映画『ブルーピリオド』では、矢口八虎が絵の魅力に惹かれて、日本一の難関校・藝大に入ろうとします。
そんな映画『ブルーピリオド』の7つの名言について詳しく紹介するので、参考にしてみて下さい。
映画『ブルーピリオド』のキャスト
日本の映画『ブルーピリオド』は、年に公開されました。
監督&脚本
- 監督:萩原健太郎
- 脚本:吉田玲子
- 原作:山口つばさ
登場人物&俳優
- 矢口八虎(演:眞栄田郷敦)高校生から藝大を目指す人物
- 鮎川龍二(演:高橋文哉)ユカちゃんという愛称で、女装が趣味
- 高橋世田介(演:板垣李光人)矢口八虎のライバル
- 森まる(演:桜田ひより)矢口八虎に大きな影響を与える先輩
- 桑名マキ(演:中島セナ)矢口八虎と共に芸大を目指す女子
- 橋田悠(演:秋谷郁甫)矢口八虎と共に芸大を目指す男子
- 恋ヶ窪晋(演:兵頭功海)矢口八虎の親友
- 後藤先生:三浦誠己)物理の教師
- やす-ずん(演:矢口行信)矢口八虎の父親
- 矢口真理恵(演:石田ひかり)矢口八虎の母親
- 大葉真由(演:江口のりこ)予備校の教師
- 佐伯昌子(演:薬師丸ひろ子)美術部の教師
映画『ブルーピリオド』のストーリー
矢口八虎は、不良なのに、成績も良くて、何でも無難にこなす少年でした。
しかし、物足りなさを感じていて、そんな時に美術室で、ある絵に心を奪われます。
それは先輩の森まるが描いた絵であり、絵を描きたいと思うようになりましたが、ある問題がありました。
実は、家があまり裕福ではなかったので、大学は私立にいけなかったのです。
もしも、画家を目指すのであれば、公立の美大へ行く必要がありましたが、公立の藝大は年に5人しか入れないような超難関校でした。
美術の先生に「今から頑張ったら、藝大に入れますかね?」と聞いても「分かりません」と言われてしまいます。
しかし「好きな事に頑張れるのは最強の努力家」と背中を押されて、残り1年という期間で、藝大に合格できるように絵筆をとりました。
はたして、矢口八虎は藝大に入れるのでしょうか?
映画『ブルーピリオド』の7つの名言
ブルーピリオドの7つの名言は、以下の通りです。
あなたが青く見えるならリンゴも青い
森まるは、後輩の矢口八虎に「あなたが青く見えるなら、リンゴも青い」とアドバイスしました。
これは、絵は自由であり、あなたがそう見えるなら、そう描けば良いと言いたかったのでしょう。
好きな事にがんばれるのは最強の努力家
美術部の教師・佐伯昌子は、矢口八虎に「好きな事にがんばれるのは、最強の努力家」と応援します。
これは、今作でも1、2を争うほどの名言であり、好きな事であれば、それは努力ではなくて、好きな事だから悩む必要もありません。
画家になれる人は、画家になりたい人よりも、絵を描く事が好きな人なのでしょう。
悔しいと思うなら、まだ戦えるね
矢口八虎は、高橋世田介が初めてデッサンしたものが、凄く上手で、悔しくて仕方ありませんでした。
鮎川龍二は、そんな矢口八虎に「悔しいと思うなら、まだ戦えるね」と微笑みます。
かつて、有名な画家が学生時代に、賞をとった時に、同じ美学生に賞を取った事について聞かれた事がありました。
その時の美学生の表情には、悔しさが滲み出ていて、その有名な画家は『こいつは、あとで凄い画家になるな』と直感したそうです。
その予感は的中して、その美学生は有名な画家になりましたが、悔しさは大きな武器になる事を有限に物語っていますね。
随分昔に読んだ本で知った事でしたが、美学生に指摘された人物は、確か、佐々木豊先生だったと思います。
天才と見分けがつかないほど、やるしかない
矢口八虎は、今まで何でも無難にこなしてきましたが、美術の世界では、自分は天才ではないんだと痛感します。
そこで、矢口八虎は『俺は天才じゃない。それなら、天才と見分けがつかないほど、やるしかない』と覚悟を決めるのです。
努力は自信の裏返しか
矢口八虎は、凄まじい努力をしてきましたが、それなのに自信を持つ事ができませんでした。
親友から「お前の努力は、自信の裏返しか」と指摘されてしまいます。
誰よりも、努力しているのは、自信がないからと諭さられてしまった瞬間でしたね。
それに気づけたのは枚数をこなした奴だけ
矢口八虎は、夏休みの時でも、一心不乱に絵を描き続けていたら、絵筆以外の方法で、独特な絵画を完成させる事に成功します。
予備校の教師・大葉真由は「それに気づけたのは、枚数をこなした奴だけよ」と手放しに賞賛するのです。
君は飛び込む事はしない
鮎川龍二は、女装をする事が凄く好きだったのに、父親にメイク道具を全て捨てられてしまい、ショックを受けてしまいます。
そこで、遠くの海まで行った時に、心配になった矢口八虎から電話がかかってきました。
「海までこない?」と誘うと「いや、明後日には、芸大の二次試験があるから」と言われてしまいます。
そこで、鮎川龍二は「君は飛び込む事はしない」と指摘して、安全な場所からでしか話しかける人間である事を指摘されてしまったのです。
この名言は、人を助けるためには、それ相応の覚悟がなければいけないという事が、よく分かりますね。
映画『ブルーピリオド』のまとめ
映画『ブルーピリオド』を見ましたが、絵画を描いた作品では、郡をぬいて、完成度が高い作品でした。
原作を読んだ事がありましたが、原作の世界観をあまり壊していないので、原作ファンが見ても、満足できる可能性が高いですね。