敦明親王が友を蔵人頭にしたかった理由は自分の出世のため?大河ドラマ『光る君へ 第43話』

引用:https://artexhibition.jp/topics/news/20231124-AEJ1713544/

大河ドラマ『光る君へ 第43話』では、敦明親王三条天皇に「わが友を蔵人頭にしてくださりませ」と懇願します。

実は、敦明親王がこのようなお願いをするのは、自分の名誉のためではない可能性があるので、詳しく紹介しましょう。

大河ドラマ『光る君へ 第43話』のキャスト

光る君へ 第話は、2024年1月7日から放送開始されました。

脚本&演出

登場人物&俳優

紫式部の一族や身近な者たち
藤原家
朝廷
彰子の女房
  • 赤染衛門凰稀かなめ)以前より、藤原彰子に仕える人物
  • 宮の宣旨(演:小林きな子)彰子の女房の一人で、体格の良い女性
  • 大納言の君(演:真下玲奈)彰子の女房の一人
  • 小少将の君(演:福井夏)彰子の女房の一人
  • 宰相の君(演:瀬戸さおり)彰子の女房の一人
  • 馬中将の君(演:羽惟)彰子の女房の一人
  • 左衛門の内侍(演:菅野莉央)彰子の女房の一人
越前国の人々
  • 周明(演:松下洸平)宋人
  • 源光雅(演:玉置孝匡藤原為時に賄賂を出そうとする人物
  • 朱仁聡(演:浩歌)日本の朝廷を重んじる宋人
  • 三国若麻呂(演:安井順平)宋人を紹介する温厚な人物
  • 野国勝(演:徳井優)朱仁聡を捕らえるように命じる役人
その他

大河ドラマ『光る君へ 第43話』のストーリー

“光る君へ43話のカットシーン”/

引用:https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/episode/te/V758XWPNWM/

三条天皇の暮らす内裏では、たびたび火の手があがってしまい、敦康親王は皇太后・彰子と久しぶりに謁見する事ができました。

敦康親王は「妻・祇子がいてくれたお陰で、だいぶ気持ちが安らぎます」と微笑むと「敦康親王さまを守れず、申し訳ありません」と頭を下げられます。

その様子を見て、敦康親王は、昔、抱いていた気持ちを打ち明けました。

「皇太后は変わられました。以前は少しはかなげない感じがしていました。あの時は私が皇太后を守らなくてはと思っていたものです」

「今にして思えば、愚かな事でした。今の皇太后さまは国母さまにふさわしい貫禄があります」「それは、お褒めになっているの?」

藤原彰子は、ふっと笑うと、敦康親王は「もちろん」と答えて、その穏やかな関係は今も変わっていませんでした。

その一方で、藤原道長は、三条天皇が目も見えなくなり、耳を遠くなった事に気付き「ご譲位なさりませ」と勧めてしまいます。

三条天皇は「そこまで言うのなら、そなたが、わさいの目となり、耳となれぃ!」と激怒してしまうのです。

太后は、藤式部と共に、敦成親王の成長を楽しく見守っていたら、そこに藤原道長現れて、進言します。

東宮さま(敦成親王)は、いずれ帝になられる方。博士以外の者からも学ばなくてはなりませぬ」

太后は、その言葉を聞いて『父上は、親王を帝にするつもりか。このままでは父上の思うがままか』と胸を痛めます。

藤原賢子は、双寿丸が太宰府に行くと聞いて「私も連れてって」と頼み込みますが、断られてしまい、落胆してしまいました。

それでも、最後ぐらいは快く見送ってやろうと思い立ちますが、このまま二人の関係は終わってしまうのでしょうか?

敦明親王が友を蔵人頭にしたかった理由』

敦明親王が友を蔵人頭にしたかった理由は、決して自分の名誉のためでもなければ、友のためではありません。

それは、自分の友を蔵人頭にする事によって、藤原実資に『帝は、私の身内を蔵人頭にすると言ったではないか?』と怒らせるためでしょう。

二人の関係が悪くなれば、帝を譲位に追い込みやすくなるので、これは藤原道長に恩を売って、自分が出世しやすくするためと考えられます。

大河ドラマ『光る君へ 第43話』の見所とまとめ

第43話では、三条天皇がイジメっ子のように、藤原道長に「声が小さい」と言ってしまいました。

しかし、それは三条天皇の耳が遠くなり、目が悪くなっていったからでした。

藤原道長にとっては、譲位を迫る格好の口実となったので、今後はどうなっていくのか?注目したいですね。