藤原賢子と紫式部が仲の悪い親娘に設定したのは大きな意味がある!大河ドラマ『光る君へ 第30話』

引用:https://artexhibition.jp/topics/news/20231124-AEJ1713544/

大河ドラマ『光る君へ 第30話』では、藤原賢子と紫式部が仲の悪い親娘に設定したのは、実は大きな意味があります。

そこで、なぜ、大河ドラマでは、藤原賢子と紫式部が仲の悪い親娘に設定しなくてはいけなかったのか?詳しく紹介しましょう。

大河ドラマ『光る君へ 第30話』のキャスト

光る君へ 第話は、2024年1月7日から放送開始されました。

脚本&演出

登場人物&俳優

紫式部の一族や身近な者たち

藤原家

朝廷

越前国の人々
  • 周明(演:松下洸平)宋人
  • 源光雅(演:玉置孝匡藤原為時に賄賂を出そうとする人物
  • 朱仁聡(演:浩歌)日本の朝廷を重んじる宋人
  • 三国若麻呂(演:安井順平)宋人を紹介する温厚な人物
  • 野国勝(演:徳井優)朱仁聡を捕らえるように命じる役人

その他

大河ドラマ『光る君へ 第30話』のストーリー

引用:https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/episode/te/88ZRPN2P9X/

京の都は、雨が全く降らず、水不足に陥ってしまい、藤原為時は『せめて、孫娘だけでも生かしてやりたい』と絶望してしまいます。

多くの公卿たちも、水不足に頭を悩ませていて、藤原道長安倍晴明に「頼むから、雨乞いをしてくれぬか?」と頼み込みました。

「嫌でございます。なぜ、私だけが、そのような事をしなくてはならないのですか?何か下さらなければ、嫌でございます」

「……それでは、私の寿命を10年やろう」「まことにございますか?まことに奪いますずぞ」

藤原道長は約束してあげると、安倍晴明が雨乞いをすると、見事に京の都に大雨が振り、民は喜びにわきたちます。

しかし、それと引き換えに、藤原道長に長く仕えていた安倍晴明は、倒れ込んでしまいました。

一条天皇は「枕草子を読むと、定子を思い出す」とつぶやくと、藤原伊周は「あとにも先にも、帝の妃は定子さまだけにございます」

「定子さまは、帝が笑う顔だけを見たいはずです。ですから、楽しかった事だけを思い出して下さい」

藤原隆家は、藤原道長のもとへ行き「兄にも困ったものにございます。帝の心に漬け込むような事をして」と進言します。

その進言に対して、藤原道長は苦笑いしながらも、話を聞いてあげると、藤原行成がやって来たら、藤原隆家は立ち去って行きました。

源倫子は、一条天皇に「命にかけてのお願いでございます、帝から中宮に寄り添ってくださいませ」と頼み込みました。

一条天皇は「さような事で、命をかけなくとよい」と優しい言葉をかけてあげますが、藤原道長は「お前は何を考えておるのだ」と叱責します。

まひろは、物語を書く事に夢中になって、娘の遊び相手を全くしてあげず、少しずつ親娘の間に亀裂が走っていったのです。

『藤原賢子と紫式部が仲の悪い親娘に設定した理由』

藤原賢子は、のちに、藤原道兼の息子の妻になりますが、これには大きな問題点があります。

それは、大河ドラマがフィクションで、藤原道兼紫式部の母を殺害してしまったからです。

それなのに、二人が夫婦になってしまったら『普通、仇の息子の所へ嫁ぐのか?』と疑問を持たれるでしょう。

そこで、藤原賢子と紫式部が仲の悪い親娘に設定しておけば、母親にとって仇の家に嫁いでも、違和感はなくなります。

大河ドラマとしては、そのような思惑があって、二人が仲の悪い親娘にしたと考えられます。

大河ドラマ『光る君へ 第30話』の見所とまとめ

第30話でも、藤原伊周がどうしようもない事ばかりしてしまい、呆れ果ててしまいました。

まひろは娘を厳しくしつけようとしますが、父親が孫娘を甘やかそうとしてしまい、火花を散らしてしまいましたね。

このような事は、現代も昔も変わらないようです。安倍晴明は死んだかと思ったら、ただ倒れただけのようなので、少し驚いてしまいましたね。