映画『コンクリートユートピア』では、ミョンファ(パク・ボヨン)は大変な時でも、外部の住民を受け入れようとしたのに、夫・ヨンソンは迷惑がってしまいました。
なぜ、これほど価値観の違うミョンファとヨンソンが結婚をしたのか?その理由について紹介しましょう。
映画『コンクリートユートピア』のキャスト
韓国のパニック映画『コンクリートユートピア』は、日本では2024年1月5日に公開されました。
監督&脚本
- 監督:オム・テファ
- 脚本:オム・テファ
登場人物&俳優
- ヨンタク(演:イ・ビョンホン)皇宮マンションのリーダーに選ばれる人物
- ヨンソン(演:パク・ソジュン)元公務員で、妻を愛する男性
- ミョンファ(演:パク・ボヨン)ヨンソンの妻
- グメ(演:キム・ソニョン)皇宮マンションの婦人会の会長
- ヘウォン(演:パク・ジフ)命からがら、皇宮マンションに戻ってきた住民
- ドギュン(演:キム・ドユン)外部の住民をかくまう人物
映画『コンクリートユートピア』のストーリー
韓国で大災害が起きてしまい、ミョンファやヨンソンたちが住む皇宮マンションだけが倒壊を免れて、他のビルは崩れ落ちて、瓦礫の山と化してしまいました。
そんな時に、外部の住民が助けを求めてきますが、ヨンソンは『こんな緊急事に受け入れるほどの余裕がない』と思って、何とか断ろうとします。
ミョンファは「どうしたの?」と玄関近くまでやってきて、事情を知ったら「大変な時は、お互いさま」と受け入れてしまいました。
ヨンソンは、必死の思いで缶詰の食料品を見つけたので、密かに妻にだけ食べさせようとすると、受け入れた住民に気づかれてしまい、大事な食料を分け与えるハメになってしまいます。
ヨンソンは妻と一緒に廊下を歩きながら「全く、居候のくせに」と愚痴をこぼしてしまいますが、妻のミョンファから「黙って食べていたのが悪いのよ」とさとされます。
ヨンソンは、新しいリーダーになったヨンタクと共に、外まで食料を求めて出発しますが、思わぬ抵抗にあい、ヨンタクは思わず抵抗してきた人物を殺害してしまいます。
しかし、その噂はミョンファの耳にまで入り「ヨンソン、外で人を殺したの?」と問い詰めると「いや、事故はあったが、そんな事はしていない」とごまかされます。
ミョンファは、夫がヨンタクの言いなりになって、人を傷つける事を感じ取り、ヘウォンと協力して、ヨンタクを排除しようとします。はたして、周りから恐れられる男に勝つ事はできるのでしょうか?
ミョンファ(パク・ボヨン)が価値観の違うヨンソンと結婚した理由
ミョンファ(演:パク・ボヨン)は、思いやりのある優しい性格をしていたのに、ヨンソンは『関係のない人物まで面倒を見られるか』と考えてしまう人物でした。
ここまで、価値観や考えが違うのに、なぜ二人は結婚したのでしょうか?
それは恐らく、結婚した時は同じような価値観や考えをしていたのに、途中でヨンソンが変わってしまったからでしょう。
ヨンソンは、弱い人を救えるように、公務員になりましたが、大災害によって、重症に陥った女声を助けようとしました。
しかし、さらに大きな災害が迫ってきたので、すぐに車の中へ逃げ込んで、女性を見殺しにしてしまいました。
ここで、ヨンソンは『自分が助けられる人間は限られている。たとえ、どう思われても、愛する妻・ミョンファだけは守りたい』と思うようになったのでしょう。
ミョンファにしてみれば、自分に対しては優しい事に変わりは無かったので、結婚生活だけは続けてこられました。
このような変化で、二人の価値観は違いましたが、結婚当時は似たような価値観をしていた可能性が高いので、二人は結婚したと考えられます。
映画『コンクリートユートピア』のまとめ
コンクリートユートピアでは、ミョンファ(パク・ボヨン)が価値観の違うヨンソンと結婚していましたが、それは途中で夫の価値観が変わったから不自然に見えたのでしょう。
ヨンソンにしてみれば、あの大災害で女性を見殺しにしてしまった事が、大きなキッカケとなってしまい、妻以外には冷たい人間になってしまいました。
恐らく、ミョンファも、その変化には気付いていたと思いますが、今でも優しい夫でいて欲しいという願いから、夫をヨンタクから切り離したかったハズです。