三条天皇が藤原道長を怒らせて自滅する理由!大河ドラマ『光る君へ 第40話』

引用:https://artexhibition.jp/topics/news/20231124-AEJ1713544/

大河ドラマ『光る君へ 第40話』では、三条天皇が即位しますが、のちに藤原道長を激怒させる事件がおきます。

それでは、三条天皇は、藤原道長に何をしたのか?詳しく紹介するので参考にしてみて下さい。

大河ドラマ『光る君へ 第40話』のキャスト

光る君へ 第話は、2024年1月7日から放送開始されました。

脚本&演出

登場人物&俳優

紫式部の一族や身近な者たち
藤原家
朝廷
彰子の女房
  • 赤染衛門凰稀かなめ)以前より、藤原彰子に仕える人物
  • 宮の宣旨(演:小林きな子)彰子の女房の一人で、体格の良い女性
  • 大納言の君(演:真下玲奈)彰子の女房の一人
  • 小少将の君(演:福井夏)彰子の女房の一人
  • 宰相の君(演:瀬戸さおり)彰子の女房の一人
  • 馬中将の君(演:羽惟)彰子の女房の一人
  • 左衛門の内侍(演:菅野莉央)彰子の女房の一人
越前国の人々
  • 周明(演:松下洸平)宋人
  • 源光雅(演:玉置孝匡藤原為時に賄賂を出そうとする人物
  • 朱仁聡(演:浩歌)日本の朝廷を重んじる宋人
  • 三国若麻呂(演:安井順平)宋人を紹介する温厚な人物
  • 野国勝(演:徳井優)朱仁聡を捕らえるように命じる役人
その他

大河ドラマ『光る君へ 第40話』のストーリー

“光る君へ40話のカットシーン”/

引用:https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/episode/te/ZG9QZGPYLR/

一条天皇は、藤原彰子に、民を想う気持ちを打ち明けていたら、いきなり苦しみ出してしまいます。

「帝、大丈夫でございますか」「大事ない。いつものことだ」

藤原道長は、一条天皇の先が長くない事を悟り、譲位の準備をするべきか?公卿たちに伝えます。

藤原実資は「まだ帝はお若い!」と叫び『今から、譲位の準備など、とんでもない話だ』と考えて、憤ってしまいます。

それでも、以前から藤原道長と親交があった公卿たちは次々に「左大臣の仰せのままに」と答えていきました。

しかし、藤原行成一条天皇藤原道長のどちらにも悪い顔をできず、何も答える事ができませんでした。

藤原道長は一部の公卿たちだけを集めて、次の東宮はどちらを推すのかという話になり、藤原行成だけが敦康を推しました。

それ以外の公卿は、後見人が藤原隆家を問題視して、敦成を推してしまうのです。

一条天皇は、ついに譲位する事を決断すると、居貞親王藤原道長に「わたしは明日でもいいぞ?」といつでも帝になれる事を伝えます。

「さすがに、それは無理か?」「もうしばらくにございます」

藤原行成は、一条天皇から「次の東宮は敦康にする事を道長に伝えてくれ」と頼み込みますが「左大臣は承服いたしません」と進言してしまいます。

一条天皇は「……分かった」と落胆しますが、藤原彰子は激怒して、父である藤原道長に「信じられません!」と抗議してしまうのです。

藤原彰子は、血がつながらないとは言え、敦康を大事に考えていたので「帝に考えを変えてもらいます」と言って立ち去ろうとします。

しかし、藤原道長藤原彰子の手をつかんで「政治を行うのは私でございます。中宮ではございませぬ」と睨みつけます。

藤原道長は立ち去っていくと、藤原彰子は嘆き悲しんでしまい、藤式部は側によりそう事しかできなかったのです。

三条天皇藤原道長を怒らせて自滅する理由』

三条天皇が即位して、藤原妍子が中宮となりますが、長年の妻である娍子を皇后とし、二后並立状態になってしまいます。

藤原妍子との間には、娘しか生まれなかったので、藤原道長にとっては、三条天皇は利用価値が一切なくなります。

そこで、藤原道長は、三条天皇の視力が衰えている事を理由に、さかんに譲位をせまり、ついに敦成親王後一条天皇となる訳です。

おそらく、このドラマでは藤原道長に対抗する意味を込めて、二后並立状態にしてしまい、藤原道長に排除される流れになるのでしょう。

大河ドラマ『光る君へ 第40話』の見所とまとめ

第40話では、一条天皇は在位こそ長かったものの、つねに藤原家の干渉を受けて、何も好きな事ができませんでした。

藤原道長の娘は、一条天皇のために尽くそうとしましたが、父はそれを許さなかった訳ですね。

その関係は、中国の三国志による献帝曹丕の娘との関係に似ているものがあり、なかなか辛いものです。

(正史では、曹丕の娘は、献帝に尽くしており、三国志演義とは違います)