映画『Winny(ウィニー)』では、金子勇の姉(吉田羊)たちの5つの名言があるので、詳しく紹介します(ほぼ、ネタバレになるので注意)。
映画『Winny(ウィニー)』のキャスト
日本の歴史映画『Winny(ウィニー)』は、2023年3月10日に公開されました。
監督&脚本
- 監督:松本優作
- 脚本:松本優作&岸建太朗
登場人物&俳優
- 金子勇(演:東出昌大)Winnyを開発したプログラマー
- 壇俊光(演:三浦貴大)金子勇の担当弁護士
- 仙波敏郎(演:吉岡秀隆)愛媛県警の裏金問題を告発する警官
- 北村文也(演:渡辺いっけい)汚い方法で取り調べをする刑事
- 秋田真志(演:吹越満)凄腕の弁護士
- 金子勇の姉(演:吉田羊)壇俊光に弟の想いを知らせる女性
映画『Winny(ウィニー)』のストーリー
金子勇が開発したWinnyが、どんどんと悪用されて、有料コンテンツが違法コピーされていました。
なんとか、悪用されないように対策を講じようとした時に、刑事の北村文也に取調室へ来るように促されて、誓約書を見本通りに書くように指示されます。
その通りに書いたら、著作権違反があふれる事を承知でWinnyを開発したと責められて、不当逮捕されてしまうのです。
弁護士の壇俊光は『そんなアホな話があるか!』と憤慨して、弁護をする事になりますが、裁判官から「主文、金子被告は罰金150万円を支払うように」と有罪判決を言い渡されます。
金子勇たちは、その後も7年に及び戦い続けていき、ようやく最高裁が無罪判決を言い渡して、日本のプログラマーたちが萎縮する事もなく、プログラムを開発できるようになりました。
しかし、その半年後、金子勇は心筋梗塞で倒れてしまい、壇俊光が葬儀に赴くと、そこで金子勇の姉から「うちの弟は、いつも壇先生の話をしていました。きっと幸せだったと思います」
壇俊光は、無罪を勝ち取ったとは言え、プログラマーとしての貴重な時間を7年も奪われてしまった事に、天を仰ぎたくなるほど悔しがってしまうのです。
『壇俊光役の三浦貴大を嘆かせた東出昌大の3つの大失態』
金子勇の姉(吉田羊)たちの5つの名言があったので、詳しく紹介するので参考にしてみて下さい。
このメガネは弟の生き様
金子勇の姉が、弟をずっと弁護してくれていた壇俊光に「このメガネを受け取ってもらえますか?弟は、このメガネをかけたまま、倒れました。このメガネは、弟の生き様なんです」
その言葉を聞いて、壇俊光は、涙が流れないように、必死にこらえて受け取りました。
嘘つきは森に入る
刑事は、不当逮捕してしまいますが、これは正当な逮捕だと嘘をつき続けていました。弁護士たちは「嘘つきは森に入る」と言って、嘘がばれないように、どんどんと隠れようとする事を指摘します。
嘘をついた者について、自然の言葉を利用して、的を得た名言と言えますね。
性急さは命取り
秋田真志は、警察が急いで不当逮捕した事について「性急さは命取り」とつぶやき、焦って行ったら、必ず、ほころびが出ると睨みました。
実際に、あせって行った時に、失敗しやすいので、この名言は、多くの現代人にもあてはまる名言ですね。
杭は一人で打てない
弁護士たちの間で「この日本は、出る杭(くい)は打たれますからね」「まぁ、出過ぎた杭は打たれないという事もありますけどね」と天才が活躍しづらい事をネタ話し合いました。
そこで、秋田真志(演:吹越満)は「杭は、一人で打てませんけどね。私の家は、みかん農家でね。杭を打つんですけど、杭を支える人と、杭を打つように指示する人、さらに杭を打つ人がいるんですよ」
秋田真志は、きっと不当逮捕したときに、誰か一人でやったのではなく、色々な人間が関わっていたハズと睨みます。
トカゲは本体を見せない
弁護士の秋田真志(演:吹越満)は「警察が、これだけ性急して逮捕を急いだという事は、何か意図がある。トカゲの尻尾を見つける事が重要。トカゲの本体は、なかなか現さない」と指摘していました。
トカゲの尻尾は、切れば済むので、尻尾は簡単に見せますが、本体は、なかなか見せないというのが、心理戦において、重要な名言となりましたね。
映画『Winny(ウィニー)』のまとめ
金子勇は、ずっと姉に連絡をしたかったのに、保釈の身分だったので、弁護士から「あまり、電話で連絡しないようにして下さい」と言われて、それは相手が姉であっても例外ではありませんでした。
それでも、無罪を勝ち取った後に、ようやく金子勇の姉(演:吉田羊)が登場しますが、吉田羊さんが涙をこらえて「弟は幸せだったと思います」と言うシーンは、胸が熱くこみあげるものがあります。