映画『破墓/パミョ』では、ある依頼者の先祖が、墓の居心地が悪くて、次々に子孫に祟っていました。
そんな映画『破墓/パミョ』の5つの名言について、詳しく紹介するので参考にしてみて下さい。
映画『破墓/パミョ』のキャスト
韓国のホラー映画『破墓/パミョ』は、日本では2024年10月18日に公開されました。登場人物や俳優たちは、以下の通りです。
監督&脚本
- 監督:チャン・ジェヒョン
- 脚本:チャン・ジェヒョン
登場人物&俳優
- サンドク(演:チェ・ミンシク)墓地の立地がいいのか調べる風水師
- ヨングン(演:ユ・ヘジン)葬儀師
- ファリム(演:キム・ゴウン)お祓いを行う巫堂
- ボンギル(演:イ・ドヒョン)祈祷を捧げる巫堂
映画『破墓/パミョ』のストーリー
サンドクとヨングンは、コンビを組んで、韓国の墓地を金持ちに売って、生計を立てていました。
その頃、アメリカではファリムとボンギルたちが、ある一族から依頼を受けます。
それは、生まれてくる赤ちゃんがずっと泣き止んでいるので、見て欲しいというものでした。
調べてみると、先祖の墓の居心地が悪くて、子孫に祟りをなす『墓の反乱』が起きている事が判明します。
ファリムたちは、すぐにサンドクやヨングンたちに、依頼者の先祖の墓地を見てもらう事にしました。
サンドクは、墓地を調べようと思い、土の砂を舐めてみると、あまりの悪い土だと思って『ペッ』と吐き出します。
「ここは、まずい。絶対に掘り起こしてはいけない」「なに?改装をするなというのか?凄い報酬をもらえるんだぞ?」
サンドクは墓の改装に反対しますが、ヨングンは報酬の額に目をくらんで口論してしまいます。
ファリムは「なら、お祓いをしながら、改装をしましょう」と提案して、サンドクは『やれやれ』と思いながら、改装をする事にしました。
依頼者は、棺を開けずに火葬してくれと依頼していたので、棺を掘り起こして、火葬場へ持っていくと、いきなり雨が降り出します。
雨が降るなか、火葬をするのはよくないというしきたりがあったので、しばらく棺は知り合いの病院で安置する事にしました。
ところが、その間に、掘り起こした場所にいた蛇を殺してしまい「キャー」という悲鳴が聞こえてしまい、嫌な予兆が起きていたのです。
しかも、金に目がくらんだのか?墓の改装に関わった男性が、棺を開けようとして、霊が飛び出して、依頼者に襲いかかってしまいます。
サンドクたちは、依頼者を守りながら、霊を鎮めなくてはいけなくなりますが、どうなってしまうのでしょうか?
映画『破墓/パミョ』の5つの名言
破墓/パミョの5つの名言は、以下の通りです。
光がなければ世界は見えない
依頼者は、すごい富豪であり、ファリムは「光がなければ世界は見えない」とつぶやき、明るい所しか見ていない一族と感じます。
それなのに、先祖は、暗い所にある墓地で眠り続けなくてはいけないので、祟りが起きやすい状況と言えますね。
風水は宗教であり科学
サンドクは「この国のトップの者達は、1%ですが、その者たちにとって、風水は宗教であり科学」と皮肉を言ってしまいます。
それだけ、韓国は風水を大事にしている事がありながら、少し宗教にようにおごそかに行なっている所が多かったのです。
経験しなければ信じない
サンドクがいくら危険と主張しても、あまり重く見ない者たちがいたので「経験しなければ信じない」と嘆いてしまいます。
この名言は、多くの人たちにもあてはまる事であり、どれだけ危険なものであっても、痛い思いをしないと、軽々しく見てしまう事があります。
未来に生きる子孫の土地
墓を改装した事により、以前とは比べものにならないほどの祟りが起きてしまって、ヨングンは、もう手を引こうとします。
しかし、サンドクは「未来に生きる子孫の土地だ」と言って、なんとか祟りを完全に鎮めようと奮闘するのです。
墓の反乱
先祖が、墓の居心地が悪いと感じたら、子孫を祟ってしまう事があり、ファリムはこれを『墓の反乱』と説明しました。
日本では、あまり聞きなれない言葉ですが、それだけ先祖を敬い、立地の良い所で祀るというのは大事な事なのでしょう。
『破墓/パミョ』と他の映画を比較
韓国映画で、今作のように呪いで人々に脅威を与える作品として『呪呪呪』があります。
呪呪呪では、ある殺害事件が起きますが、犯人は亡くなってから数ヶ月も経っている遺体でした。
しかし、そのバックには違う犯人がいて、スンイル製薬企業の不正を正そうとして、遺体を意のままに操って脅迫しようとしたのです。
今作のようなホラーとは違う怖さがあり、ややゾンビに近い所もありますが、迫力があるので、見応えのある作品になっています。
映画『破墓/パミョ』のまとめ
破墓/パミョを見た感想について、詳しく解説します。
映画『破墓/パミョ』のオススメ層
破墓/パミョは、邦画のホラーに近いような怖い演出があるので、欧米の映画よりは、なじみやすい内容になっています。
そのため、邦画のホラーが好きな方や、墓選びに頭を悩ませている方には、オススメの作品です。
- キッズ:⭐️⭐️⭐️
- 若年層:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
- 中年層:⭐️⭐️⭐️⭐️
- シニア層:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
映画『破墓/パミョ』の残念な所
作品を見て思ったのが、なぜ墓の反乱が起きてしまい、子孫を祟ってしまったのか?謎が少し残る所がありました。
日本の武士の亡霊が少し関わっている所があり、それがなぜ墓の反乱につながるのか、ストーリーが難解になっているのが残念な所です。
ネタバレになるので、あまり多くは語りませんが、やはり弔い方が気に入らず、先祖がそれに怒ってしまったのかな?という感じですね。
映画『破墓/パミョ』の見所
炎が空を舞ってしまうシーンや、日本の武士の亡霊など、日本人が見ても、これは怖く感じる演出があって見応えがありました。
墓の弔い方が悪くて、それで子孫を祟っていくストーリーも、なかなか怖さがありますね。
最近の邦画のホラーは、過去の作品が凄すぎたのか?あまり見応えのある作品が出てきていません。
恐らく、過去の偉業のプレッシャがそうさせているとは思いますが、もう少し怖く感じるホラー映画が出て来て欲しいですね。