映画『きみの色』では、日暮トツ子が相手を見たら、色が見える事から、多くの仲間たちと知り合い、やがて音楽活動をする事になります。
そんな映画『きみの色』の7つの名言について、詳しく紹介しましょう。
映画『きみの色』のキャスト
日本の2Dアニメ映画『きみの色』は、2024年8月30日に公開されました。
監督&脚本&主題歌
- 監督:山田尚子
- 脚本:吉田玲子
- 主題歌:Mr.Children『in the pocket』
登場人物&声優
- 日暮トツ子(声:鈴川紗由)人を見ると色が見えるヒロイン
- 作永きみ(声:髙石あかり)学校で優秀な生徒
- 影平ルイ(声:木戸大聖)音楽が好きな少年
- シスター(声:新垣結衣)穏やかな性格をしたシスター
- 百道さく(声:やす子)トツ子のルームメイト
- 七窪しほ(声:悠木碧)トツ子のルームメイト
- 八鹿スミカ(声:寿美菜子)トツ子のルームメイト
- 作永紫乃(声:戸田恵子)きみの祖母
映画『きみの色』のストーリー
日暮トツ子は、不思議な少女で人を見ると、色が見える事があって、クラスメートに見える色を打ち明けても、あまり共感されません。
そんなある日、体育の授業中に、ドッジボールをしていたら、自分に向かってきたボールを見て『綺麗な色』と見とれてしまいます。
避けようともせず、ろくな構えもとっていなくて、そのまま顔面にボールがぶつかってしまい、倒れて鼻血を出してしまいました。
ボールを投げた作永きみは「大丈夫?」と心配になってしまいますが「大丈夫、大丈夫」と答えてあげます。
作永きみは、この学校で優秀な女子生徒であり、いつかは聖歌隊を率いていくのではないか?と期待されるほどでした。
日暮トツ子は、そんな作永きみを凄いと思っていましたが、彼女はいきなり学校を辞めてしまいます。
『なんで、辞めちゃったの』と思っていると、噂で、彼女はあるお店で働いていた事が分かり、そのお店へ行こうとします。
なかなか、お店が見つからず、困っていると、白い猫が現れました。
猫のあとを着いていくと、書店『しろねこ堂』に到着したので、お店の中を見てみたら、作永きみが働いていました。
作永きみに、どうやって話かけるのか悩んでいるうちに、近くに置いてあったピアノの本を買う事になってしまいます。
話をしているうちに、作永きみはギターを弾いている事が分かると、そこに影平ルイが現れて「一緒にバンドをしてみませんか?」という話になります。
3人は、当初は戸惑いながらも、一緒に音楽活動をする事になりますが、上手くやっていけるのでしょうか?
映画『きみの色』の5つの名言
きみの色に登場する5つの名言とは、以下の通りです。
色は光の波のようなもの
日暮トツ子は「色は光の波のようなもの」という話をしていて、光には波があり、これを『波長』と言います。
光は『山』と『谷』が交互に繰り返されて、山から谷になって、そこから山になるまでの距離が長いものは波長が長くなります。
参照元:https://www.klv.co.jp/corner/what-is-wave-length.html
その逆が、波長が短くなり、短いものは『紫色』に見えて、長いものは『赤く』見えます。
つまり、私たち人間の目は、本来は波長の長さで色の種類を見分けられる訳ですね。
変えるべきものを変える勇気
日暮トツ子は、聖歌を学ぶ学校という事もあり、ニーバーの祈りについても、勉強していました。
そこで「変えるべきものを変える勇気」と誓いますが、音楽活動できる源の言葉になった可能性は高いですね。
きみちゃんの色を音にしたい
作永きみは優秀でも、謙遜しすぎる所がありましたた。
そのような事があっても、日暮トツ子は「きみちゃん(作永きみ)の色を音にしたい」と言って、音楽活動を頑張ろうとします。
そこにいるのは意味がある
シスターは、迷える子羊(生徒)たちを勇気付けるためにも「そこにいるのは、意味がある」とつぶやきます。
人はよく悩んだり、諦めそうになったりするので、その時は、この名言を思い出したいですね。
好きと秘密を共有している
影平ルイたち3人は、それぞれ大人たちに秘密にしている事がありながら、音楽活動を続けていました。
そのため、罪悪感を抱いてしまいますが、そこで影平ルイは「僕たちは、好きと秘密を共有している」と訴えます。
ふたりは「何か、良い事を言った」と突っ込んでしまうほど、この名言は3人を団結させました。
心の苦しみを歌うのも聖歌
学園祭が迫る中、生徒が作った歌は、苦しみを訴えるような暗い感じのものでした。
そこで、シスターは「心の苦しみを歌うのも聖歌」と励ましてあげて、学園祭は大成功するのです。
私の目にはあなたは高価で尊い
シスターは、心優しい性格をしていて「私の目には、あなたは高価で尊い」とつぶやき、慈愛の心で多くの生徒たちを見守っていきます。
日暮トツ子たちが音楽活動を続けられたのも、このシスターあってこそと言えるでしょう。
『きみの色』と他の映画を比較
猫に誘われて、ある店に到着して、そこでかけがえのない人と出会うのは、ジブリ映画『耳をすませば』とソックリでした。
淡い青春時代を描いている所も共通していますが、耳をすませばは音楽よりも恋愛に力を入れている映画でした。
そのため、二つの作品には微妙な違いがありますが、若者たちが一瞬の時間を本気で生きようとしている所は共通していますね。
映画『きみの色』のまとめ
きみの色を見た感想について、詳しく解説します。
映画『きみの色』のオススメ層
きみの色は、パステルカラー調の世界で、多くの世代が安心して見ていられる映画ですね。
そのため、聖歌に興味がある方から、若年層の方までオススメの作品です。
ただし、少し年配の方には退屈なストーリーに見えるので、見えやすい作品とは言え、退屈に感じてしまう世代がいるのも確かでしょう。
- キッズ:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
- 若年層:⭐️⭐️⭐️⭐️
- 中年層:⭐️⭐️⭐️
- シニア層:⭐️⭐️⭐️
映画『きみの色』の残念な所
音楽活動を頑張るストーリーの割には、音楽を奏でるシーンがあまりにも少なくて、そこは残念な所でした。
校則に違反して、生徒が怒られるシーンでは、あまり迫力を感じられず、終始、安定した感じで、刺激の少ない作品に見えますね。
映画『きみの色』の見所
ラストシーンで、音楽を奏でる所では、重低音がよく響いていて、短い時間であっても、音にこだわる演出を感じられました。
あれは映画館でしか感じられないメリットなので、退屈に感じる所は多くても、映画館で見て欲しいシーンでしたね。