映画『沈黙の艦隊』では、海江田四郎がシーバットのみで『独立国・大和』を建国すると宣言して、日本と軍事同盟を結ぼうとします。
日本政府のメンツをつぶしておきながら、どうやって軍事同盟を結ぼうとするのか?詳しく紹介するので参考にしてみて下さい。
映画『沈黙の艦隊』のキャスト
日本の映画『沈黙の艦隊』は、2023年9月29日に公開されました。
監督&脚本
- 監督:吉野耕平
- 脚本:高井光
- 原作:かわぐちかいじ
登場人物&俳優
映画『沈黙の艦隊』に登場する人物や、役者たちは以下の通りです。
大和国(原子力潜水艦『シーバット』)
日本国
- 深町洋(演:玉木宏)ディーゼル潜水艦『たつなみ』の艦長
- 速水貴子(演:水川あさみ)たつなみの副長
- 南波栄一(演:ユースケ・サンタマリア)たつなみのソナーマン
- 入江蒼士(演:中村倫也)殉死をした海上自衛隊員
- 竹上登志雄(演:笹野高史)内閣総理大臣
- 海原渉(演:江口洋介)内閣官房長官
- 影山誠司(演:酒向芳)外務大臣
- 曽根崎仁美(演:夏川結衣)防衛大臣
- 原大悟(演:橋爪功)内閣官房参与
映画『沈黙の艦隊』のストーリー
潜水艦・たつなみが進行中に、他の潜水艦・やまなみが他の船と衝突して、圧壊してしまう事故が起きてしまいました。
たつなみの艦長・深町洋は、上の者までかけあいますが「お前が、やまなみの艦長・海江田に対する思いはよく分かるが、遺体の見聞は米軍に任せてある」と突き放されてしまいます。
しかし、深町洋は納得がいかず、ソナーマンの南波栄一に詳しく調査をさせたら、圧壊事故が起きる前に、ハッチを開けた音が聞こえてきたのです。
『やはり、海江田は生きている』と思いますが、その考えは的中していました。
実は、日米両政府が、国民に公開しないで、偽装事故を起こして、やまなみの艦長や乗組員たちが、アメリカ第7艦隊のシーバットという世界最強の原子力潜水艦に乗り換えていました。
日本政府としては、国民に知られないように、原子力潜水艦を手に入れて、核武装へのステップアップにしたいと考えていたのです。
ところが、海江田四郎は、米軍に音響ロケットを発射して、相手を混乱させている間に、逃亡してしまいました。
突然の裏切り行為とも言える海江田四郎に、米軍は激怒して、シーバットを鎮めようと画策します。
海江田四郎は、迫り来る米軍に向かって、無線で「アメリカ第7艦隊に告ぐ、我々の弾頭は通常にあらず」と連絡をしてきて、米軍は『まさか、核ミサイルを搭載しているのか?』と緊張してしまうのです。
日本政府は、海江田四郎が何を企んでいるのか?その心理を図りかねている中で「我々はここに、独立国・大和を建国する!」と宣言してしまいました。
はたして、海江田四郎は何を企んでいるのでしょうか?
『海江田四郎のシーバットが日本と軍事同盟を結ぶ方法』
私は、原作をほぼ読んでいないので、映画を見た上での考察になりますが、恐らく、海江田四郎は、今後も核ミサイルを脅しの交渉カードに使っていく気でしょう。
日本政府は、少し弱腰になっていて、強気で対決しようとするのは、深町洋ぐらいなので、軍事同盟を結ばなければ、アメリカ第7艦隊相手に、今後も挑発していく可能性は高いです。
そのような事になれば、アメリカ政府が根負けして、日本政府に大和国と軍事同盟をするように提案する可能性も出てくるかもしれません。
映画『沈黙の艦隊』のまとめ
沈黙の艦隊は、子供の時に漫画で少し読んだ事がありましたが、映画化された作品を見てみたら、大規模な艦隊が出てくるのは見応えがありましたね。
ただし、シーバットが、ミサイルで攻撃するのかしないのか?威そうとしますが、結局は敵艦隊を撃沈しないシーンが多かったです。
そのため、また敵艦隊と対峙しても『どうせ、また脅しでしかないんでしょう?』としらけてしまう所がありました。
同じような事が何回も続くと飽きてしまうので、その辺りは要注意な映画でしたね。