朝倉義景を討伐する口実は実に巧妙だった!大河ドラマ『どうする家康 第12話』

引用:https://www.nhk.or.jp/ieyasu/

大河ドラマ『どうする家康』で、織田信長朝倉義景を討伐しようとしますが、その口実は、実に巧妙だったので詳しく紹介します。

大河ドラマ 『どうする家康』のキャスト

どうする家康に登場する人物や俳優たちは、以下の通りです。

松平家(のちの徳川家)

今川家

 

織田家

武田家

その他

大河ドラマ『どうする家康 第12話』のストーリー

今川氏真は、徳川の追っ手から逃げていましたが、奥方の糸が追いついていけず、苦労していました。

その姿を見て、今川氏真は「あの足手まといが」とつぶやいてしまいます。実は、糸は以前から足が悪い姫であり、周りの家臣たちから「あれでは、嫁の貰い手がなかったであろうなぁ」とささやかれたほどです。

徳川家康のもとに、武田から書状が届き、そこには『早く今川氏真を討ち取れ、さもなくば武田が打ち取る』と書かれてあり「偉そうに」と吐き捨ててしまうのです。

今川氏真は、徹底抗戦の構えを取ろうとしていて、糸から「お館さま、わが兄たちが受け入れると言われているのに、なぜ北条へ行かれぬのです?」と問われますが「逃げるなど、ありえぬ!」と叫びます。

徳川家康は、家来たちから「我らが、今まで、どれだけの思いを味わったか?」

その言葉を聞いて、今川氏真を討ち取るように下知しますが、今川氏真は思いものほか、手強くて、掛川城は4ヶ月も落ちませんでした。

しかし、ついに徳川軍が城の中まで進んでいき、徳川家康今川氏真と斬り合う事になります。

今川氏真は、父にも認めてもらえず、最後の最後まで戦おうとしますが、糸から「お館さまは、殿を認めておられました。普段から努力する事を惜しまぬ氏真は、いつか天賦の才をもつ元康を超えると」

「いつか、あの二人が、この国を発展してくれると、それを桶狭間の合戦が終わったら、おっしゃるつもりでした」と言われて、ついに今川氏真は「分かった。家康よ。我らは北条へ行く。力を貸してくれ」と頭を下げます。

徳川家康は、二人を北条に送り届けますが、武田信玄はこれを聞いて「我らを裏切ったのか」と激怒してしまうのです!

朝倉義景を討伐する口実は実に巧妙』

徳川家康は、今川との長い戦いを終えると、京の都へ上洛しますが、そこで本多忠勝が、浅井長政の家臣と喧嘩をしてしまい、織田信長の家臣から、どの家臣が喧嘩をしたのかと問い詰められます。

しかし、浅井長政のとりなしによって、事なきを得ますが、織田信長朝倉義景を討伐するために、徳川家康に協力を求めてしまうのです。

実は、織田信長朝倉義景を討伐する口実は、実に巧妙であり、一説には明智光秀が「将軍、足利義昭公の名前によって、上洛するように命じるのです。もし、これを断れば、朝倉を討伐する口実ができます」と進言しました。

征夷大将軍は、武家の頂に立つ者であり、これに逆らうは不忠であるので、討伐する口実ができる訳ですが、朝倉義景は織田を朝倉家よりも下に見ていたので、最初から出てくる訳がないと踏んでいたのです。

それを知った上で、上洛を命じる訳ですから、朝倉義景を討伐する口実は、実に巧妙に仕掛けられた罠と言えますね。

大河ドラマ 『どうする家康 第12話』のまとめ

第12話では、徳川家康今川氏真を大事に思っている所が描かれていますが、実際に徳川家康今川氏真や糸を最後まで面倒を見ました。

徳川秀忠の御代になるまで、糸は天寿を全うして、今川氏真との間で出来た子供は、徳川秀忠に仕えた訳ですから、今回の話はあながち間違っていないのかもしれません。

次回は、浅井長政が出てきて、織田信長朝倉義景を討伐しようとするので、どのように描かれるのか楽しみですね。