ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜 第26話』では、株仲間を廃止して、米の値段を下げようとしますが、そうはうまくいきません。
なぜ、株仲間を廃止しても、米の値段は下がらないのか?その理由について紹介しましょう。
- ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』のキャスト
- ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜 第26話』のストーリー
- 『株仲間を廃止しても米の値段が下がらない理由を紹介』
- ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜 第26話』の見所とまとめ
ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』のキャスト
べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜は、2025年1月5日から放送されました。登場人物や俳優たちは、以下の通りです。
主要人物と駿河屋と蔦屋の人々
- 蔦屋重三郎(演:横浜流星)困っている人間を方っておけない町民
- てい(演:橋本愛)蔦屋重三郎の妻
- 駿河屋市右衛門(演:高橋克実)蔦屋重三郎の養父
- ふじ(演:飯島直子)駿河屋の女将
- 次郎兵衛(演:中村蒼)蔦屋重三郎の義兄
- 留四郎(演:水沢林太郎)蔦屋の奉公人
- 唐丸(演:渡邉斗翔)謎の少年
- つよ(演:高岡早紀)蔦屋重三郎の実母
徳川一族と関係する者たち
- 徳川家治(演:眞島秀和)徳川10代将軍
- 知保の方(演:高梨臨)徳川家治の側室
- 徳川家基(演:奥智哉)徳川家治の嫡男
- 一橋治済(演:生田斗真)徳川11代将軍の実父
- 田安賢丸(演:寺田心)白河藩3代藩主
- 宝蓮院(演:花總まり)徳川宗武の正室
- 高岳(演:冨永愛)大奥女中
- 大崎(演:映美くらら)大奥御年寄
- 鶴子(演:川添野愛)高岳に勧められる人物
幕臣たち
- 田沼意次(演:渡辺謙)側用人と老中を兼任
- 田沼意知(演:宮沢氷魚)若年寄
- 三浦庄司(演:原田泰造)田沼意次の側近
- 松本秀持(演:吉沢悠)勘定奉行
- 長谷川平蔵宣以(演:中村隼人)のちに鬼平と知られる人物
- 松平武元(演:石坂浩二)寺社奉行と老中を務めた人物
- 松平康福(演:相島一之)老中にまで上り詰める重臣
- 佐野政言(演:矢本悠馬)旗本
- 田沼意致(演:宮尾俊太郎)能登守まで上り詰める人物
- 島津重豪(演:田中幸太朗)島津藩の第八代藩主
- 松前道廣(演:えなりかずき)松前藩の暴君
- 松前廣年(演:ひょうろく)松前道廣の弟で、松前藩家老
吉原
- 花の井-五代目瀬川(演:小芝風花)蔦屋重三郎の幼馴染
- 松葉屋半左衛門(演:正名僕蔵)松葉屋の主人
- いね(演:水野美紀)松葉屋の女将
- うつせみ(演:小野花梨)松葉屋の座敷持ち
- 松の井(演:久保田紗友)松葉屋の花魁
- とよしま(演:珠城りょう)松葉屋の番頭新造
- 半次郎(演:六平直政)そば屋の主人
- りつ(演:安達祐実)大黒屋の女将
- 扇屋宇右衛門(演:山路和弘)扇谷の主人
- 志津山(演:東野絢香)玉屋の座敷持ち
- かをり(演:稲垣来泉)お芝居が好きな女郎
大文字屋
二文字屋
- きく(演:かたせ梨乃)二文字屋の女将
- 朝顔(演:愛希れいか)元・松葉屋の花魁
- ちどり(演:中島瑠菜)二文字屋の女郎
江戸市中(出版人たち)
- 須原屋市兵衛(演:里見浩太朗)書物問屋の主人
- 鱗形屋孫兵衛(演:片岡愛之助)地本問屋の主人
- 鱗形屋長兵衛(演:三浦獠太)鱗形屋孫兵衛の長男
- 藤八(演:徳井優)鱗形屋の番頭
- 鶴屋喜右衛門(演:風間俊介)旗本問屋の主人
- 西村屋与八(演:西村まさ彦)地本問屋の主人
- 小泉忠五郎(演:芹澤興人)浅草の本屋の主人
江戸市中(その他)
- 小田新之助(演:井之脇海)平賀源内と行動を共にする浪人
- 鳥山検校(演:市原隼人)盲目の大富豪
- 喜多川歌麿(演:染谷将太)浮世絵師
- 清水重好(演:落合モトキ)謎の多い人物
- 誰袖(演:福原遥)大文字屋の花魁
- 倉橋格-恋川春町(演:岡山天音)平沢常富の親友で、鱗形屋寄りの武士
周辺人物
- 平賀源内(演:安田顕)江戸随一の研究家
- 平秩東作(演:木村了)煙草屋
- 平沢常富-朋誠堂喜三二(演:尾美としのり)秋田藩士
- 勝川春章(演:前野朋哉)絵師
- 北尾重政(演:橋本淳)絵師
- 礒田湖龍斎(演:鉄拳)浮世絵師
- 午之助(演:寛一郎)人気太夫
- 杉田玄白(演:山中聡)蘭方医
- 烏亭焉馬(演:柳亭左龍)戯作者・浄瑠璃作家
- 捨吉-勇助(演:染谷将太)蔦屋重三郎から唐丸と疑われる人物
ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜 第26話』のストーリー
画像の引用元:https://www.nhk.jp/p/berabou/ts/42QY57MX24/episode/te/LPJZZNK73P/
浅間山の噴火による灰が降り注いでしまった上に、厳しい冷夏により、米が不作となってしまい、米価は去年の2倍にあがってしまいました。
田沼意次は、その厳しい知らせを聞いてしまい「何とか商人たちに、通常のお金で米を渡すように」と命じます。
側近たちは「そんな事が効くとは思えませぬが」と異を唱えますが「すぐに手を打てと言っておるのだ!その間に次の策を練り上げる」と吐き捨てました。
田沼意次は、すごい剣幕で廊下を渡りながら「これで、何とかせねば、ワシは終わりじゃ」と憤ってしまいます。
その頃、日本橋でも、苦しい事情は同じであり、蔦屋重三郎は奉公人たちにあげるコメが尽きそうになっている事を知って驚いてしまいます。
ていからは「吉原との関わりを見直してはどうでしょうか?」と勧められますが「それはできねぇ」と苦しい表情を浮かべます。
そんな時に、見覚えのある顔を見て、蔦屋重三郎は「てめぇ、今頃、何しに来やがった」と店から追い出そうとします。
実は、蔦屋重三郎の母親であり、かつては自分を捨てた女だったので、今更、面倒なんて見きれるかと憤慨してしまいました。
しかし、ていからは「親が生きているうちに親孝行すべき」と苦言をていされて、しぶしぶ、屋敷に住まわせてあげます。
ていは、才覚ある絵師や、商い上手のつねを見ていたら、自分のような石頭な妻はいないほうが良いと思って、店を出ていきます。
蔦屋重三郎は慌てて、ていを追いかけていき、自分の胸の内をうちあけて、戻ってくれるように頼み込みます。
「私は、あなたをつまらぬ女と思った事はないです。やっと見つけたんです。俺と同じいぐらい辛い思いをした人を」
「この人なら、俺と一緒に歩いてくれる……いえ、俺と一緒に歩いて欲しいと思ったんです」
その言葉を言いて、ていの心は大きく揺さぶられて、店に戻って行きました。
田沼意知は、蔦屋重三郎の話から『株仲間を廃せば、米価を抑えれる」と思いつき、なんとか難局をのりきる事ができたのです!
『株仲間を廃止しても米の値段が下がらない理由を紹介』
田沼意知は、蔦屋重三郎は「株仲間がいなければ、本を売れるのにと思った事があります」という話を聞いて、妙案を思いつきました。
それが、株仲間を廃止して、誰もが米を自由に売れるようすにすれば、一部の者だけが高い値段にする事はできないという策です。
そのあと、株仲間は一旦、廃止しますが、思わぬ事態に直面して、米の値段は下がりませんでした。
それは、裕福な商人が米を買い占めしてしまい、米を売り惜しみして、米の値段が下がらなかったのです。
江戸時代は武士が権力を握っていましたが、商人は経済力にものを言わせて、武士に従わない所もある時代だった訳ですね。
ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜 第26話』の見所とまとめ
第26話では、蔦屋重三郎が奉公人たちにいっぱいお米を食べさせていましたが、おかずが少ない時代だったので、仕方なかったのでしょう。
蔦屋重三郎は、今まで感情が高ぶる事はあっても、相手の事を「ババア」という事はありませんでした。
それなのに、実母に対しては、捨てられた恨みがあって、事あるごとにババアと言い放ってしまいましたね。
田沼意知が、株仲間を一旦は廃止して、米価を抑えようとしますが、思わぬ伏兵により失脚しそうな予感がしますね。