大河ドラマ『鎌倉殿の13人 第48話』で、北条泰時が御成敗式目を作りますが、それまで、なぜ坂東武者たちが争ってしまったのか?解説します。
大河ドラマ『鎌倉殿の13人 第48話』のキャスト
鎌倉殿の13人の登場人物や俳優さんたちは、以下の通りです。
北条家
- 北条義時(演:小栗旬)源頼朝を匿う事に頭を悩ませてしまう
- 北条泰時(演:坂口健太郎)北条義時の嫡男であり、泰時に改名
- 北条時政(演:坂東彌十郎)北条義時の父で、平家を警戒する人物
- 北条政子(演:小池栄子)北条義時の姉で、源頼朝に片思いしてしまう
- 北条宗時(演:片岡愛之助)北条義時の兄で、源頼朝を匿った張本人
- 北条実衣(演:宮澤エマ)北条義時の妹で、姉の恋心に感づく
- 北条時連(演:瀬戸康史)北条義時の異母弟
- りく(演:宮沢りえ)北条時政の妻
- 牧宗親(演:山崎一)りくの兄
- 初(演:福地桃子)北条頼時の妻
- のえ(演:菊地凛子)北条義時の3番目の妻
源氏勢力
- 源実朝(演:嶺岸煌桜)第三代 鎌倉殿になった将軍
- 和田義盛(演:横田栄司)猪突猛進の所がある武士
- 大江広元(演:栗原英雄)源頼朝の側近
- 巴御前(演:秋元才加)木曽義仲の愛妾
- 八田知家(演:市原隼人)常陸の豪族で、北条義時に子供を預ける武士
- 畠山重忠(演:中川大志)武蔵の豪族
- ちえ(演:福田愛依)畠山重忠の妻
その他
朝廷
大河ドラマ『鎌倉殿の13人 第48話』のストーリー
鎌倉では、坂東で迎えつのではなく、こちらから京の都に攻め込む事を決断して、北条泰時が出撃をして、最初は20騎にも及ばなかったのが、1万を超えていきました。
京の都では、北条の軍が19万にも膨れ上がっていると知って、あわてふためきますが、完膚なきまでに叩きのめされて、後鳥羽上皇は隠岐に島流しとなってしまいました。
ところが、北条義時は次第に病状が悪くなっていき、北条一族は心配になってしまいます。
そんな時に、西のほうでは、再び不穏な動きが出てきたので、北条義時は討伐軍を送ろうとしますが、息子の北条泰時から「今度は幼帝まで殺す気ですか?父上の考えは古すぎます」と反発されてしまいます。
北条義時は「いまいましい息子だ」とつぶやきますが、具合が悪くなったのは、妻のえが毒を盛っていた事を見抜き「二度と私の前に姿を表すな、出ていけ!」
のえは「えぇ、私の息子が後継にになれないなら、出ていきますとも。そうそう、私に毒をくれたのは、あなたの無二の盟友の三浦義村よ」と言われて、呆然としてしまいます。
しかし、北条義時は、三浦義村の罪を許してやる代わりに「太郎(北条泰時)の事は、頼んだぞ」と託すと「…分かった、北条は三浦が支える」
北条泰時は、武士たちによる国づくりを目指して、凄惨な争いが起きないように『御成敗式目』を作ろうと思い立ちます。
北条義時は、自分の息子の手を汚させないために、幼帝を殺害しようとしますが、北条政子は「そんな事をしなくても、あなたと、八重さんの子である泰時であれば、新しい鎌倉を作ってくれます」
そう言って、北条義時の病状が悪くなっても、薬を与えずに、ついに北条義時は逝去。これから600年以上も続く武士の世を作った巨星がついに堕ちたのです。
『御成敗式目が登場するまで武士が争った訳』
北条泰時による『御成敗式目』は、江戸幕府にも大きな影響を与えて、武士の法律とも言えるものでした。
それ以前に、律令制というものがありましたが、武士には難しすぎるという事もあり、新しい時代にそぐわない事もあって、ほぼ機能しなくなっていました。
そのため、北条義時は血で血を洗う争いをする羽目になってしまったので、北条泰時は武士にも分かる『御成敗式目』と作った訳です。
この御成敗式目により、北条義時の時代のような粛清が、北条泰時の代では起きず、その後の武士の世に大きな影響を与えた事もあって、北条泰時は名執権として今も語り継がれています。
第48話では、北条泰時が御成敗式目を作りましたが、北条義時は少し悲しい終わり方でしたね。
次の大河ドラマの徳川家康(演:松本潤)が、吾妻鑑を読むシーンが出たのは驚きましたが、それ以上に印象深かったのが、北条政子の「あの子(北条泰時)は、あなたに似ている」という言葉でした。
恐らく、北条義時の若い頃に似ているのに、なんで、こうなってしまったのと言いたかったのでしょう。
北条家の成り立ちや、その後の事を考えると、法の制定というのは地味なイメージがあるかもしれませんが、国家を発展させるために凄く重要な事が分かりますね。
大河ドラマ『鎌倉殿の13人 第48話』の見所とまとめ
第48話では、北条泰時が御成敗式目を作りましたが、北条義時は少し悲しい終わり方でしたね。
次の大河ドラマの徳川家康(演:松本潤)が、吾妻鑑を読むシーンが出たのは驚きましたが、それ以上に印象深かったのが、北条政子の「あの子(北条泰時)は、あなたに似ている」という言葉でした。
恐らく、北条義時の若い頃に似ているのに、なんで、こうなってしまったのと言いたかったのでしょう。
北条家の成り立ちや、その後の事を考えると、法の制定というのは地味なイメージがあるかもしれませんが、国家を発展させるために凄く重要な事が分かりますね。