映画『室井慎次 敗れざる者』では、室井慎次が警察を辞めてから、事件により親と離れ離れになった子供の面倒を見ていました。
そんな映画『室井慎次 敗れざる者』の5つの名言について、詳しく紹介しています。
- 映画『室井慎次 敗れざる者』のキャスト
- 映画『室井慎次 敗れざる者』のストーリー
- 映画『室井慎次 敗れざる者』の7つの名言
- 『室井慎次 敗れざる者』と他の映画を比較
- 映画『室井慎次 敗れざる者』のまとめ
映画『室井慎次 敗れざる者』のキャスト
日本のミステリー映画『室井慎次 敗れざる者』は、2024年10月11日に公開されました。
監督&脚本
登場人物&俳優
- 室井慎次(演:柳葉敏郎)警察を辞めて、秋田に戻って来た人物
- 森貴仁-タカ(演:齋藤潤)室井慎次の家で育てられる少年
- 日向杏(演:福本莉子)猟奇的な女性の娘
- 柳町凛久-リク(演:前山くうが・前山こうが)室井慎次の家で育てられる少年
- 桜章太郎(演:松下洸平)警視庁捜査一課の刑事
- 乃木真守(演:矢本悠馬)秋田の若手警官
- 新城賢太郎(演:筧利夫)秋田県警の本部長
- 沖田仁美(演:真矢ミキ)警視庁の官房審議官
- 石津百男(演:小沢仁志)石津の牧場主
- 石津紀子(演:飯島直子)石津百男の妻
- 長部音松(演:木場勝己)地区長
- 松本敬子(演:稲森いずみ)児童相談所の総務班長
- 市毛きぬ(演:いしだあゆみ)商店の店主
- 奈良育美(演:生駒里奈)容疑者の弁護士
- 森麻絵(演:佐々木希)森貴仁の母親
映画『室井慎次 敗れざる者』のストーリー
室井慎次は、かつて現場の刑事や警官たちが働きやすいようにすると約束していましたが、警察という組織を改革できませんでした。
『俺は、アイツとの約束を果たせなかった』と責任を感じてしまい、定年になる前に警察を辞めて、地元の秋田へ戻ります。
事件により親を亡くしたり、親と離れ離れになったりした子供の世話をしながら、農作業する毎日でしたが、ある異変が起きます。
家の近くで、凄まじい異臭がただよっていたので、自分を慕う警官・乃木真守に知らせて、穴を掘ってもらいます。
深くまで穴を掘っていくと、そこから頭蓋骨が出てきて、近くには洋ナシもありました
昔、自分が担当した事件でも、洋ナシが関連していた事もあり、嫌な予感がしてしまいます。
翌日、リクから「室井さん、大変だ」と言われるので、家に入っていくと、見知らぬ少女・日向杏が倒れていました。
放っては置けず、日向杏を介抱してあげて、面倒を見る事にしますが、やがて日向真奈美の娘である事が判明します。
日向真奈美は、猟奇的な事件を起こした人物であり、刑務所に服役している時に出産していたのです。
相手はおそらく、刑務所で働いている男性の可能性が高くて、囚人との間に子供が生まれた事が知られるとまずいので、隠蔽していたのか?
そう勘ぐってしまう中、室井慎次の小屋から火の手があがってしまったのです!
映画『室井慎次 敗れざる者』の7つの名言
室井慎次 敗れざる者の5つの名言は、以下の通りです。
秋田の人間だってパソコンを使います
乃木真守は、室井慎次から『本当に仕事ができるのか?』と思われたと考えて「秋の人間だってパソコンを使います」と反論します。
かなりの秋田ディスりのシーンでしたが、コミカルに演じていて、なかなか面白かったですね。
大人に振り回されて生きている意味あるの
タカは母親が殺害されてしまった上に、殺害した人物の弁護士から、謝罪文を読んでもらうように頼まれます。
あまりにも辛くなり、室井慎次に「大人に振り回されて、生きている意味あるのかな」と嘆いてしまうのです。
現代では、毒親とか親ガチャなどの言葉が出てしまうほど、大人に振り回される人物は多いので、現代を象徴する名言でしたね。
アンタ以外の大人を知ってる
タカは色々と考えて、自分の母親を殺害した人物に接見して「アンタ以外の大人を知ってる」と吐き捨てます。
それは、どうしようもない大人だけではなくて、室井慎次のように立派な大人まで知っていると言いたかった訳です。
自分は、どうしようもない大人にはならず、立派な大人になるぞという決意表明でした。
約束は子供のする事
室井慎次は、新城賢太郎に「あいつとの約束を果たせなかった」と話し合っていると、思わず、タカが口を挟みます。
「約束は子供がする事なのに」
この言葉に、一瞬だけ張り詰めた空気になりますが、約束とは、そう簡単に守られないという事なのでしょう。
封鎖できなかった
室井慎次は、多くの警官や刑事たちから「あのレインボーブリッジを封鎖した?室井さんですよね」と聞かれてしまいます。
これについて「封鎖気できなかったが?」と迷惑そうに答えてしまいます。
それだけ、踊る捜査線シリーズでは「レインボーブリッジ、封鎖できません」というのは、語り草になる事件でした。
『室井慎次 敗れざる者』と他の映画を比較
『室井慎次 敗れざる者』は、踊る大捜査線シリーズの番外編であり、かつて大事件が起きた時に、レインボーブリッジを封鎖しようとしました。
しかし、作戦は難航してしまい、現場の刑事・青島俊作(演:織田裕二)が「レインボーブリッジを封鎖できません!」と叫びます。
こうして作品を比較してみると、踊る大捜査線シリーズのほうが、スピーディーに進行しますし、緊迫感のあるBGMです。
そのため、今作では満足いかなかった方でも、踊る捜査線シリーズを見たら、満足できる可能性は高いですね。
映画『室井慎次 敗れざる者』のまとめ
室井慎次 敗れざる者を見た感想について、詳しく解説します。
映画『室井慎次 敗れざる者』のオススメ層
踊る大捜査線シリーズの番外編と言える映画なので、踊る大捜査線ファンであれば、ある程度は満足できる作品です。
織田裕二さんが回想シーンしか出てこないとは言え、踊る大捜査線シリーズファンであれば、オススメの映画ですね。
さらに、流血シーンや、グロいシーンも少ないので、ファミリーで一緒に見やすい作品になっています。
- キッズ:⭐️⭐️⭐️
- 若年層:⭐️⭐️⭐️⭐️
- 中年層:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
- シニア層:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
映画『室井慎次 敗れざる者』の残念な所
踊る大捜査線シリーズほど、スピーディーな進行や迫力がないので、この辺りは番外編の限界かなという感じでした。
予告では、日向杏が相当やばい女性という感じで宣伝していましたが、内容を見たら、それほどでもありません。
少し注意されたら、表立って反抗的な態度を取らなくなったので『このぐらいで終わるのかな?』という感じで、拍子抜けな所がありました。
映画『室井慎次 敗れざる者』の見所
織田裕二さんが出演していないとは言え、懐かしい登場人物が次々に回想シーンで出てくるので、踊る大捜査線ファンとしては、満足のいく内容です。
しかも、若手女優の福本莉子さんや生駒里奈さんたちも出演して、豪華なキャスト陣なのも見逃せないポイントです。
回想シーンが出てくる事によって、柳葉敏郎さんたちの若い時と、現在の違いについても見られるので、色々と見所の多い作品でした。