ドラマ『だが、情熱はある 第9話』で、オードリーの新しいスタイル『ズレ漫才』が、なぜ認められたのか?その理由について紹介します。
ドラマ『だが、情熱はある 第9話』のキャスト
だが、情熱はあるは、から放送開始されました。
脚本&演出
- 脚本:今井太郎
- 演出:狩山俊輔・伊藤彰記・長沼誠
登場人物&俳優
- 若林正恭(演:髙橋海人)オードリーのツッコミ担当
- 山里亮太(演:森本慎太郎)南海キャンディーズのツッコミ担当
- 春日俊彰(演:戸塚純貴)オードリーのボケ担当
- 山崎静代(演:富田望生)南海キャンディーズのボケ担当
- 島貴子(演:薬師丸ひろ子)TVプロデューサー
- 高山三希(演:坂井真紀)南海キャンディーズのマネージャー
- 谷勝太(演:藤井隆)ベテラン芸人
- 丸山花鈴(演:渋谷凪咲)山里が好きになる女性
- 橋本智子(演:中田青渚)若林が好きになる女性
- 鈴代(演:白石加代子)若林のお笑いを見にいく女性
- 若林徳義(演:光石研)若林の父親
- 若林知枝(演:池津祥子)若林の母親
- 若林麻衣(演:箭内夢菜)若林の姉
- 若林麻衣-幼少期(演:古川凛)若林の姉が幼かった頃
- 若林鈴代(演:白石加代子)若林の祖母
- 山里勤(演:三宅弘城)山里の父
- 山里瞳美(演:ヒコロヒー)山里の母親
- 山里周平(演:森本晋太郎)山里の兄
ドラマ『だが、情熱はある 第9話』のストーリー
山里亮太は、ロケ先で仕事をしていても、そこでも、しずちゃんばかりが、もてはやされてしまい、嫉妬のあまり睨みつけてしまいます。
そこに、TVプロデューサーの島貴子が「つまらなそうね?」と声をかけてきて「いえ、そんな事は……あの、以前に、悔しい気持ちとか忘れないでと言ってましたよね」
「言ったねぇ」「その気持ちを忘れるどころか、増えていくいっぽうなんですけど」
島貴子は、その言葉を聞いて「私もね、この番組をしているけど、視聴率が悪くて、悔しくてね」と意外な事を言われてしまい、山里亮太は呆然としてしまいます。
その頃、若林正恭は、放送作家から「あの子(春日俊彰)が、なんでツッコミをやってんの?あの子、ポンコツだよ」と言われてしまい、考え込んでいたら、ある事を思いついたのです。
それは、自分がぼけて、それに春日俊彰がズレたつっこみをして、それに自分がつっこむという今までにないスタイルでした。
オードリーが変わろうとしていたのに、山里亮太は、映画『フラガール』がヒットして、しずちゃんが女優としても活躍していた事に、嫉妬しか感じていませんでした。
若林正恭は、新しいスタイルのお笑いに磨きをかけていき、M1に出場して、ついに準優勝する事ができました。
今までリードをしていた山里亮太は「やだなぁ、面白い芸人が新たに出てくるのは」とぶつやいしまいますが、いよいよ二人が一緒に仕事をする日が近づいていたのです!
オードリーの『ズレ漫才』が認められた理由
若林正恭が考え出した『ズレ漫才』は、オードリーの新しいスタイルとなって、多くの人たちに認められました。
なぜ、これほどズレ漫才が認められたのか?それは、今までの日本のお笑いにないスタイルだったのが大きいです。
今までのスタイルは、1人の相方がぼけて、もう1人の相方が突っ込むものでした。ところが、ズレ漫才では、まずはぼけて、そこに少しズレたツッコミをして、それに、さらに突っ込むというものでした。
- 従来の漫才:Aがボケて、Bが突っ込む
- ズレ漫才:Aがボケて、Bがズレたツッコミをして、Aがそれに突っ込む
今まで、あまり見た事がないスタイルに、お笑いに厳しい批評をしていた人でさえ「うん、面白いね」と太鼓判を押すほどでした。
見る人によっては、ズレたツッコミをした時に『今のツッコミは、あまり面白くないなぁ』と思っていたら、ボケ役が意表をつかくのように逆ツッコミをして、思わず笑ってしまいます。
この意表をつくスタイルが、効いて、ズレ漫才が認められていった訳ですね。
ドラマ『だが、情熱はある 第9話』の見所とまとめ
第9話では、ついにオードリーが日の目を見る事になりましたが、ズレ漫才とは、よく考えたものです。
自分は、漫才はあまり見ないほうですが、オードリーが他のお笑いと少し違う感じがするのは、このズレ漫才だった訳だったんですね。
TVの画面では、いつもニコニコしてお笑いをしていますが、その裏では、どれだけ、芸人さんたちが、もがき苦しんで、お笑いのネタを作っているのか?よく分かるドラマです。