藤原実資だけが三条天皇のもとへ向かった理由を解説!大河ドラマ『光る君へ 第42話』

引用:https://artexhibition.jp/topics/news/20231124-AEJ1713544/

大河ドラマ『光る君へ 第42話』では、藤原実資だけが三条天皇のもとへ向かいますが、協力を求められたら困惑してしまいました。

そこで、なぜ協力するつもりは無かったのに、藤原実資だけが三条天皇のもとへ向かったのか?詳しく紹介しましょう。

大河ドラマ『光る君へ 第42話』のキャスト

光る君へ 第話は、2024年1月7日から放送開始されました。

脚本&演出

登場人物&俳優

紫式部の一族や身近な者たち
藤原家
朝廷
彰子の女房
  • 赤染衛門凰稀かなめ)以前より、藤原彰子に仕える人物
  • 宮の宣旨(演:小林きな子)彰子の女房の一人で、体格の良い女性
  • 大納言の君(演:真下玲奈)彰子の女房の一人
  • 小少将の君(演:福井夏)彰子の女房の一人
  • 宰相の君(演:瀬戸さおり)彰子の女房の一人
  • 馬中将の君(演:羽惟)彰子の女房の一人
  • 左衛門の内侍(演:菅野莉央)彰子の女房の一人
越前国の人々
  • 周明(演:松下洸平)宋人
  • 源光雅(演:玉置孝匡藤原為時に賄賂を出そうとする人物
  • 朱仁聡(演:浩歌)日本の朝廷を重んじる宋人
  • 三国若麻呂(演:安井順平)宋人を紹介する温厚な人物
  • 野国勝(演:徳井優)朱仁聡を捕らえるように命じる役人
その他

大河ドラマ『光る君へ 第42話』のストーリー

“光る君へ42話のカットシーン”/

引用:https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/episode/te/6V9LYKWGWM/

源明子は、息子が出家した事に落胆して床にふしてしまい、源俊賢から心配されて、声をかけられます。

「顕信は権力闘争から逃れられたので、よかったのかも知れん」「兄上、比叡山は凄く寒い所かと思います」

「できるだけ暖かい物を贈って下さい」

源俊賢は働きかけて、藤原道長は、暖かい物をできるだけ比叡山に贈ってあげる事にしました。

藤原道長は、三条天皇から「彰子さまを皇太后にしよう」と言い渡されて、感謝の言葉をのべます。

しかし、三条天皇は「わたしは、娍子を皇后にしたい」と言い出して「恐れながら、それはできませぬ」と断ります。

「それでは、私が藤壺へ渡らぬぞ、そうなったら、皇子は生まれぬぞ?それでもよいのか?

三条天皇から痛い所を突かれてしまい、藤原道長は、側近たちを集めて、協議します。

「このままでは、帝のやりたい放題だ」「それなら、娍子様の立后と、妍子様の内裏参入を行っては?」

源俊賢の進言により、藤原道長たちは同じ日に行う事により、多くの公卿が妍子の所へ行かず、三条天皇に力の差をつけようと考えました。

しかし、藤原実資三条天皇の所へ参内してしまったせいで、娍子は立后されてしまいました。

藤原道長は、そのあと具合を悪くしてしまい、怪文書が出回るようになって、藤原道長の病が重くなる事を喜ぶ者がいるという噂がひろまります。

はたして、朝廷の権力闘争は、どのような結末を迎えるのでしょうか?

藤原実資だけが三条天皇のもとへ向かった理由』

藤原実資だけが三条天皇のもとへ向かったのは、帝が娍子を寵愛しているので、そちらのほうへ行くのが筋であると考えたからでしょう。

以前から、藤原実資は自分が正しいと思った事を行なってきたので、権力闘争は眼中にありませんでした。

そのため、三条天皇のもとへ向かったら、まさか多くの公卿が来ていないとは夢にも思わなかったのでしょう。

『公卿なら、帝を尊重するべきだろう』と思ったはずであり、自分に大任をまかされるとは思わず、しぶしぶ三条天皇の命に従ったと考えられます。

大河ドラマ『光る君へ 第42話』の見所とまとめ

第42話では、藤原道長三条天皇に言いくるめられていましたが、史実では、このあと大逆襲する事になってしまいます。

日本の歴史では、皇族が途絶えた事はありませんが、それはつねに力のある重臣が良いように利用してきた時代でもありました。

帝みずからが実験を握って、国を動かした時代のほうが短いので、三条天皇の春も短い事でしょう。