大河ドラマ『どうする家康 第45話』で、豊臣秀頼が二条城に姿を見せると、徳川家康たちは、その賢さに警戒します。
しかし、二条城で姿を見せた豊臣秀頼は、あまりにも愚かだったので詳しく紹介しましょう。
大河ドラマ 『どうする家康』のキャスト
どうする家康に登場する人物や俳優たちは、以下の通りです。
徳川家
- 徳川家康(演:松本潤)豊臣秀吉の家臣になる大大名
- 徳川信康(演:細田佳央太)徳川家康と築山殿の嫡男で切腹してしまう
- 松平広忠(演:飯田基祐)竹千代の父で、家臣の裏切りにあう
- 於大の方(演:松嶋菜々子)徳川家康の母
- 築山殿-瀬名(演:有村架純)徳川家康の元正室で、お家のため命を落とす
- 阿茶局(演:松本若菜)徳川家康の側室
- お葉(演:北香那)徳川家康の側室で、督姫を産む
- お万(演:松井玲奈)徳川家康の側室で、結城秀康を産む
- 亀姫(演:當真あみ)徳川家康と築山殿の娘で、奥平信昌に嫁ぐ
- 於愛の方(演:広瀬アリス)徳川家康の側室で、徳川秀忠たちを産む
- 登与(演:猫背椿)徳川家康の叔母で、酒井忠次の妻となる人物
- 酒井忠次(演:大森南朋)徳川四天王の筆頭で、柴田勝家を撃退した程の重臣
- 本多忠勝(演:山田裕貴)徳川四天王の一人で、徳川家の随一の猛将
- 榊原康政(演:杉野遥亮)徳川四天王の一人で、武田軍を翻弄する知将
- 井伊直政(演:板垣李光人)徳川四天王の一人で、井伊の赤備えは特に有名
- 鳥居元忠(演:音尾琢真)徳川家の忠臣で、伏見城を死守しようとする武将
- 大久保忠世(演:小手伸也)徳川家の重臣で、武田信玄から一目置かれる武将
- 平岩親吉(演:岡部大)松平信康の傅役(もりやく)
- 鳥居忠吉(演:イッセー尾形)松平家の老臣で、竹千代を支える武将
- 服部半蔵 -正成(演:山田孝之)徳川家康のもとで、忍びの仕事を引き受ける武将
- 石川数正(演:松重豊)豊臣家へ謎の出奔をする重臣
- 本多正信(演:松山ケンイチ)徳川家の随一の知将として知られる武将
- 夏目広次(演:甲本雅裕)三方ヶ原の戦いで、徳川家康の身代わりになる忠臣
- 本多忠真(演:波岡一喜)三方ヶ原の戦いで、奮戦する武将
- 渡辺守綱(演:木村昴)今川家との戦いで奮戦して『槍半蔵』と恐れられる武将
- 大鼠(演:千葉哲也)服部半蔵に使える忍び
- 女大鼠(演:松本まりか)大鼠の娘
- 久松長家(演:リリー・フランキー)桶狭間の戦いの後に松平家に従う
- 松平昌久(演:角田晃広)桶狭間の戦いで討ち死にする武将
- 山田八蔵(演:山田重英)徳川の忠義を貫く家臣
- 大岡弥四郎(演:毎熊克哉)徳川を裏切る逆臣
- 稲姫(演:鳴海唯)本多忠勝の娘
- 渡辺半蔵守綱(演:木村昴)槍の半蔵と言われた人物
- ウィリアム・アダムス(演:村雨辰剛)最初に侍の称号を得た西洋人
豊臣家
- 豊臣秀吉(演:ムロツヨシ)農民出身でありながら、関白にのぼりつめる男
- 淀君(演:北川景子)お市の方の娘であり、豊臣秀吉の側室
- 豊臣秀長(演:佐藤隆太)豊臣秀吉の弟で、大和大納言の異名を持つ
- 上杉景勝(演:津田寛治)五大老の一人で、奥羽の大大名
- 直江兼続(演:TAKAHIRO)上杉景勝の軍師で、直江状で有名
- 毛利輝元(演:吹越満)五大老の一人で、中国地方の大大名
- 宇喜多秀家(演:栁俊太郎)五大老の一人で、西軍として奮戦する大大名
- 前田利家(演:宅麻伸)豊臣秀吉の盟友
- 寧々(演:和久井映見)豊臣秀吉の正室で、良妻賢母として慕われる人物
- 大政所(演:高畑淳子)豊臣秀吉の母で、秀吉の野心を心配してしまう
- 旭(演:山田真歩)豊臣秀吉の妹で、徳川家康に嫁ぐ女性
- 石田三成(演:中村七之助)豊臣家の切れ者として知られる人物
- 石川数正(演:松重豊)徳川家から豊臣家へ出奔をする人物
- 浅野長政(演:濱津隆之)豊臣秀吉にきつく進言する忠臣
- 大谷吉継(演:忍成修吾)石田三成の盟友
その他
- 昌山-足利義昭(演:古田新太)室町幕府の最後の元将軍
- 真田昌幸(演:佐藤浩市)信濃の上田城城主
- 真田信之(演:吉村界人)真田昌幸の嫡男
- 望月千代(演:古川琴音)武田の元間者
- 織田信勝(演:浜野謙太)織田信長の次男であり、現在は豊臣家に従う
- 北条氏政(演:駿河太郎)北条家の4代目の当主
- 北条氏直(演:西山潤)北条家の5代目の当主で、氏政の嫡男
- おふう(演:清乃あさ姫)徳川家康の次女であり、北条氏直の妻
大河ドラマ『どうする家康 第45話』のストーリー
徳川家では、未だに豊臣秀頼が健在になっているのは、好ましくないという考える者が増えていました。
特に、徳川秀忠は「このまま、豊臣に政権を返すおつもりですか?」と嘆願すると、父・家康は「そうは言うておらぬ、うまくやらねばならぬと言うておる」
徳川家康は、豊臣秀頼に来るように伝えると、大阪では『家来分際で!』と思う者も多くて、反対する者は数多くいました。
しかし、淀君は「そろそろ、そなた(秀頼)を世に見せる時が来たのぉ」と微笑み、豊臣秀頼は二条城に赴くと、その凛々しい姿に、民は熱狂します。
徳川家康は、二条城で豊臣秀頼を見ると、凛々しい顔立ちに、背の高い姿に目を見張りました。
しかも、上段に座るように勧めても、豊臣秀頼は固辞して、徳川家康に「今まで、姿を見せなかった事をお許し下さい」と頭を下げます。
その知らせが江戸の徳川秀忠のもとまで届くと「秀頼が、父上に頭をさげたそうじゃ、良かったなぁ」と喜びます。
しかし、阿茶局や本多正純たちは『それはマズイ』と不安にかられて、顔が青ざめてしまいます。
その不安は的中して、世間では「傲慢な徳川家康が、豊臣秀頼に頭を下げさせた」と非難の声が高まり、大阪では多くの浪人たちが集まっていきました。
徳川秀忠は、豊臣に負ける気しかなくて、悔しくて涙を流すと、徳川家康から「お前は私によく似ている。弱い所を素直に言える」と言って、王道を忘れるなと優しくさとします。
ところが、豊臣秀頼は、方広寺の鐘に『国家安康・君臣豊楽』という名前を刻んでしまい、徳川家中は『これは大御所(徳川家康)を呪い、豊臣の繁栄を祝うものだ』といきりたつのです!
『二条城の豊臣秀頼は愚かだった理由』
二条城で、豊臣秀頼が姿を見せて、徳川家康に上座を譲り、時勢を見極めて、賢い人物という評価を受けました。
しかし、これは逆に愚かな行為だったと言えます。かつて、前田利家の息子・利常は鼻毛を伸ばして、バカ殿の振りをして、警戒する幕府から取り潰さないようにした事があったからです。
家臣たちが、そんな気持ちを分からず、進言しようとしたら、前田利常は「加州・能州・越中の三国を守り、お前たちを安泰に暮らさせるための鼻毛じゃ」と言い放ちました。
もしも、豊臣秀頼にも、そのような考えが少しでもあれば、日本の歴史は少し変わっていたかもしれません。
大河ドラマ 『どうする家康 第45話』のまとめ
第45話では、豊臣秀頼が徳川家康に譲り、賢い姿を見せてしまって、徳川家康に警戒されてしまいました。
しかも『国家安康・君臣豊楽』の言葉で、完全に徳川を怒らせてしまいます。
それでも、ラストシーンでは、徳川家康が息子・秀忠に優しくさとして、美しい親子愛を見られて、なかなか良かったですね。