映画『ある男』では、谷口里枝(安藤サクラ)がある男Xから声をかけられたので、詳しく紹介しましょう。
映画『ある男』のキャスト
日本のドラマ映画『ある男』は、年に公開されました。
監督&脚本
登場人物&俳優
- 城戸章良(演:妻夫木聡)ある男『X』の素性を調べる弁護士
- 谷口大祐-ある男X(演:窪田正孝)死んでから偽名を使った事がバレる男
- 谷口里枝(演:安藤サクラ)ある男Xと結婚していた女性
- 後藤美涼(演:清野菜名)谷口大祐と付き合っていた事がある女性
- 谷口恭一(演:眞島秀和)谷口大祐の兄で、老舗旅館の跡取り
- 中北(演:小籔千豊)城戸章良をサポートする男性
- 谷口大祐-本物(演:仲野太賀)ある男Xと取引していた可能性がある男性
- 谷口悠人(演:坂元愛登)谷口里枝の息子
- 谷口花(演:小野井奈々)ある男Xと谷口里枝の息子
- 武本初江(演:山口美也子)谷口里枝の母親
- 伊東(演:きたろう)林業で、現場指揮を取るリーダー
- 小菅(演:でんでん)ボクシングジムで、ある男Xに期待していた人物
- 柳沢(演:カトウシンスケ)小菅のもとで、働く男性
- 茜(演:河合優実)ある男Xと交際していた事がある女性
- 城戸香織(演:真木よう子)城戸章良の妻
- 小見浦憲男(演:柄本明)詐欺罪で捕まった事がある男性
映画『ある男』のストーリー
文房具店で商売をしていた谷口里枝は、涙を流しながらレジで立っていたら、そこに風変わりな谷口大祐が入ってきました。
谷口大祐は、絵を書いていたので、何回も文房具を買いに来るようになり「あの…もし、良かったら友達になってくれませんか?」と頼まれて『変わった人だな』と思いつつも、二人はプライベートでも合うようになっていきます。
やがて、二人は結婚をする事になり、前の夫との間で出来た息子も、谷口大祐を慕って、父親が仕事をしていた山にまでついていくほどでした。
谷口大祐は、林業で木を伐採する仕事をしていましたが、不注意により、木の下敷きになり命を落としてしまったのです!
家族が沈痛な思いにさいなまれる中、葬儀が行われて、谷口大祐の兄 恭一がやってきますが、遺影を見て「誰ですか、この人?うちの弟じゃないですよ」
谷口里枝は「うちの夫ですけど」「いえ、大祐じゃないです」二人は顔を見合わせて「じゃあ、誰ですか?この人」
困り果ててしまい、谷口里枝は前の夫と離婚した時にお世話になった弁護士 城戸章良に、夫が何者であるか?頼む事になりました。
城戸章良は、戸籍を交換して捕まった詐欺師 小見浦憲男に「名前が不明な人なので、Xと名付けましたが、あなたが、このXと谷口大祐の戸籍を交換したんじゃないですか?」
「先生は何も分かっていないんじゃないですか」
ふてぶてしい態度をとる受刑者でしたが、この男からヒントを貰う事ができて、Xはある過去を隠すために、次々に名前を交換している事が判明します。
はたして、ある男Xは、どんな過去を消したくて戸籍を交換していったのでしょうか?
『谷口里枝(安藤サクラ)がある男Xから声をかけられた理由』
ある男X(演:窪田正孝)は、ボクシングジムで頑張っていた頃、茜とは上手くいかず、やがて文房具店に訪れる事になりました。
そこで、なぜか谷口里枝(演:安藤サクラ)に「友達になってくれませんか」と声をかけて、結婚する事になりましたが、その理由は何だったのでしょうか?
それは、谷口里枝がもう一人の息子の治療方法を巡って、前の夫とすれ違いが起きるようになって、離婚してしまった事が関係しているのでしょう。
自分と同じように、過去をひきずって、大きな傷を残していたので、シンパシーを感じて、この人と仲良くなりたいと思い、声をかけた可能性が高いです。
『ある男』と他の映画を比較
今作のように、林業を題材にした映画は、他にもあって、それが『WOOD JOB!
〜神去なあなあ日常〜』です。
この映画でも、清野菜名さんが出演していますが、林業で働くようになったクラスメートを訪ねる役を演じていて、仲間たちが少し林業をバカにしてしまいます。
それに、平野勇気(演:染谷将太)が怒ってしまいますが、都会育ちの男が、少しずつ林業に魅せられていくストーリーになっているので、林業に興味がある方には、オススメの映画ですね。
映画『ある男』のまとめ
ある男を見た感想について、詳しく解説します。
映画『ある男』のオススメ層
離婚して傷ついた女性が、ふらりとやってきた客と結婚する事になり、幸せをつかんだのに、いきなり仕事で最愛の夫を亡くしてしまいます。
ところが、葬儀で夫が偽名を使っている事が分かり、家族がバラバラになりそうになったのに、それでも大事な人だった事に変わりがないはずと思って、妻や息子たちが、Xを信じようとします。
その家族愛は、多くの者を魅了してくれるので、ぜひ、家族そろって見る事をオススメしたい映画ですね。
ただし、在日外国人が差別されるシーンが結構出てくるので、在日外国人の方には、あまりオススメできないので注意が必要です。
- 在日外国人:⭐️
- ファミリー層:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
- キッズ:⭐️⭐️⭐️
- 若年層:⭐️⭐️⭐️⭐️
- 中年層:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
- シニア層:⭐️⭐️⭐️
映画『ある男』の残念な所
谷口恭一(演:眞島秀和)が、ある男Xの素性を知ってしまい、谷口里枝の前で、とことん侮辱してしまうので『いくら何でも、非常識にもほどがある』と思ってしまいましたね。
しかし、そこで弁護士が、思い切って、物を机に『バーン』と叩きつけて、暗に黙れと意思表示したのは、唯一の救いだったかもしれません。
映画『ある男』の見所
ある男Xが、なぜ偽名を使っていたのか?それが、この映画の大きな見所と言えますね。
誰でも、1つや2つは隠したい過去があり、それは弁護士も同じであり、この映画を見たら、偽名を使う事が悪くても、それをしたかった気持ちが少しは分かるハズです。