映画『傲慢と善良』では、西澤架が坂庭真実と婚活アプリで知り合って、結婚間近という所で、なぜか彼女が失踪します。
そんな映画『傲慢と善良』の7つの名言について、詳しく紹介するので参考にしてみて下さい。
映画『傲慢と善良』のキャスト
日本のミステリー映画『傲慢と善良』は、2024年9月27日に公開されました。
監督&脚本
登場人物&俳優
- 西澤架(演:藤ヶ谷太輔)婚活アプリを利用する社長
- 坂庭真実(演:奈緒)西澤架と付き合う女性
- 高橋耕太郎(演:倉悠貴)災害ボランティアのリーダー
- 美奈子(演:桜庭ななみ)西澤架の女友達で、のちにトラブルを起こす
- 岩間希実(演:菊池亜希子)坂庭真実の姉
- 坂庭正治(演:阿南健治)坂庭真実の父
- 坂庭陽子(演:宮崎美子)坂庭真実の母
- よしの(演:西田尚美)飲み屋のママ
- 小野里(演:前田美波里)結婚相談所の所長
映画『傲慢と善良』のストーリー
西澤架は、婚活アプリを利用して、何名もの女性と会ってきましたが、自分の高級時計をチラリと見てしまう人たちばかりでした。
もうウンザリとしていた時に、出会ったのが坂庭真実でした。
坂庭真実は、高級時計を見る事もなく、手渡した名刺をマジマジと見るだけで、自分の社長という肩書きについて、あまり質問もしません。
『もう、この人だ』と思うようになり、坂庭真実と付き合うようになって、その関係も良好だったので、友達のホームパーティーへ誘います。
「私も行っていいの?」「もちろん」「嬉しい」
こうして、二人はホームパーティーに参加すると、坂庭真実は料理を手伝ってあげようとしたり、料理をする仲間の娘の面倒を見たりしました。
男友達は「あの子、いい子だな」と褒めてくれますが、女友達の美奈子は、思いがけない事を言ってきます。
「そう?ちょっと頑張りすぎな感じがするよね。いかにも、自分は良い奥さんになれますみたいな」
西澤架は『何て嫌な事を言う奴なんだ』と思って、強く反論しますが、後日、彼女ぬきで女友達とお酒を飲む事になります。
「それで、あの子とは結婚する気は何%ぐらいあるの?」「えぇ、そうだな70%ぐらいかな」
「それって、あの子は70点って言っているのと同じだよ」「違うよ、俺は結婚する気が70%って言ったんだよ」
西澤架は、彼女にも高級なアクセサリーもプレゼントして、いよいよ結婚も間近という時に、なぜか彼女は失踪してしまうのです!
映画『傲慢と善良』の7つの名言
傲慢と善良の7つの名言は、以下の通りです。
婚活は就職活動に似てる
西澤架は「婚活は就職活動に似てる」と思ってしまうシーンがありました。
それは、相手が自分の婚活相手として合格か不合格か?それを採点していくので、就職活動の面接と酷似していたからでしょう。
婚活ってラベルをつけるようなもの
婚活は就職活動と似ている名言として『婚活ってラベルをつけるようなもの』という言葉も出てきました。
これは、婚活相手が、次も合う価値のある人間かどうか?チェックをしていくので、それがラベルと思った可能性が高いですね。
傲慢と善良
映画のタイトルが、そのまま名言となって登場したのが、結婚相談所の小野里が「今の婚活は、傲慢と善良なんです」と教えたシーンです。
西澤架は、失踪した彼女を探そうとしていた時に、小野里から、彼女のような人が、婚活をしている事が多いというのです。
それは、親の言う事を聞く善良な子が、婚活となると、相手が結婚してもいいのか?採点していく傲慢さがあるという訳なんですね。
矛盾する言葉が、なぜか婚活をする時には、同じ人間に同居してしまいます。
大人にとってはいつまでも子供
岩間希実は、妹が失踪してしまってから、母親から何度も連絡がきて、ウンザリとしていました。
「妹は、もう30を超えているのに」と嫌になってしまいますが、西澤架から「親にとっては、いつまでも子供」とさとされます。
ピンと来る
会ってから、まだ間もないのに、付き合ったり結婚したりする人が「ピンと来た」という事があります。
小野里は「このピンと来る」は、自分の値段に相手が合っているかどうかなんですと教えてあげるのです。
傷があったほうが甘みが出る
坂庭真実は、ミカンの仕分けをしていきますが、少しでも傷があるミカンは廃棄される事に心を痛めます。
しかし「ミカンは、傷があったほうが甘みが出る」と言いました。
それは、人間も傷ついたほうが、相手に優しく接することができると言っているようにも聞こえますね。
カッコ悪くなったのはそれだけ好きという事
坂庭真実は、よしのに、西澤架と破局した事を伝えると「それだけ、カッコ悪くなったのは、それだけ好きという事」と言われます。
確かに、カッコ悪くなるほど、あがいてしまったのは、それだけ相手を失いたくないと思ったからと言えますね。
『傲慢と善良』と他の映画を比較
奈緒さんが、今作では失踪する役を演じていましたが、それによく似ているのが『マイ・ブロークン・マリコ』です。
父親から暴行されてしまい、色々と辛い事があって、ついに自ら命を絶ってしまいました。
www.akira-movies-drama.comシイノトモヨ(演:永野芽郁)は、大事なダチが亡くなった事に、頭にきてしまい、遺骨を父親から奪い取り逃走していきます。
逃避行をしながら、ダチとの思い出を重ねるようにしていく映画であり、今作と似ている所がありますね。
映画『傲慢と善良』のまとめ
傲慢と善良を見た感想について、詳しく解説します。
映画『傲慢と善良』のオススメ層
傲慢と善良では、婚活をする事の難しさや、男女によって考え方がこれだけ違うのか?それがよく描かれていました。
そのため、これから婚活しようとする方や、男女間の違いについて興味がある方にはオススメですね。
恋愛要素より婚活要素のほうに比重を置いているので、子供向けというよりは、大人向けのミステリー映画です。
- キッズ:⭐️⭐️⭐️
- 若年層:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
- 中年層:⭐️⭐️⭐️⭐️
- シニア層:⭐️⭐️⭐️
映画『傲慢と善良』の残念な所
坂庭真実は、早く結婚したくて、彼氏に大きな嘘をついてしまいますが、美奈子たちがひどい仕打ちをしてきます。
美奈子たちは「架のため」と主張していましたが、あまりのひどさに絶句してしまいましたね。
桜庭ななみさんも、こんな意地悪な役をするようになったのかと思いましたが、あまりのひどい性格にドン引きしてしまいまいた。
映画『傲慢と善良』の見所
坂庭真実が、幸せ絶頂のような感じでしたが、なぜ失踪してしまうのか?それが今作の大きな見所になっていますね。
しかも、失踪した彼女を探していくうちに、今まで知らなかった彼女の性格が見えてくるのも意外性があって面白かったです。
男と女では、相手の事が全く違って見えるのも、この映画の面白い所であり、これを見たら、女友達をもつのが怖くなるかもしれません。