引用:https://artexhibition.jp/topics/news/20231124-AEJ1713544/
大河ドラマ『光る君へ 第30話』では、藤原賢子と紫式部が仲の悪い親娘に設定したのは、実は大きな意味があります。
そこで、なぜ、大河ドラマでは、藤原賢子と紫式部が仲の悪い親娘に設定しなくてはいけなかったのか?詳しく紹介しましょう。
大河ドラマ『光る君へ 第30話』のキャスト
光る君へ 第話は、2024年1月7日から放送開始されました。
脚本&演出
登場人物&俳優
紫式部の一族や身近な者たち
- 紫式部-まひろ(演:吉高由里子)平安時代に活躍する歌人
- 藤原賢子(演:福元愛悠)まひろの娘
- あさ(演:平山咲彩)藤原賢子の乳母
- 藤原惟規(演:高杉真宙)紫式部の弟
- まひろ(演:落井実結子)のちの紫式部
- さわ(演:野村麻純)まひろを慕っている女性
- 藤原為時(演:岸谷五朗)紫式部の父
- ちやは(演:国仲涼子)紫式部の母
- 太郎(演:湯田幸希)まひろの弟
- はる(演:島田桃依)まひろの従者
- 熊丸(演:志村光貴)まひろ家の下男
- 藤原宣孝(演:佐々木蔵之介)紫式部の夫
- 乙丸(演:矢部太郎)紫式部の従者
- いと(演:信川清順)惟規の乳母
藤原家
- 三郎(演:木村皐誠)のちの藤原道長
- 藤原道長(演:柄本佑)平安時代に栄華を極める人物
- 源倫子(演:黒木華)宇多天皇の曽孫で、藤原道長の嫡妻
- 藤原頼通(演:大野遥斗)藤原道長と源倫子の嫡男
- 源明子(演:瀧内公美)皇子・源高明の娘で明子女王と称される人物
- 源俊賢(演:本田大輔)源明子の兄
- 藤原兼家(演:段田安則)藤原道長の父
- 時姫(演:三石琴乃)藤原兼家の正室
- 藤原頼忠(演:橋爪淳)関白
- 藤原詮子(演:吉田羊)藤原道長の姉
- 藤原道隆(演:井浦新)藤原道長の兄で、藤原兼家の長男
- 藤原伊周(演:三浦翔平)藤原道隆の嫡男
- 藤原道兼(演:玉置玲央)藤原兼家の次男で、まひろを殺害した人物
- 藤原寧子(演:財前直見)藤原兼家の妾で、藤原道綱の母
- 藤原道綱(演:上地雄輔)藤原道長の兄で、藤原道長の異母兄
- 高階貴子(演:板谷由夏)藤原道兼の妻
- 藤原隆家(演:竜星涼)藤原道隆の四男
- 藤原定子(演:高畑充希)藤原道隆の娘
朝廷
- 円融天皇(演:坂東巳之助)64代天皇
- 懐仁親王-東宮(演:石塚陸翔)藤原詮子の息子、のちの66代一条天皇
- 花山天皇(演:本郷奏多)少し奇抜な行動が多い皇族
- 安倍晴明(演:ユースケ・サンタマリア)陰陽師
- 藤原斉信(演:金田哲)一条朝の四納言
- 藤原公任(演:町田啓太)一条朝の四納言
- 藤原実資(演:秋山竜次)藤原道長の先輩
- 藤原行成(演:渡辺大知)藤原道長と一条天皇の狭間で苦しむ人物
- 藤原彰子(演:見上愛)藤原道長の娘にして、一条天皇の妃
- あかね(演:泉里香)和泉式部日記の作者
越前国の人々
- 周明(演:松下洸平)宋人
- 源光雅(演:玉置孝匡)藤原為時に賄賂を出そうとする人物
- 朱仁聡(演:浩歌)日本の朝廷を重んじる宋人
- 三国若麻呂(演:安井順平)宋人を紹介する温厚な人物
- 大野国勝(演:徳井優)朱仁聡を捕らえるように命じる役人
その他
大河ドラマ『光る君へ 第30話』のストーリー
引用:https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/episode/te/88ZRPN2P9X/
京の都は、雨が全く降らず、水不足に陥ってしまい、藤原為時は『せめて、孫娘だけでも生かしてやりたい』と絶望してしまいます。
多くの公卿たちも、水不足に頭を悩ませていて、藤原道長は安倍晴明に「頼むから、雨乞いをしてくれぬか?」と頼み込みました。
「嫌でございます。なぜ、私だけが、そのような事をしなくてはならないのですか?何か下さらなければ、嫌でございます」
「……それでは、私の寿命を10年やろう」「まことにございますか?まことに奪いますずぞ」
藤原道長は約束してあげると、安倍晴明が雨乞いをすると、見事に京の都に大雨が振り、民は喜びにわきたちます。
しかし、それと引き換えに、藤原道長に長く仕えていた安倍晴明は、倒れ込んでしまいました。
一条天皇は「枕草子を読むと、定子を思い出す」とつぶやくと、藤原伊周は「あとにも先にも、帝の妃は定子さまだけにございます」
「定子さまは、帝が笑う顔だけを見たいはずです。ですから、楽しかった事だけを思い出して下さい」
藤原隆家は、藤原道長のもとへ行き「兄にも困ったものにございます。帝の心に漬け込むような事をして」と進言します。
その進言に対して、藤原道長は苦笑いしながらも、話を聞いてあげると、藤原行成がやって来たら、藤原隆家は立ち去って行きました。
源倫子は、一条天皇に「命にかけてのお願いでございます、帝から中宮に寄り添ってくださいませ」と頼み込みました。
一条天皇は「さような事で、命をかけなくとよい」と優しい言葉をかけてあげますが、藤原道長は「お前は何を考えておるのだ」と叱責します。
まひろは、物語を書く事に夢中になって、娘の遊び相手を全くしてあげず、少しずつ親娘の間に亀裂が走っていったのです。
『藤原賢子と紫式部が仲の悪い親娘に設定した理由』
藤原賢子は、のちに、藤原道兼の息子の妻になりますが、これには大きな問題点があります。
それは、大河ドラマがフィクションで、藤原道兼が紫式部の母を殺害してしまったからです。
それなのに、二人が夫婦になってしまったら『普通、仇の息子の所へ嫁ぐのか?』と疑問を持たれるでしょう。
そこで、藤原賢子と紫式部が仲の悪い親娘に設定しておけば、母親にとって仇の家に嫁いでも、違和感はなくなります。
大河ドラマとしては、そのような思惑があって、二人が仲の悪い親娘にしたと考えられます。
大河ドラマ『光る君へ 第30話』の見所とまとめ
第30話でも、藤原伊周がどうしようもない事ばかりしてしまい、呆れ果ててしまいました。
まひろは娘を厳しくしつけようとしますが、父親が孫娘を甘やかそうとしてしまい、火花を散らしてしまいましたね。
このような事は、現代も昔も変わらないようです。安倍晴明は死んだかと思ったら、ただ倒れただけのようなので、少し驚いてしまいましたね。