ゴジラ・ラドンがモスラを見送るシーンには意味があった?映画『三大怪獣 地球最大の決戦』

映画『三大怪獣 地球最大の決戦』では、ゴジララドンが、モスラを見送りますが、これには意味があったので詳しく紹介します。

映画『三大怪獣 地球最大の決戦』のキャスト

日本のゴジラ映画『三大怪獣 地球最大の決戦』は、1964年12月20日に公開されました。

監督&脚本

登場人物&俳優

  • 進藤刑事(演:夏木陽介)来日するサルノの護衛を命じられた刑事
  • 進藤直子(演:星由里子)ラジオ番組『20世紀の神話』の担当記者
  • 村井助教授(演:小泉博)帝都工大の助教
  • 塚本博士(演:志村喬)精神医学の大家
  • 小美人(演:ザ・ピーナッツ)金星人を手助けする二人組
  • サルノ王女(演:若林映子)セルジナ公国の王女
  • 安楽椅子の男(演:サルノ王女暗殺を目論む一派の黒幕)

映画『三大怪獣 地球最大の決戦』のストーリー

セルジナ公国のサルノ王女が乗った飛行機が撃墜されたというニュースが、日本で報道されて「こんな人が戦争に巻き込まれるなんてなぁ」と嘆く声もあがってしまいました。

ところが、日本の各地で、サルノ王女にそっくりの女性が「自分は金星人です。このままではキングキドラが復活して、地球が終わります」と打ち明けていたのです。

ラジオ番組の担当者の進藤直子は『これは、良いネタになる』と思って、サルノ王女に会って、ホテルで話をじっくりと聞こうとすると、王女の命を狙う一派が襲いかかり、進藤刑事と銃撃戦に発展してしまいます。

なんとか、サルノ王女を逃しますが、その間に、日本ではキングキドラやラドンが出現して、被害が拡大していく一方でした。

しかも、金星人の言っていた通り、キングキドラまで現れて最悪の事態に陥ってしまいました。

日本政府の関係者たちは、どうすればいいのか会議を開くと、小美人は「モスラであっても、キングキドラには勝てません。ただし、モスラゴジララドンが協力すれば、キングキドラを倒せるかもしれません」

モスラは、ゴジララドンたちに協力を呼びかけますが、全く応じてくれないので、自分だけでキングキドラに立ち向かおうとして、一方的にやられてしまいます。

その姿を見たゴジララドンたちが、考え直して、共にキングキドラに戦いを挑みますが、勝つのは、どちらなのでしょうか?

ゴジララドンモスラを見送る意味』

ゴジララドンモスラたちが、戦いを終えて、モスラは去って行きますが、それをゴジララドンたちが見送ってくれました。

あの凶暴な怪獣たちが、協力したとは言え、見送ってくれたので、感慨深いシーンでしたが、これは、今後もゴジラモスラたちが戦っていく事を示唆するために作られたシーンだったのです。

その演出どおり、この後も、ゴジラモスラたちは戦っていくので、意味の深いシーンとなりました。

三大怪獣 地球最大の決戦』と他の映画を比較

ゴジラシリーズで、多くの怪獣が対決していくのは、今作だけではなく、映画『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』でも、見られます。

ゴジラ キング・オブ・モンスターズは、ハリウッドで作られただけあって、かなり迫力があり、今作よりも迫力のある怪獣たちの戦いが見たい方には、オススメの作品です。

映画『三大怪獣 地球最大の決戦』のまとめ

引用:https://www.amazon.co.jp/

三大怪獣 地球最大の決戦を見た感想について、詳しく解説します。

映画『三大怪獣 地球最大の決戦』のオススメ層

今作では、多くの怪獣が見られるので、様々な怪獣が好きな方には、オススメの映画ですね。

ただし、モスラは登場しますが、あの有名な歌は出てこないので、モスラファンには、少し物足りない映画と言えます。

  • 怪獣ファン:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
  • モスラファン:⭐️⭐️⭐️
  • キッズ:⭐️⭐️⭐️⭐️
  • 若年層:⭐️⭐️⭐️⭐️
  • 中年層:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
  • シニア層:⭐️⭐️⭐️⭐️

映画『三大怪獣 地球最大の決戦』の残念な所

王女そっくりの女性が、金星人です主張するシーンは、少し見ていて、唖然としました。

しかも、金星人が早めに警告していたのに、全くと言っていいほど、対抗策を講じられなかったのは残念です。

映画『三大怪獣 地球最大の決戦』の見所

美しい女優たちが多く登場していて、昭和中期の映画も、なかなか見ごたえがあったんだなぁと感慨深くなる映画でした。

さらに、多くの怪獣が登場するので、その辺りも、今作の大きな見所ですね。

モスラが、ゴジララドンに一緒に戦うように説得しても、なかなか上手くいかず、恋美人がそれを「俺たちの知った事か」と翻訳して、刑事たちが「分からず屋ってのは、人間だけじゃないんだな」と言うあたりは凄く面白かったですね。