朝ドラ『虎に翼 第25話』では、裁判官たちが「あたかも水中に月影を掬い上げようとするかのごとし」と言い放ちました。
そこで、この「あたかも水中月に月影を掬い上げようとするかのごとし」の意味について、詳しく紹介しましょう
ドラマ『虎に翼』のキャスト
虎に翼は、2024年4月1日から放送開始されました。
演出
- 梛川善郎
- 安藤大佑
- 橋本万葉
登場人物&俳優
- 猪爪寅子(演:伊藤沙莉)三淵嘉子をモデルにした人物
- 猪爪はる(演:石田ゆり子)猪爪寅子の母親
- 猪爪直言(演:岡部たかし)猪爪寅子の父親
- 猪爪直道(演:上川周作)猪爪寅子の兄
- 猪爪直明(演:三山凌輝)猪爪寅子の弟
- 米谷花江(演:森田望智)猪爪寅子の同級生
- 佐田優三(演:仲野太賀)猪爪家に下宿する書生
- 山田よね(演:土居志央梨)男装をする女性
- 桜川涼子(演:桜井ユキ)華族のお嬢さま
- 大庭梅子(演:平岩紙)猪爪寅子の同級生
- 崔香淑(演:ハ・ヨンス)朝鮮からの留学生
- 轟太一(演:戸塚純貴)法学部で猪爪寅子と知り会う男子
- 花岡悟(演:岩田剛典)社交的な男性
- 桂場等一郎(演:松山ケンイチ)司法の独立を重視する裁判官
- 穂高重親(演:小林薫)猪爪寅子の恩師
- 桜川寿子(演:筒井真理子)桜川涼子の母親
- 大庭梅子(演:平岩紙)猪爪寅子の同級生
- 大庭徹男(演:飯田基祐)大庭梅子の妻
- 大庭光三郎(石塚陸翔)大庭梅子の三男
- 桜川侑次郎(演:中村育二)桜川涼子の父親
- 笹山(演:田中要次)笹寿司の主人であり寿司職人
- 竹中次郎(演:高橋努)新聞記者
- 久保田聡子(演:小林涼子)猪爪寅子の先輩
- 中山千春(演:安藤輪子)久保田聡子と同じ女子学生
- 雲野六郎(演:塚地武雅)雲野法律事務所の代表
- 星航一(演:岡田将生)温和な性格をした裁判官
- 汐見圭(演:平埜生成)家庭裁判所の設立に尽力する人物
- 稲(演:田中真弓)米谷家で働く女中
- 久藤頼安(演:沢村一樹)猪爪寅子に協力的な人物
- 多岐川幸四郎(演:滝藤賢一)猪爪寅子の上司
- 横山太一郎(演:藤森慎吾)猪爪寅子に怒ってしまう見合い相手
- 桜川涼子(演:桜井ユキ)華族の令嬢
- 田中(演:栗原英雄)夫婦間の暴力を扱う法廷の裁判長
- 東田側の弁護士(演:長谷川忍)夫の弁護人
- 峰子側の弁護士(演:じろう)妻の弁護人
- 東田甚太(演:遠藤雄弥)妻に暴力を振るっていた男性
- 峰子(演:安川まり)離婚調停中に、夫に財産の返還を求める女性
- 花岡悟(演:岩田剛典)猪爪寅子たちに優しく接する男子
- 轟太一(演:戸塚純貴)猪爪寅こたちに敵意を見せる男子
- 小橋浩之(演:名村辰)女子たちに罵声を浴びせていた男子
ドラマ『虎に翼 第25話』のストーリー
引用:https://www.iza.ne.jp/article/20240502-D2VET64VEJDYPIXAVKMGLSPQXE/
裁判長が「判決を言い渡す」と言った時に、猪爪寅子は緊張のあまり、母親と手を握りあい、固唾を飲んで見守りました。
「……主文。被告人全員16名、無罪!」
その声が響いた時に、多くの者たちがどよめき、山田よねは自分の事のように「よっしゃぁ」と喜びます。
猪爪寅子や母親たちは涙をこらえるのに必死で、父親は後ろを振り返り、ジェスチャーで感謝を示しているかのようでした。
裁判長は「検察が、自らあらすじを描いたように進めて、水中に月影を拾うがごとし」と主張して、無理なやり方を批判してしまいます。
猪爪直言は久しぶりに、家に帰ってきて、家族全員が歓迎すると「寅、父さんを信じないでくれて、ありがとう」と感謝をします。
あまりにも変わった感謝の言葉に「なによ、それ」と笑うしかありませんでした。
猪爪直言は、妻と二人っきりになった所で「母さん、これ、前に約束した映画のチケット」と差し出すと「うわぁぁん」と泣きつかれます。
「私はてっきり、あなたに私以外の女がいるかと思って」「お前以外に女がいる訳ないだろう」
家族は、聞こえないフリをして、静かにお酒を乾杯して、喜び合います。
猪爪寅子は、どうしても桂場等一郎に感謝をしたくて、待ち伏せして「どうしても、あなたにお礼が言いたくて」と感謝を示します。
しかし、桂場等一郎から「誰のためでもない。私は法を司る者として、当然の事をしたまでだ」と言われます。
「私、法は道具ではなくて、守るものであり」「水源のようなものか?」「はい」「君は裁判官になりたいのか?」
意外な事を言われて驚きますが、女性は裁判官になれないと知って「はて?」と戸惑ってしまうのです。
『あたかも水中に月影を掬い上げようとするかのごとし』の意味
裁判官は、検察が実態のないものを証拠がそろわないまま、無理に有罪を主張したと主張しました。
それは、水中に月影が写っていたとしても、そこには月がある訳でもないので、それを拾える訳がないという意味ですね。
検察が進めようとした事は、水中に浮かぶ月影を拾い上げようとするほど、無理難題な話でした。
ドラマ『虎に翼 第25話』の見所とまとめ
第25話では、判決が言い渡されますがやはり、無罪でしたね。そうでなければ、ストーリーが盛り上がりません。
それにしても、検察官の悔しがる演技は見事でしたね。
猪爪寅子は『お父さんが罪を犯すわけがない』と思い、父が罪を犯したと言っても信じませんでした。
そういった経緯があったとは言え「お父さんを信じないでくれて、ありがとう」という言葉には笑ってしまいますね。