(演:玉置孝匡藤原為時に賄賂を出そうとする人物
  • 朱仁聡(演:浩歌)日本の朝廷を重んじる宋人
  • 三国若麻呂(演:安井順平)宋人を紹介する温厚な人物
  • 野国勝(演:徳井優)朱仁聡を捕らえるように命じる役人

その他

大河ドラマ『光る君へ 第29話』のストーリー

引用:https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/episode/te/G665R499JJ/

まひろの屋敷に、清少納言が訪れて、藤原定子を敬う物語を書いた事を教えてきました。

「私は、誰にでも影はあると考えています。それゆえ、定子さまの影も知りとうございます」

「定子さまに影などありませぬ!あっても、そのようなものは書きとうありません」

あまりの剣幕に、まひろは「申し訳ありませんでした」と、詫びました。

そのような事はあっても、まひろには愛する娘や夫がいましたが、その夫・藤原宣孝が急な病で逝去してしまったのです。

まひろは、あまりにも突然な事に呆然としてしまい、娘が「父上は?」と言ってきても、静かに抱きしめる事しか出来ませんでした。

その頃、藤原道長は、母から「藤原定子の息子を藤原彰子に養育させなさい」と言われますが「人質にございますか?」とつぶやいてしまいます。

そのやり方は、父と同じ道をたどる事であり「私は、父と同じ事をしたくはありませぬ」と拒絶しますが「あなたはもう、父を超えているのです!」

母から、きつく叱責されてしまい、帝に進言して、藤原彰子が、藤原貞子の皇子を庇護する事になりました。

やがて、藤原伊周はもとの位に復権する事ができて、帝に謁見すると、清少納言藤原定子について書かれた書物を進呈します。

この書物は、のちに『枕草子(まくらのそうし)』と呼ばれるようになり、藤原道長を脅かすようになります。

はたして、朝廷の権力闘争は、どのような決着をするのでしょうか?

藤原定子は嫌われたのに枕草子が流行した理由』

藤原定子は、一条天皇からの一心の愛を受けて、皇子まで産んだので、周りからの嫉妬や、いじめは相当なものでした。

それにも関わらず、藤原定子のために書かれた『枕草子』が流行したのは、影や凄惨(せいさん)なものが書かれていなかったからです。

清少納言は、美しい所だけを取り上げて書いたので、その内容が、後世まで長く愛される書物となって、流行した訳です。

大河ドラマ『光る君へ 第29話』の見所とまとめ

第29話では、まひろは「影のある部分も見たい」と言っていましたが、そのような物語であれば、流行しなかったでしょう。

枕草子の『枕』は、中国の歴史書史記(しき)』から、敷布団を連想して『枕』となっとも言われています。

そんな由緒正しい『枕草子』が、藤原道長をどこまで苦しめていくのか?注目したいですね。