映画『グラディエーター2 英雄を呼ぶ声』では、ルシアスが妻を殺害されて奴隷にされるので、妻の仇を討とうとします。
そんな映画『グラディエーター2 英雄を呼ぶ声』の9つの名言について、詳しく紹介するので参考にしてみて下さい。
映画『グラディエーター2』のキャスト
アメリカ・イギリスの合作映画『グラディエーター2 英雄を呼ぶ声』は、年に公開されました。
監督&脚本
- 監督:リドリー・スコット
- 脚本:デヴィッド・スカルパ
登場人物&俳優
- ルシアス・ヴェルス(演:ポール・メスカル)ローマに負けて捕虜になる人物
- マルクス・アカシウス(演:ペドロ・パスカル)ローマの将軍にして英雄
- マクリヌス(演:デンゼル・ワシントン)剣闘士を利用する人物
- ルッシラ(演:コニー・ニールセン)マルクスの妻
- ゲタ(演:ジョセフ・クイン)カラカラと一緒に皇帝となる人物
- カラカラ(演:フレッド・ヘッキンジャー)ゲタの兄弟にして、皇帝
- グラックス議員(演:デレク・ジャコビ)皮肉を言う議員
- ヴィゴ(演:リオル・ラズ)マクリヌスのトレーナー
- Thraex(演:ティム・マッキナリー)ギャンブルにハマる議員
- ラヴィ(演:アレクサンダー・カリム)剣闘士から医師になった人物
- マキシマス・デシムス・メリディアス(演:ラッセル・クロウ)ローマの将軍
映画『グラディエーター2』のストーリー
ルシアスは、妻と幸せな毎日を送っていましたが、そこにローマの大軍が襲撃した事を知って、共に出陣します。
海岸近くに、高い城壁で守られていましたが、ローマは船から投石機により、燃えた塊を次々に飛ばしてきました。
必死に応戦するも、ルシアスの妻はローマ軍の弓により心臓を貫かれて即死してしまいます。
しかも、ローマ軍の船は次々に城壁に着いていき、船から橋を下ろして、侵入を許してしまうのです。
戦いは完敗に終わり、ローマによって征服されてしまい、ルシアスは奴隷にされて、連行されてしまいました。
奴隷たちは、凶暴な猿と戦わされますが、ルシアスは手につながれた鎖を巧みに利用して、猿を絞め殺します。
それを見たマクリヌスは「面白い奴だ、あいつは私が買おう」と言って、グラディエーター(剣闘士)として利用する事にしました。
「剣闘士になって勝っていけば、自由を勝ち取れる。お前の望みは何だ?」「復讐のため、ローマ全軍の兵士の命」
「ふっ、欲張るな」「それでは、マルクス将軍の命」
ルシアスは剣闘士となり、連勝していきますが、ある詩を歌ったことにより、ルッシラは『あれは私の生き別れた息子』と気づきます。
夫・マルクスに「あれは、私の息子です。なんとか助けてもらえませんか」と懇願します。
実は、マルクスはカラカラ帝とゲタ帝の冷酷非情な政治を憂いて、謀反を起こして、再びローマを共和制に戻そうと考えていました。
そのため、闘技の最終日に5千の軍勢を突入させて、二人の帝を逮捕しようと思っていたのです。
しかし、それまで闘技が進んでいけば、ルシアスが戦死する可能性があったので、妻の頼みを聞いて、救い出そうとします。
はたして、ルシアスから仇と思われているのに、救出する事が可能なのでしょうか?
『グラディエーター2の9つの名言を紹介』
グラディエーター2の名言は、以下の通りです。
耳を貸さぬ神は神ではない
ルシアスは「耳を貸さぬ神は、神ではない」と名言っぽい冗談を言うほど、明るい性格でしたが、それは妻が生きている間だけでした。
愛する妻が亡くなってからは、復讐の鬼となり、マルクス将軍を殺そうとしますが、その相手は母の再婚相手だったのです。
戦争を食わせろ
マルクスは、ルシアスたちが住んでいた港を占領して帰国しますが、帝たちはさらなる侵略を目論んでいました。
あまりの非情さに、マルクスは「民を養わせては?」と進言すると「戦争を食わせろ」と言い返されてしまうのです。
戦争をすれば、相手の国から食料を奪えるので、それを民に与えてやるので、民はずっと戦わなくてはいけないという事なのでしょう。
暴力が共通言語だ
ルシアスは、奴隷にされてから口数が減っていきましたが、マクリヌスは「暴力が共通言語だ」と言って、強引に戦わせようとします。
この地球上には、様々な国や言語がありますが、残念ながら、暴力の使い方や効果だけは共通しているのが現実です。
観客が求めるのは血だ
マクリヌスは「観客が求めるのは血だ」と言うほど、コロッセオでは激しい殺し合いが行われていて、その刺激に酔いしれる市民は多かったのです。
ティトゥス帝は、そのような娯楽を市民に提供する事によって、支持を勝ち取ろうとしました。
どこにローマの夢があるの
ルッシラは、ローマの共和制がなくなり、冷酷な二人の皇帝により、多くの民が圧政に苦しんでいる事を憂いてしまいました。
そのため、ルッシラは「どこにローマの夢があるの」と共和制を懐かしんでしまうのです。
地獄の門は常に開いている
ルシアスは「地獄の門は常に開いている、下がる道は平坦で、苦労なく進める」という詩を歌いました。
この歌を聞いた事によって、ルッシラは息子に言い聞かせていた詩を知っていたルシアスが、自分の息子である事に気づくのです。
政治は権力に従う
マクリヌスは、ローマを破滅に導いて、自分が権力を握ろうとすると、老院議員たちは「政治は権力に従う」とひれ伏してしまったのです。
日本でも、多くの政治家は国民のためではなく、権力欲にばかり気を取られているので、これは古今東西、変わらないのかもしれません。
ローマ人の慈悲より死を選ぶ
ルシアスは、闘技中に負けそうになると「ローマ人の慈悲より、死を選ぶ」と言って、戦いを続けていきました。
妻を殺害したローマ人から、哀れみを受けるなど、まっぴらごめんという事なのでしょう。
生前の行いは永遠の響きを残す
ラヴィは、剣闘士から医師となり、多くの者の命を救っていきましたが「生前の行いは永遠の響きを残す」と言いました。
これは、輪廻転成のような考え方ですが、実際に生前の行いが来世に影響するという考えは、多くの宗教で唱えられている事です。
『グラディエーター2』と他の映画を比較
グラディエーター2の前作でも、激しい戦いがコロッセオで行われていきますが、重厚でテンポの早いBGMは、今作を匹敵するものがります。
戦争のシーンでは、今作のほうが迫力があるので、BGMを優先するべきか?それとも戦いの迫力を優先するのか?
そのあたりを考えて、どちらを見るべきか、決めたほうが良いでしょう。
映画『グラディエーター2』のまとめ
グラディエーター2を見た感想について、詳しく解説します。
映画『グラディエーター2』のオススメ層
西暦200年の話であり、史実を少し変えている所はありますが、古代の歴史に興味がある方には、オススメの映画ですね。
ただし、刺激の強いシーンもあるので、キッズにはあまりオススメできないので、家族で一緒に見ようと思っている方は注意して下さい。
- キッズ:⭐️
- 若年層:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
- 中年層:⭐️⭐️⭐️⭐️
- シニア層:⭐️⭐️⭐️⭐️
映画『グラディエーター2』の残念な所
ルッシラが、自分の息子を救いたいと思う気持ちは、分からなくもないのですが、その懇願のせいで、多くの血が流れる事になりまいた。
もう少し、状況を考えて、ローマや夫を優先すべきだったと言わざるを得ません。
マクリヌスは、何か過去にあったようですが、それが説明されていなかったので、その辺りは少し残念でしたね。
映画『グラディエーター2』の見所
序盤で、いきなり大規模な戦争のシーンがあり、多くのお金を使った演出には、目を見張るものがありました。
しかも、ルシアスの仇が、生き別れた母と意外な関係があり、思わぬ展開になっていく所も今作の大きな見所ですね。