引用:https://www.nhk.jp/p/ranman/ts/G5PRV72JMR/blog/bl/pkLm3a5nL6/
朝ドラ『らんまん 第88話』では、マキシモヴィッチ博士が槙野万太郎を認めていましたが、日本の植物学者に協力してきた方だったのです。
なぜ、ロシア人のマキシモヴィッチ博士が日本の植物学者に協力をしてくれたのか?その理由について紹介しましょう。
朝ドラ『らんまん』のキャスト
らんまんは、2023年4月3日から放送開始されました。
監修&演出
- 監修:田中伸幸
- 演出:渡邊良雄&津田温子&深川貴志
登場人物&俳優
- 槙野寿恵子(演:浜辺美波)牧野寿衛子がモデルとなる人物
- 槙野万太郎-青年時(演:神木隆之介)植物学の研究者
- 槙野万太郎-幼少時(演:森優理斗)高知の裕福な酒造業の跡取り息子
- 槙野万太郎-少年時(演:小林優仁)9〜12歳の頃の槙野万太郎
- 槙野ヒサ(演:広末涼子)槙野万太郎の母
- 槙野綾-青年時(演:佐久間由衣)槙野万太郎の姉
- 槙野綾-幼少期(演:太田結乃)弟を優しく見守る少女
- 槙野タキ(演:松坂慶子)槙野万太郎の祖母
- 西村まつ(演:牧瀬里穂)西村寿恵子の母親で、白梅堂を経営する人物
- 井上竹雄-青年時(演:志尊淳)酒蔵『峰屋』の番頭の息子
- 井上竹雄-称念寺(演:井上涼太)槙野万太郎の世話を命じられる少年
- 天狗-坂本龍馬(演:ディーン・フジオカ)神社で槙野万太郎と出会う
- 池田蘭光(演:寺脇康文)名教館の学頭
- 堀田寛太(演:新名基浩)槙野万太郎の幼馴染
- 幸吉(演:笠松将)峰屋で働く青年
- 野田基善(演:田辺誠一)槙野万太郎が憧れる植物学者
- 槙野万太郎が憧れる植物学者
- 楠野喜江(演:島崎和歌子)自由民権運動を応援する女性
- 早川逸馬(演:宮野真守)自由民権運動家
- 中濱万次郎(演:宇崎竜童)ジョン万次郎とも呼ばれる男
- 市蔵(演:小松利昌)峰屋の番頭で、竹雄の父親
- 広瀬佑一郎(演:中村蒼)槙野万太郎の元学友
- 倉木隼人(演:大東駿介)トランクを狙おうとして、槙野万太郎と知り合う
- 倉木えい(演:成海璃子)質屋で槙野万太郎と出会う女性
- 堀井丈之助(演:山脇辰哉)小説に熱を入れる落第生
- 江口りん(演:安藤玉恵)十徳長屋の差配人
- 宇佐見ゆう(演:山谷花純)十徳長屋の住民で、小料理屋の女中
- 堀井丈之助(演:山脇辰哉)十徳長屋の住人で、東京大学の落第生
- 及川福治(演:池田鉄洋)十徳長屋の住人で、魚の干物売り
- 及川小春(演:山本花帆)及川福治の娘
- 西村まつ(演:牧瀬里穂)西村寿恵子の母親で、白梅堂を営んでいる人物
- 笠崎みえ(演:宮澤エマ)西村寿恵子の叔母
- 阿部文太(演:池内万作)白梅堂の菓子職人
- 田邊彰久(演:要潤)東京大学の植物学の初代教授
- 徳永政市(演:田中哲司)東京大学植物学教室の助教授
- 大窪昭三郎(演:今野浩喜)徳永政市に媚びへつらう講師
- 細田晃助(演:渋谷謙人)植物学の学生で、髪がす少しパーマ
- 波多野泰久(演:前原滉)植物学の学生で、丸メガネをかけた生徒
- 藤丸次郎(演:前原瑞樹)植物学の学生で、少しぽっちゃりした生徒
- 野宮朔太郎(演:亀田佳明)大学で、そっけない態度を取る男子
- クララ・ローレンス(演:アナンダ・ジェイコブス)音楽・ダンスの講師
- 高藤雅修(演:伊礼彼方)元薩摩藩士の実業家
- 大畑義平(演:奥田瑛二)大畑印刷所の工場主
- 大畑イチ(演:鶴田真由)大畑義平の妻
- 大畑佳代(演:田村芽実)大畑夫婦の娘
- 岩下定春(演:河井克夫)大畑印刷所の絵師
- 聡子(演:中田青渚)田邊彰久教授の妻
- 伊藤孝光(演:落合モトキ)シーボルトの助手の家族
- 美作(演:山本浩司)動物学の教授
朝ドラ『らんまん 第88話』のストーリー
槙野万太郎は、野田基善たちに、東大の出入りを禁じられた事を打ち明けると「そうか……田邊教授が。学生でもない君が、東大へ出入りする事は難しいと思う」
「そうですか、それでは厚かましいお願いですが、ここで研究をさせてもらえないでしょうか?いくらでも、お手伝いしますき」
しかし、博物館の者は「申し訳ない、東大と博物館は協力関係にあるので、それはできない」「申し訳ありません、甘えてしまいました」
槙野万太郎は帰ろうとすると、野田基善は「槙野くん」と呼び止めて「君は、私が書いたものを見て、この道を選んでくれた。愛おしいに決まっている。だから、友と忠告させて欲しい」
「……はい」「ロシアのマキシモビッチ博士は君を認めている」
野田基善たちは、ロシアへ留学してみないかと勧めますが「ありがたい事ですけど、娘は若いですし、妻もいます」
落ち込みながら、家に帰って「お寿恵ちゃん、申し訳ない。ダメじゃった」「そうですか。でも、万太郎さんに嬉しいお知らせがあるんですよ」
『え?何だろう』と思うと、ハガキを見せてもらい、外国の教授たちが、槙野万太郎を認めている事が書かれていたのです。
槙野万太郎は、押さえ込んだ感情をとどめる事ができず「お寿恵ちゃん、申し訳ない。わし、ロシアで研究がしたい」「え?」「他の日本人たちは、アメリカやドイツに行っているけど、ロシアには行っていない」
「わかりました、ただ、これだけは約束して下さい。今、妊娠している赤ちゃんは日本で産ませて下さい。そして、あっちに行ってから、私たちを見放さないで下さい」
槙野万太郎は「もちろんじゃ」と約束しますが、槙野家は無事にロシアへ留学できるのでしょうか?
『マキシモヴィッチ博士が日本の植物学者に協力した理由』
ロシアのマキシモヴィッチ博士は、アジアの多くの植物を鑑定していたので、日本の植物学者の多くは、マキシモヴィッチ博士に鑑定を依頼していました。
明治時代の頃は、日本では文献も標本も少なかったので、新種を発見しても鑑定できなかったという事情がありました。
参照元:https://asa-dora.com/13421/
そのため、ロシアのマキシモヴィッチ博士に鑑定して欲しかったという思いがありましたし、マキシモヴィッチ博士も日本に滞在してアジアの植物を発見したかったという思いもあったのです。
日本人が持って来てくれたものを鑑定していけば、ますます権威性がついていきますし、日本人としても、有名な博士が協力してくれるのは嬉しかったはずです。
つまり、マキシモヴィッチ博士と、日本の植物学者はウィンウィンの関係だったので、ここまで日本の植物学者に協力してくれた訳ですね。
ちなみに、槙野万太郎のモデルとなった牧野富太郎も、マキシモヴィッチ博士と交流していた事があるので、このドラマは史実にそってストーリーが進行していると言えますね。
朝ドラ『らんまん 第88話』の見所とまとめ
第88話では、博物館も槙野万太郎に協力できなかった訳ですが、意外にも、ロシアのマキシモヴィッチ博士が評価していました。
ロシアは、現在は色々とある国ですが、当時はかなり進んだ国であり、ロシア革命が起きなければ、どんな国になっていたのか?多くの人が想像してしまう所でしょう。