スオミが別人のように性格が違う理由!映画『スオミの話をしよう』

映画『スオミの話をしよう』では、夫によって、スオミが別人のように性格が違っていました。

なぜ、夫によって、スオミは別人のように、性格が違っていたのか?詳しく紹介しましょう。

映画『スオミの話をしよう』のキャスト

日本のサスペンス映画『スオミの話をしよう』は、2024年9月13日に公開されました。

監督&脚本

登場人物&俳優

映画『スオミの話をしよう』のストーリー

草野圭吾は、スオミがいきなりいなくなっと知り、あわてて寒川しずおの屋敷へ急行しました。

それは、刑事として犯人を逮捕するというよりは、前に妻だったスオミを心配したためでした。

しかし、現在、スオミの夫になっていた寒川しずおは「どうせ誘拐じゃない、すぐに帰ってくる」と相手にしようとしません。

乙骨直虎は、作家の寒川しずおから仕事をして欲しくて、マネージャーのようにこき使われていましたが、スオミの事を心配してしまいます。

そこに、上司の宇賀神守もやってきて「スオミは俺の女房だったんだ。スオミの事は誰よりも分かっている」と言い張り、犯人を捕まえようとします。

スオミの夫が3人も集まって、色々と話をしていると、なぜかスオミの性格が違っていて、別人のようでした。

やがて、犯人を捕まえるために、最初の夫だった魚山大吉にも協力してもらう事になります。

犯人から電話がかかってきて「スオミを返して欲しければ、3億円用意しろ」と言ってきました。

寒川しずおは、大富豪のくせに「出せる金は2億5000万円だ、あとはお前らで何とかしろ」と言い張ります。

仕方なく、2人目の夫・十勝左衛門にも協力を求める事にしますが、草野圭吾が「あいつが来るとややこしくなる」と反対します。

はたして、こんな状況で、スオミを助ける事はできるのでしょうか?

スオミが別人のように性格が違う理由』

スオミが、夫によって別人のように性格が違うのは、その男の好みに合うように、性格が変えていたからです。

最初の夫は、実はスオミの元教師であり、ツンデレな女性がタイプだったので、時に発狂するように叫んで文句を言っていました。

2人目の夫には、活発的な性格のように振る舞い、サバイバルゲームをしていたのも、好みに合わせていただけです。

3人目の夫には、外国語で喋って対応していましたが、それは犯罪まがいの事をして捕まりそうになったので、日本語が分からないフリをしました。

4人目の夫に対して、何もできないように振る舞ったのは、相手が自信家で、色々とウンチクを言うから、満足させるためでしょう。

5人目の夫に、料理ができるように思わせたのは、大富豪の妻でいられるために、良妻賢母のようにふるまう必要があったからです。

このように、夫によって別人のように、性格が違っていたのは、その男を満足させるためだった訳です。

スオミの話をしよう』と他の映画を比較

長澤まさみさんが、男の好みに合わせて性格を変えたのに対して、映画『MOTHER マザー』では、息子を自分好みに変えようとしました。

そのためには、息子の膝をなめて治療する事もあり、常軌を逸しても性格が優しいように見えても、息子を犯罪者にする事もいといません。

息子の人格は、やがて崩壊しそうになっても、まったく罪悪感をいだかなくて、別人格のように見えるのは、今作と共通しています。

映画『スオミの話をしよう』のまとめ

引用:https://suomi-movie.jp/

スオミの話をしようを見た感想について、詳しく解説します。

映画『スオミの話をしよう』のオススメ層

今作は、三谷劇場と長澤まさみ劇場が融合したような作品であり、三谷幸喜監督のファンであれば、満足できる作品でしょう。

しかし、あまりお金をかけたような所がなくて、迫力不足な所があり、人によっては『映画館で見る作品なのか?』と思うハズです。

  • キッズ:⭐️⭐️
  • 若年層:⭐️⭐️
  • 中年層:⭐️⭐️⭐️⭐️
  • シニア層:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️

映画『スオミの話をしよう』の残念な所

黒い画面からやがて丸が小さくなっていき、人物にスポットを当てたり、ライトがついた階段などが登場します。

これは昭和を意識した演出なので、昭和世代によっては懐かしくて嬉しく見えるかもしれませんが、若い世代の方にはあまり受け入れられないかもしれません。

映画『スオミの話をしよう』の見所

昭和っぽい演出や、お金をあまりかけていない所があるとは言え、スオミの謎が明かされていくな所は、なかなか面白かったです。

あとは、長澤まさみさんが別人のように変えていく所は、さすがベテラン女優と言える所でしたね。

これは、長澤まさみさんでなければ、失敗していた映画とも言えて、三谷幸喜さんが長澤まさみさんを起用したのもうなずけます。