引用:https://www.nhk.jp/p/ranman/ts/G5PRV72JMR/blog/bl/pkLm3a5nL6/
朝ドラ『らんまん 第85話』では、森有礼(演:橋本さとし)が登場して、文部大臣となります。
この森有礼という政治家は実在していて、日本の教育に大きな偉業を成し遂げた人物なので、詳しく紹介しましょう。
朝ドラ『らんまん』のキャスト
らんまんは、2023年4月3日から放送開始されました。
監修&演出
- 監修:田中伸幸
- 演出:渡邊良雄&津田温子&深川貴志
登場人物&俳優
- 槙野寿恵子(演:浜辺美波)牧野寿衛子がモデルとなる人物
- 槙野万太郎-青年時(演:神木隆之介)植物学の研究者
- 槙野万太郎-幼少時(演:森優理斗)高知の裕福な酒造業の跡取り息子
- 槙野万太郎-少年時(演:小林優仁)9〜12歳の頃の槙野万太郎
- 槙野ヒサ(演:広末涼子)槙野万太郎の母
- 槙野綾-青年時(演:佐久間由衣)槙野万太郎の姉
- 槙野綾-幼少期(演:太田結乃)弟を優しく見守る少女
- 槙野タキ(演:松坂慶子)槙野万太郎の祖母
- 西村まつ(演:牧瀬里穂)西村寿恵子の母親で、白梅堂を経営する人物
- 井上竹雄-青年時(演:志尊淳)酒蔵『峰屋』の番頭の息子
- 井上竹雄-称念寺(演:井上涼太)槙野万太郎の世話を命じられる少年
- 天狗-坂本龍馬(演:ディーン・フジオカ)神社で槙野万太郎と出会う
- 池田蘭光(演:寺脇康文)名教館の学頭
- 堀田寛太(演:新名基浩)槙野万太郎の幼馴染
- 幸吉(演:笠松将)峰屋で働く青年
- 野田基善(演:田辺誠一)槙野万太郎が憧れる植物学者
- 槙野万太郎が憧れる植物学者
- 楠野喜江(演:島崎和歌子)自由民権運動を応援する女性
- 早川逸馬(演:宮野真守)自由民権運動家
- 中濱万次郎(演:宇崎竜童)ジョン万次郎とも呼ばれる男
- 市蔵(演:小松利昌)峰屋の番頭で、竹雄の父親
- 広瀬佑一郎(演:中村蒼)槙野万太郎の元学友
- 倉木隼人(演:大東駿介)トランクを狙おうとして、槙野万太郎と知り合う
- 倉木えい(演:成海璃子)質屋で槙野万太郎と出会う女性
- 堀井丈之助(演:山脇辰哉)小説に熱を入れる落第生
- 江口りん(演:安藤玉恵)十徳長屋の差配人
- 宇佐見ゆう(演:山谷花純)十徳長屋の住民で、小料理屋の女中
- 堀井丈之助(演:山脇辰哉)十徳長屋の住人で、東京大学の落第生
- 及川福治(演:池田鉄洋)十徳長屋の住人で、魚の干物売り
- 及川小春(演:山本花帆)及川福治の娘
- 西村まつ(演:牧瀬里穂)西村寿恵子の母親で、白梅堂を営んでいる人物
- 笠崎みえ(演:宮澤エマ)西村寿恵子の叔母
- 阿部文太(演:池内万作)白梅堂の菓子職人
- 田邊彰久(演:要潤)東京大学の植物学の初代教授
- 徳永政市(演:田中哲司)東京大学植物学教室の助教授
- 大窪昭三郎(演:今野浩喜)徳永政市に媚びへつらう講師
- 細田晃助(演:渋谷謙人)植物学の学生で、髪がす少しパーマ
- 波多野泰久(演:前原滉)植物学の学生で、丸メガネをかけた生徒
- 藤丸次郎(演:前原瑞樹)植物学の学生で、少しぽっちゃりした生徒
- 野宮朔太郎(演:亀田佳明)大学で、そっけない態度を取る男子
- クララ・ローレンス(演:アナンダ・ジェイコブス)音楽・ダンスの講師
- 高藤雅修(演:伊礼彼方)元薩摩藩士の実業家
- 大畑義平(演:奥田瑛二)大畑印刷所の工場主
- 大畑イチ(演:鶴田真由)大畑義平の妻
- 大畑佳代(演:田村芽実)大畑夫婦の娘
- 岩下定春(演:河井克夫)大畑印刷所の絵師
- 聡子(演:中田青渚)田邊彰久教授の妻
- 伊藤孝光(演:落合モトキ)シーボルトの助手の家族
- 美作(演:山本浩司)動物学の教授
- 森有礼(演:橋本さとし)文部大臣になる政治家
朝ドラ『らんまん 第85話』のストーリー
槙野寿恵子は、田邊彰久の家の近くまで来ていましたが、入る勇気が持てなくて「やっぱり、帰ろうか」と赤ちゃんに話しかけてしまいます。
そこに田邊彰久教授に仕える女中が現れて「何か?」と話しかけてきて「い、いえ」と驚いてしまいます。
もう、引き返せないと思って、お土産を女中に渡してもらうように頼むと「この忙しいのに」と、ぶつぶつと言いながら家の廊下を歩いていき、聡子に「さっき、寿恵子という方が、これを」
聡子は『え?お寿恵さんが』と驚きますが、政治家の森有礼がやってきたので、夫と一緒に歓待しなくてはいけませんでした。
森有礼は、文部大臣になる事が間違いないと思われていた政治家でしたが、聡子に「この男(田邊彰久)は、凄い男でな、アメリカにいくなり、いきなり勉学に励もうとしてな」
「あの時は若かったのです」「いやいや、あのぐらい、なくてはいかん」
森有礼は高らかに笑い飛ばして、政治家として出世をすると同時に、田邊彰久が東大の校長に就任しました。
しかも、徳永政市が外国へ留学したので、大窪昭三郎が植物学を取り仕切る事になったのです。
大窪昭三郎や生徒たちは、田邊彰久がやってきたので「校長就任、おめでとうございます」とお祝いの言葉を述べます。
槙野万太郎は、その後にやってきて、自分が作り上げた植物図譜を見せると、大窪昭三郎や多くの生徒たちが『これがムジナモ?すごい』と、完成度の高さに舌を巻きました。
ところが、田邊彰久は自分の名前が植物図譜に何も書かれていない事に、頭にきて「お前は、自分一人だけの手柄しか考えていないんだな。ミスター槙野、今後、東大の出入りを禁ずる」
衝撃的な言葉に、槙野万太郎は戸惑ってしまいますが、今後どうなってしまうのでしょうか?
『森有礼(橋本さとし)が実際に行った偉業について紹介』
森有礼(橋本さとし)は、外国官権判事の時には、月給二百円をもらえる身分だったのに「三十円で十分」と自ら減給してもらうように、申し出たほどの人物でした。
しかも、第1次伊藤内閣の下で初代文部大臣に就任して、明治19年には、学位令を発令して、大博士と博士の二等などを定めます。
森有礼は、小学校への4年間の就学のために『義務教育』という言葉を打ち出して、これが後に6年に延長されて、全国の小学校の就学率は90%にも達しました。
参照元:https://nihonsi-jiten.com/gakusei-gakkoure-kyoikurei-chigai/
さらに、様々な学校制度にも尽力した人物であり、日本の近代教育の根幹は、森有礼によって成し遂げられたと言っても、過言ではない人物でした。
朝ドラ『らんまん 第85話』の見所とまとめ
森有礼(橋本さとし)が登場して、田邊彰久は校長に就任しますが、槙野万太郎が植物図譜に田邊彰久の名前を全く書いていませんでした。
良い図譜を作る事だけが恩義に報いる事と勘違いしていたようですね。何かを成し遂げる際には、相手が何を望んでいるのか?それを察しなければ、人とのコミュニケーションは難しいものがあります。
大窪昭三郎が、あわてて「田邊教授の名前を入れて、今すぐ刷りなおせ」と言っても「え?」とキョトンとしてしまい、此の期に及んでも、察する事ができないとは少し残念な感じがしましたね。