尾碕真花の『鎌倉殿の13人』の夫の愛情には別の考えがあった!

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大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で、あき(演:尾碕真花)が、先立って亡くなった事により、夫は深く嘆き悲しんでしまい、愛情があふれているように見えました。

しかし、稲毛重成が妻に対する愛情には、別の考えがあったので詳しく紹介しましょう。

大河ドラマ『鎌倉殿の13人 第45話』のキャスト

鎌倉殿の13人の登場人物や俳優さんたちは、以下の通りです。

北条家

源氏勢力

その他

朝廷

大河ドラマ『鎌倉殿の13人 第45話』のストーリー

北条時政は、平家に仕えていたのに、娘の政子が源頼朝と深い関係に陥ってしまい、最初は源氏と関係を持つのは危険と反対していましたが、娘に押し切られて源氏に寝返ってしまいます。

やがて、平家と激しい戦いを繰り広げていく事になりますが、次第に勢力の拡大に成功していって、四女のあきは武蔵の豪族・稲毛重成と婚儀を結ぶ事になります。

あきと稲毛重成の夫婦仲は良かったのに、あきは病が重くなっていき亡くなってしまいました。

稲毛重成は、妻の供養のために、相模川に橋を架けました。ところが、そのあとに梶原景時の排斥連判状を出す事になって、稲毛重成も署名する事になってしまいます。

ようやく平家を討伐して、日の本が平和になったかに見えましたが、北条家と各豪族との間で、凄まじい権力闘争が起きるようになっていきました。

北条家は、さらなる権力を掌握するために、畠山家を追い詰めていき、北条時政の讒言(ざんげん)により、稲毛重成も殺害されてしまったのです。

尾碕真花の『鎌倉殿の13人』の夫の怨念』

あき(演:尾碕真花)の夫・稲毛重成は、史実によれば、妻に先立たれた事を嘆き悲しみ、相模川に橋をかけて供養までして、出家までしました。

ここまで聞くと、妻に対する愛情があふれていて、立派なように見えます。

しかし、この愛情には別の考えもあって、自分が生き延びるためだったのでしょう。

なぜなら、北条時政は欲深い人物であり、いつか自分も始末されるかもしれないと思って『出家までしたら、さすがに誅殺はしないだろう』と考えて、妻のためをよそおい出家したはずです。

実際に、古来の日本では、何か罪があれば一族もろとも始末される事が多かったのですが、出家したら、許す考えがありました。

この考えがあったからこそ、平清盛源義経が出家するのであれば、命だけは取らない事にしたのです(この考えが、のちに平家滅亡になります)。

そのため、稲毛重成の愛情には、自分が生き延びるための方便にも使われていて、別の考えまであった訳ですね。

しかし、北条時政の陰湿な性格は、それ以上で、出家しても目的達成のためには、殺害されてしまった訳で、なんとも切ない話です。

大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の見所とまとめ

あき(演:尾碕真花)の夫は、妻に対する愛情は深くて、夫婦仲が良かったのは紛れもない事実です。

しかし、妻のために出家をしたのは、自分が命を取られないための考えがあった可能性もあるので、歴史は奥深いものがあります。

それでも、北条時政の讒言によって、始末されたとあっては、あの世で、あきは、さぞ嘆き悲しんだ事でしょう。