大河ドラマ『どうする家康 第27話』で、織田信長が「乱世を鎮めるよりも、太平の世を築くほうが難しい」と言いました。
なぜ、天下を鎮めるよりも、太平の世を築くほうが難しいのか?その理由について紹介しましょう。
大河ドラマ 『どうする家康』のキャスト
どうする家康に登場する人物や俳優たちは、以下の通りです。
徳川家
- 徳川家康(演:松本潤)のちの徳川家康
- 徳川信康(演:細田佳央太)徳川家康と築山殿の嫡男
- 松平広忠(演:飯田基祐)竹千代の父で、家臣の裏切りにあう
- 於大の方(演:松嶋菜々子)徳川家康の母
- 築山殿-瀬名(演:有村架純)松平元康の妻になり、歴史上では悪女と評される
- お葉(演:北香那)徳川家康の側室で、督姫を産む
- お万(演:松井玲奈)徳川家康の側室で、結城秀康を産む
- 亀姫(演:當真あみ)徳川家康と築山殿の娘で、奥平信昌に嫁ぐ
- 於愛の方(演:広瀬アリス)徳川家康の側室で、徳川秀忠たちを産む
- 登与(演:猫背椿)徳川家康の叔母で、酒井忠次の妻となる人物
- 酒井忠次(演:大森南朋)徳川四天王の筆頭で、柴田勝家を撃退した程の重臣
- 本多忠勝(演:山田裕貴)徳川四天王の一人で、徳川家の随一の猛将
- 榊原康政(演:杉野遥亮)徳川四天王の一人で、武田軍を翻弄する知将
- 井伊直政(演:板垣李光人)徳川四天王の一人で、井伊の赤備えは特に有名
- 鳥居元忠(演:音尾琢真)徳川家の忠臣で、伏見城を死守しようとする武将
- 大久保忠世(演:小手伸也)徳川家の重臣で、武田信玄から一目置かれる武将
- 平岩親吉(演:岡部大)松平信康の傅役(もりやく)
- 鳥居忠吉(演:イッセー尾形)松平家の老臣で、竹千代を支える武将
- 服部半蔵 -正成(演:山田孝之)徳川家康のもとで、忍びの仕事を引き受ける武将
- 石川数正(演:松重豊)豊臣家へ謎の出奔をする重臣
- 本多正信(演:松山ケンイチ)徳川家の随一の知将として知られる武将
- 夏目広次(演:甲本雅裕)三方ヶ原の戦いで、徳川家康の身代わりになる忠臣
- 本多忠真(演:波岡一喜)三方ヶ原の戦いで、奮戦する武将
- 渡辺守綱(演:木村昴)今川家との戦いで奮戦して『槍半蔵』と恐れられる武将
- 大鼠(演:千葉哲也)服部半蔵に使える忍び
- 女大鼠(演:松本まりか)大鼠の娘
- 久松長家(演:リリー・フランキー)桶狭間の戦いの後に松平家に従う
- 松平昌久(演:角田晃広)桶狭間の戦いで討ち死にする武将
- 山田八蔵(演:山田重英)徳川の忠義を貫く家臣
- 大岡弥四郎(演:毎熊克哉)徳川を裏切る逆臣
今川家
- 今川義元(演:野村萬斎)東海一の弓取りと評される駿遠三の大大名
- 今川氏真(演:溝端淳平)松平元康の才覚に嫉妬する今川義元の後継
- お田鶴(演:関水渚)今川義元の義妹で、瀬名の盟友
- 糸(演:志田未来)三国同盟のために、今川氏真に嫁ぐ人物
- 関口氏純(演:渡部篤郎)瀬名姫の父で、今川家の悲劇の武将として知られる
- 巴(演:真矢ミキ)関口氏純の妻で、一説には今川義元の妹として知られる
- たね(演:豊嶋花)瀬名の侍女
- 鵜殿長照(演:野間口徹)今川家の西進作戦で功績をあげる重臣
織田家
- 織田信長(演:岡田准一)徳川家康と同盟を結ぶが魔王と恐れられる革命児
- 織田信秀(演:藤岡弘)織田信長の父であり、今川や斎藤と争うほどの大名
- お市(演:北川景子)織田信長の妹で、戦国一の美女と評される
- 五徳-督姫(演:久保史緒里)織田信長の娘で、徳川信康に嫁ぐ
- 藤吉郎(演:ムロツヨシ)機転が利く男であり、のちの豊臣秀吉
- 柴田勝家(演:吉原光夫)織田四天王の一人で、甕割り柴田の異名を持つ
- 明智光秀(演:酒向芳)織田四天王の一人だが、謎の謀反を起こす
- 佐久間信盛(演:立川談春)織田信長に反論して、恨まれる重臣
武田家
- 武田信玄(演:阿部寛)武田騎馬軍団を率いて、徳川家康を苦しめる大名
- 武田四郎勝頼(演:眞栄田郷敦)武田信玄の後継者
- 山県昌景(演:橋本さとし)武田家、随一の猛将
- 穴山梅雪-信君(演:田辺誠一)徳川・織田連合軍の内応に従う裏切り者
その他
- 浅井長政(演:大貫勇輔)北近江の戦国大名で、妻はお市の方
- 水野信元(演:寺島進)徳川家康の叔父にあたる大名
- 登譽上人(演:里見浩太朗)徳川家の旗印となる言葉をさずける住職
- 空誓上人(演:市川右團次)三河の一向一揆を引き起こす僧侶
- 千代(演:古川琴音)空誓上人に協力する謎の人物
- 茶屋四郎次郎(演:中村勘九郎)本能寺の変を徳川方に知らせた人物
- おふう(演:天翔愛)奥平貞昌の妻で、武田方によって処刑される人物
大河ドラマ『どうする家康 第27話』のストーリー
徳川家康は、織田信長の前で、えびすくいの踊りを披露してしまい、家臣たちが妻子を死に追い込まれておきながら、こびへつらう主君の姿を見るにたえて憤慨してしまいます。
夜になり、家臣たちは密かに集まり、徳川家康に「何を考えておられるのか、心のうちをお聞かせくだされ、そうでなければ、これ以上、殿についていけませぬ」
「そうじゃな、いい頃合いだと思っていた。わしは信長を殺す」
その言葉を聞いて家臣は愕然としてしまいますが、羽柴秀吉は中国攻め・柴田勝家は北国攻めで、有力な家臣たちは各地に散らばり転戦して、機内は戦力がほとんどいない状況でした。
家臣たちは「問題は、機内にいる明智光秀じゃ」と懸念を示しますが、徳川家康は「それを遠くにやる策がある」と意味深な言葉をつぶやきます。
織田信長は、自分をもてなしてくれた徳川家康に返礼の印として、安土でもてなすと約束してくれたので、徳川家康は多くの重臣たちと一緒に、安土へ向かいました。
ところが、そこで饗応役(きょうおうやく)の明智光秀が、用意した淀の鯉が膳で運ばれると、徳川家康は鼻をくんくんと、何やら臭うような仕草を見せます。
織田信長は、食べるのを辞めさせると、明智光秀が言い訳をしようとして、烈火のごとく怒り、叩きのめしてしまいます。
明智光秀は饗応役を解任されて、中国攻めに加わる事になり、織田信長はわずか100ぐらいの供で本能寺に入りました。
徳川家康は、その知らせを聞いて「できる、わしはやってみせる。信長を討つ。わしが、天下を取る」と決意しますが、はたして上手くいくのでしょうか?
『天下を鎮めるよりも太平の世を築くほうが難しい理由』
織田信長は、天下を鎮めるよりも太平の世を築くほうが難しいと言っていましたが、実際に豊臣秀吉の天下は長く続かず、明治維新の時も幕府を滅ぼしても身内の争いが絶えませんでした。
なぜ、天下を鎮めるよりも、太平の世を築くのが、ここまで難しいのか?それは、天下統一とうい目標を達成するまでは、多くの者たちが同じ目標に向かって、争いが起きづらくなるからです。
しかし、天下が統一されてしまえば、目標を無くして、やがて自分のほうが手柄をたてたと騒ぎ出して、内部から争いが起きやすくなります。
織田信長のように、よほど部下に苛烈な仕打ちをしない限りは、天下が定まるまで、内部崩壊する可能性は極めて低いのです。
織田信長は、多くの争いを見てきたので、それを知っていましたが、豊臣秀吉はあとの事をあまり考えられずに亡くなってしまいました。
徳川家康は、織田信長や豊臣秀吉の一生を近くで見ていたので、乱世を鎮めた後に、力のある大名を遠方へ飛ばして、多くの法を作り、太平の礎を築き上げました。
さらに言えば、織田信長は朝廷にも目を光らせていたので、朝廷との関わり合いも、乱世を鎮めるのに困難を極めるものと思っていたのでしょう。
そうった事を考えれば、太平の世を築くのが難しい理由としては、功労者の反乱を防ぐ事と、朝廷との関わり合いと言えますね。
大河ドラマ 『どうする家康 第27話』のまとめ
第27話では、乱世を鎮める事よりも、太平の世を築くほうが難しいと打ち明けていましたが、この言葉が徳川家康に与えた影響が大きいという風に、ストーリーが展開されていきそうですね。
次回は、いよいよ本能寺の変が起きるので、どうなっていくのか期待しましょう。