生来性犯人説は乱暴な学説なのに功績として認められた理由!ドラマ『ハレーションラブ 第2話』

引用:https://www.tv-asahi.co.jp/halation_love/

ドラマ『ハレーションラブ 第2話』では、見た目だけで犯罪者になるのかどうか分かるという生来性犯人説が紹介されていました。

かなり乱暴な学説ですが、これを発表した医師は、功績者として認められている側面もあるので、その理由について紹介しましょう。

ドラマ『ハレーションラブ 第2話』のキャスト

ハレーションラブ 第話は、2023年8月5日から放送開始されました。

脚本&演出

  • 脚本:若杉栞南
  • 演出:内藤瑛亮&長部洋平&高杉考宏&竹園元

登場人物

  • 深山朱莉(演:髙橋ひかる)母の仕事を手伝う女子大生
  • 浅海恭介(演:眞島秀和)ミヤマカメラを訪れる客
  • 藤原昴(演:一ノ瀬颯)深山朱莉の幼馴染
  • 橋本隼人(演:栁俊太郎)自動車整備工場の社員
  • 槙田柚生(演:吉村界人)星合台大学の学生課職員
  • 深山那津子(演:濱田マリ)深山朱莉の母親
  • 小田桐真美(演:内藤理沙)星合台の外からやって来た探偵
  • 三原椎奈(演:川瀬莉子)深山朱莉のクラスメート
  • 加賀武(演:嶋田久作)交番勤務の元巡査
  • 加賀孝之(演:猪塚健太)星合台の交番に勤務する巡査

ドラマ『ハレーションラブ 第2話』のストーリー

深山朱莉は、外に赤い短冊が多く飾られている事に驚いてしまって、すぐに短冊を外そうとすると、浅海恭介や深山那津子たちも一緒に手伝ってくれました。

おまわりの加賀孝之は、市民に事情を聞いた上で、深山朱莉に「監視カメラを見たら、犯人が分かるかもしれない」と声をかけてきますが、監視カメラは赤く染まっていたのです。

犯人は、犯行がバレないように、事前に赤スプレーみたいなものをかけていた可能性があり、加賀孝之は「パトロールを増やしてみるよ」と約束して立ち去って行きました。

深山朱莉は、浅海恭介に「短冊に願い事を叶うと不吉な事が起きるって、みんな信じているんです」「不吉な事?」

「15年前の七夕の日、ある家に火があがって、そこには男の子の遺体が見つかって、赤い短冊に、どこか遠くへ行けますようにって書かれていたんです」

イジメを苦に自殺をしたと言われていたのですが、その真相は闇のままになっていて「あきら君は、遠くへ行ってしまったんです」「あきらくん?」「友達のお兄ちゃん」

それから、短冊に願い事を書くと、叶ってしまうと言われるようになってしまいました。今回の赤い短冊にも、同じ事が書かれていたので、深山朱莉は心配で仕方ありませんでした。

翌日、学校の犯罪心理学の授業を受けようとすると、壇上に現れた教師が、浅海恭介だったので驚いてしまいます。

授業が終わり、深山朱莉は家に帰ろうとすると、自分の顔写真や作品などがイタズラされていて、恐怖を感じてしまいました。

しかし、浅海恭介が、ボロボロになった作品を見つけてきて、渡してくれたので「ありがとうございます」とお礼を言いますが、誰がこんなイタズラをしたのでしょうか?

『生来性犯人説は乱暴な学説なのに功績として認められた理由』

引用:https://www.tv-asahi.co.jp/halation_love/story/0002/

三原椎奈は「犯罪心理学者は、犯罪者のような顔になるのか検証しているの」と嬉しそうに喋っていて、藤原昴は呆れ果ててしまいます。

そこに、浅海恭介が教師として現れると、犯罪者っぽくない顔をしているので、藤原昴は「ハズレだな」と言いますが「いや、ああいう甘いマスクで女子生徒を自宅に連れ出して、殺害してんの」

その話が聞こえたのか?浅海恭介は「左右不均等な頭蓋骨、長い下あご、ひらたい鼻、まばらなアゴヒゲ、こういった特徴のある者は産まれながらの犯罪者で、生来性犯人説です」と話だします。

「こんな現在では考えられない学説を唱えたのは、イタリアの精神科医です。外見で判断するのも同じ事です。外見で判断するのは、許される事ではありません」

三原椎奈は「ふるぼっこじゃん」と苦笑いしてしまいます。

実際に、外見だけで犯罪者になるというのは、かなり乱暴な学説ですが、イタリアの医師・チェーザレ・ロンブローゾが、初めて犯罪者の特徴を研究した事については、大きな功績と言われています。

参照元http://www.hanzaishinri.com/archives/1157784.html

犯罪者の特徴を研究していけば、どういった人物が犯罪者になってしまうのか?原因を探っていき、対策を講じれば犯罪率を低下させられる可能性はあります。

例えば、アメリカのニューヨーク市では、小さな犯罪であるイタズラ書きを減らしていったら、犯罪率を低下させる事に成功できたという実例があります。

これは、小さな犯罪であっても、間違っている事が堂々と行われているのを見た人が「ここでは、このぐらいの事は許されるんだな」と新たな犯罪を誘発する恐れがあります。

このように犯罪が行われる事について研究をして、対策を講じるのは重要な事なので、生来性犯人説のような考え方は間違っていると思いますが、犯罪者の特徴を研究した事が功績と考えられるのは皮肉な話です。

外見で犯罪者になるのかどうか?それを決めるのは論外ですが、いたずら書きが増えた場合とか、そういう行為によって、犯罪が増えるのかどうか?研究するのは重要な事ですね。

ドラマ『ハレーションラブ 第2話』の見所とまとめ

第2話では、生来性犯人説という話が出てきましたが、かなり乱暴な話ですね。恐らくですが、異性からモテない外見をしていたら、それを不満に抱いて、犯罪に走ってしまう人が多少いたのかもしれません。

少し割合が多くなっただけであり、そういった特徴の人が犯罪者になるとは決まらないので、やはり人は見た目で判断しないほうが良いでしょう。