大河ドラマ『どうする家康 第32話』で、羽柴秀吉は危険を承知で、なぜか三河中入りという危険な策を採用してしまいます。
そこには、羽柴秀吉の冷製な判断による5つの理由があったので、詳しく紹介しましょう。
大河ドラマ 『どうする家康』のキャスト
どうする家康に登場する人物や俳優たちは、以下の通りです。
徳川家
- 徳川家康(演:松本潤)のちの徳川家康
- 徳川信康(演:細田佳央太)徳川家康と築山殿の嫡男
- 松平広忠(演:飯田基祐)竹千代の父で、家臣の裏切りにあう
- 於大の方(演:松嶋菜々子)徳川家康の母
- 築山殿-瀬名(演:有村架純)松平元康の妻になり、歴史上では悪女と評される
- お葉(演:北香那)徳川家康の側室で、督姫を産む
- お万(演:松井玲奈)徳川家康の側室で、結城秀康を産む
- 亀姫(演:當真あみ)徳川家康と築山殿の娘で、奥平信昌に嫁ぐ
- 於愛の方(演:広瀬アリス)徳川家康の側室で、徳川秀忠たちを産む
- 登与(演:猫背椿)徳川家康の叔母で、酒井忠次の妻となる人物
- 酒井忠次(演:大森南朋)徳川四天王の筆頭で、柴田勝家を撃退した程の重臣
- 本多忠勝(演:山田裕貴)徳川四天王の一人で、徳川家の随一の猛将
- 榊原康政(演:杉野遥亮)徳川四天王の一人で、武田軍を翻弄する知将
- 井伊直政(演:板垣李光人)徳川四天王の一人で、井伊の赤備えは特に有名
- 鳥居元忠(演:音尾琢真)徳川家の忠臣で、伏見城を死守しようとする武将
- 大久保忠世(演:小手伸也)徳川家の重臣で、武田信玄から一目置かれる武将
- 平岩親吉(演:岡部大)松平信康の傅役(もりやく)
- 鳥居忠吉(演:イッセー尾形)松平家の老臣で、竹千代を支える武将
- 服部半蔵 -正成(演:山田孝之)徳川家康のもとで、忍びの仕事を引き受ける武将
- 石川数正(演:松重豊)豊臣家へ謎の出奔をする重臣
- 本多正信(演:松山ケンイチ)徳川家の随一の知将として知られる武将
- 夏目広次(演:甲本雅裕)三方ヶ原の戦いで、徳川家康の身代わりになる忠臣
- 本多忠真(演:波岡一喜)三方ヶ原の戦いで、奮戦する武将
- 渡辺守綱(演:木村昴)今川家との戦いで奮戦して『槍半蔵』と恐れられる武将
- 大鼠(演:千葉哲也)服部半蔵に使える忍び
- 女大鼠(演:松本まりか)大鼠の娘
- 久松長家(演:リリー・フランキー)桶狭間の戦いの後に松平家に従う
- 松平昌久(演:角田晃広)桶狭間の戦いで討ち死にする武将
- 山田八蔵(演:山田重英)徳川の忠義を貫く家臣
- 大岡弥四郎(演:毎熊克哉)徳川を裏切る逆臣
今川家
- 今川義元(演:野村萬斎)東海一の弓取りと評される駿遠三の大大名
- 今川氏真(演:溝端淳平)松平元康の才覚に嫉妬する今川義元の後継
- お田鶴(演:関水渚)今川義元の義妹で、瀬名の盟友
- 糸(演:志田未来)三国同盟のために、今川氏真に嫁ぐ人物
- 関口氏純(演:渡部篤郎)瀬名姫の父で、今川家の悲劇の武将として知られる
- 巴(演:真矢ミキ)関口氏純の妻で、一説には今川義元の妹として知られる
- たね(演:豊嶋花)瀬名の侍女
- 鵜殿長照(演:野間口徹)今川家の西進作戦で功績をあげる重臣
織田家
- 織田信長(演:岡田准一)徳川家康と同盟を結ぶが魔王と恐れられる革命児
- 織田信秀(演:藤岡弘)織田信長の父であり、今川や斎藤と争うほどの大名
- お市(演:北川景子)織田信長の妹で、戦国一の美女と評される
- 五徳-督姫(演:久保史緒里)織田信長の娘で、徳川信康に嫁ぐ
- 藤吉郎(演:ムロツヨシ)機転が利く男であり、のちの豊臣秀吉
- 柴田勝家(演:吉原光夫)織田四天王の一人で、甕割り柴田の異名を持つ
- 明智光秀(演:酒向芳)織田四天王の一人だが、謎の謀反を起こす
- 佐久間信盛(演:立川談春)織田信長に反論して、恨まれる重臣
武田家
- 武田信玄(演:阿部寛)武田騎馬軍団を率いて、徳川家康を苦しめる大名
- 武田四郎勝頼(演:眞栄田郷敦)武田信玄の後継者
- 山県昌景(演:橋本さとし)武田家、随一の猛将
- 穴山梅雪-信君(演:田辺誠一)徳川・織田連合軍の内応に従う裏切り者
その他
- 浅井長政(演:大貫勇輔)北近江の戦国大名で、妻はお市の方
- 水野信元(演:寺島進)徳川家康の叔父にあたる大名
- 登譽上人(演:里見浩太朗)徳川家の旗印となる言葉をさずける住職
- 空誓上人(演:市川右團次)三河の一向一揆を引き起こす僧侶
- 千代(演:古川琴音)空誓上人に協力する謎の人物
- 茶屋四郎次郎(演:中村勘九郎)本能寺の変を徳川方に知らせた人物
- おふう(演:天翔愛)奥平貞昌の妻で、武田方によって処刑される人物
大河ドラマ『どうする家康 第32話』のストーリー
羽柴秀吉は、10万もの大軍で、徳川家康・織田信雄の連合軍2万と対峙します。
連合軍の間では「あれほどの大軍に対して、どうする?」と動揺が走りますが、本多正信が、羽柴秀吉を中傷する看板を立てさせるように進言して、あちこちに秀吉を罵る看板が立てられました。
その看板は、羽柴秀吉の目にも止まり「ワシが、野人?」と笑い飛ばしますが、内心では穏やかではいられなかったのです。
翌日、池田恒興は「筑前(秀吉)、わしの策がある。これより、我らの軍勢がぐるりと回っていき、三河の岡崎を狙う」と進言すると、羽柴秀長は「中入りですな」
羽柴秀吉は「それは少し危険な策じゃのう」と懸念を示しますが、池田恒興は引きさがろうとせず、羽柴の陣営で、わずかな亀裂が走っていきました。
羽柴秀吉は、ついに中入りの戦法を採用して、親戚の羽柴秀次を別働隊の総大将に任じ得て、3万もの中入り隊を出撃させます。
しかし、この知らせは徳川・織田の連合軍に知られており、徳川家康は「今こそ、我らが手で天下をつかむ時ぞ、出陣じゃ!」と号令をかけて、重臣たちは「おぉぉ!」と叫びました。
池田恒興たち中入り隊は、徳川軍の猛攻を受けて、池田恒興・森長可といった織田家の元重臣が相次いで戦死してしまいます。
羽柴秀吉は、救援に向かおうとしますが、あと一歩、及ばなかったのです。家臣たちは「家康は強い、どうやって勝ちます」と慌てますが、小牧長久手の戦いは、どうなっていくのでしょうか?
『羽柴秀吉が三河中入りという危険な策を採用した3つの理由』
羽柴秀吉は、危険を承知で、池田恒興の三河中入りという危険な策を取り入れたのは、以下の5つの理由が考えられます。
- 羽柴勢は、旧織田の家臣もいて一枚岩ではなかったので、やむを得なかった所
- 仮に失敗しても、目障りな池田恒興や森長可が戦死したら都合が良かった所
- 自分に従おうとしない家臣は戦で死ぬことがあるという事を示せる所
- 後継者の羽柴秀次に経験を積せまたかった為
- 降着状況に陥ったので、やむを得なかった所
羽柴勢は、旧織田勢もいて、一枚岩ではなかったので、やむを得なかった所がありました。さらに、失敗しても、自分にとっては目障りな池田恒興や森長可が戦死したら、都合が良かった所もあります。
そして、当時では、後継者ともくされていた羽柴秀次に、経験をつませたかった事もあって、三河中入りという危険な策を取り入れてしまったと考えられますね。
大河ドラマ 『どうする家康 第32話』のまとめ
第32話では、三河中入りが失敗しましたが、次に狙われるのは、織田信雄でしょう。この小牧長久手で、徳川軍が最終的な勝者になれなかったので、石川数正は孤立してしまったと考えられます。
次回は、その石川数正が、どのようにして孤立していくのか?注目していきたいですね。