酒蔵に女子が入れない理由を解説!朝ドラ『らんまん 第4話』

引用:https://www.nhk.jp/p/ranman/ts/G5PRV72JMR/blog/bl/pkLm3a5nL6/

朝ドラ『らんまん 第4話』で、女子が酒蔵に入っては行けないというシーンがあるので、なぜ入っては行けないのか?その理由について解説します。

朝ドラ『らんまん 第4話』のキャスト

らんまんは、2023年4月3日から放送開始されました。

監修&演出

  • 監修:田中伸幸
  • 演出:渡邊良雄&津田温子&深川貴志

登場人物&俳優

  • 西村寿恵子(演:浜辺美波)牧野寿衛子がモデルとなる人物
  • 槙野万太郎-青年時(演:神木隆之介)植物学の研究者
  • 槙野万太郎-幼少時(演:森優理斗)高知の裕福な酒造業の跡取り息子
  • 槙野万太郎-少年時(演:小林優仁)9〜12歳の頃の槙野万太郎
  • 槙野ヒサ(演:広末涼子)槙野万太郎の母
  • 槙野綾-青年時(演:佐久間由衣)槙野万太郎の姉
  • 槙野タキ(演:松坂慶子)槙野万太郎の祖母
  • 竹雄-青年時(演:志尊淳)酒蔵『峰屋』の番頭の息子
  • 竹雄-称念寺(演:井上涼太)槙野万太郎の世話を命じられる少年
  • 天狗-坂本龍馬(演:ディーン・フジオカ)神社で槙野万太郎と出会う

朝ドラ『らんまん 第4話』のストーリー

槙野タキは、孫を強い体にするために、竹雄に槙野万太郎を押さえつけさせて、強引にお灸を背中に置いていきます。

槙野万太郎は「離せぇ、竹雄」と叫びますが、槙野タキは「離してはいかん!」と一喝するので「はい」と言って離そうとしませんでした。

すっかり、気分を悪くして、槙野万太郎は外へ行き、すねていると、竹雄がやってきて、強引に家へ連れ戻されます。

槙野万太郎は、竹雄の足を蹴り、腕に噛み付いてしまい、姉から「いかん、言うたろう!」と怒られると、酒蔵に駆け込んでしまいます。

思わず、姉は追いかけていき、酒蔵に入って行くと、親方に捕まえられて、外へ連れ戻されて「女子(おなご)は、酒蔵に入ってはいかんきぃ。女子が酒蔵に入ったら、酒が腐るきぃ」とさとします。

酒蔵には、神様がいて、女子が入る事を嫌っているという風習が残っていて、決して女子を入れてはいけなかったのです。

槙野万太郎は驚いて、外へ戻っていき「お姉ちゃんを怒らんといて、わしが、酒蔵に入ったせいじゃ」と訴えますが「ぼう、酒蔵には女子が入っては行かんと決められているのです」

なぜ、女子が入ったら行かんのじゃと納得できませんでしたが、親方が周りの者に「おい、酒蔵を清めておけ」と言ってしまうのです。

槙野万太郎は、母に訴えようとすると、槙野ヒサは病が重くなってしまっていて、いつ亡くなってもおかしくない状況に陥ってしまいました。

あわてて、神社へ駆け込み、母はを救ってくれるように訴えますが、その声は、天狗や神さまに届くのでしょうか?

『酒蔵が女人禁制になった理由』

実は、酒蔵が女人禁制になった説はいくつもあって、それは以下の通りです。

  • 男性に比べて、女性は大人になっていくと出血しやすい為
  • 酒蔵は大掛かりで力仕事なので、男性向きの仕事と考えられていた為
  • 多くの男が働いている所に女が入るのは危険である為

女性は年頃になっていくと、赤ちゃんを産むための準備段階に入っていくので、下半身から出血をしていき、これが酒にあまり良い影響を与えないと考えられている説があります。

参照元https://jp.sake-times.com/think/study/sake_g_no-woman-admitted

さらに、江戸時代の頃は、酒を作るのは大掛かりで、力仕事なので、男でないと難しい部分があったので、女人禁制になったと考えられている説もあるのです。

そして、多くは男が働いているので、そこに女が一人か二人だけ入るのは、何か問題が起きるのを防ぐためという考えもあります。

実際に、現代でも、多くの男が働く職場に、女が働こうとしたら、セクハラをされるケースが残念ながらあります。

朝ドラ『らんまん 第4話』の見所とまとめ

酒蔵に女が入ってはいけないという話が出てきましたが、これは船や相撲でもある話であり、最近では甲子園のマウンドに女が入る事が話題になった事さえありました。

なにやら、時代遅れの差別的な話であり、女にとっては、あまり気分の良い話ではありませんね。

しかし、昔に起きていた事を忠実に放送する事も大事なので、この辺りは仕方のない所かもしれません。